« 森岡政務官の発言について | トップページ | 「諸君!」7月号 »

2005年6月 5日

「あづま」原稿

 以下は陸上自衛隊東部方面総監部の広報紙「あづま」5月25日付「OPINION 一言申し上げる」欄に掲載されたものです。普通の人にはあまり目に触れないものなので、こちらにも掲載しておきます。
-------------------------------------------
 自衛隊の役割は大きく変わった。
 それまでの自衛隊は、「自衛隊は憲法違反」とか、「非武装中立」などという、およそ現実を無視した議論が大真面目になされる中で、ともかく国民に国防を理解してもらい、国防力の存在を守ることにかなりのエネルギーが割かれていたといっても過言ではない。それこそ「自衛」隊である。
 しかし、その情況は冷戦終了後、約15年の間に劇的に変化した。今、自衛隊に求められているのは紛れもなく「軍」としての役割である。
 私は一昨年、予備自衛官補(技能・朝鮮語)を経て予備2等陸曹に任官した。拉致問題に取り組んでいるものとして、やがて自衛隊が被害者救出の重要な役割を果たすときがくると確信しているし、そのときに自分が後ろの安全なところにいるわけにはいかないというのが志願した理由である。職種や技能は違っても、私と同様予備自補から任官した仲間には、何か国家社会のために献身したいという思いを強く持ち、先の中越地震のときにも召集を心待ちにしていた人が少なくなかった。
 さらに、われわれ当事者以上に、国民の期待は高まっている。それは同時に、これまでと比べて遥かに重い責任を担わされているということだ。今や「軍」として何をするのかが注目され、期待されている時代である。もう、法律や世論を理由に逃げることは許されない。しかし、予備自衛官として片足の指先位自衛隊に漬っているものとして断言しておきたい。
 自衛隊は絶対に国民の期待に応えられる。

|

« 森岡政務官の発言について | トップページ | 「諸君!」7月号 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「あづま」原稿:

« 森岡政務官の発言について | トップページ | 「諸君!」7月号 »