西村眞悟衆議院議員の逮捕に関して
前の文にコメントをいただいた皆様、ありがとうございました。これと同様の趣旨ですが、本日(11/29)付の調査会メールニュースで以下の見解を「個人としての見解」と断った上で発表しました。
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今回のことについては、今後捜査及び法的措置が取られると思いますし、西村議員自身が責任を取ると言っているのですから、事態の進展を見守りたいと思います。
しかし、私は、横田めぐみさんの事件を契機に拉致問題が国民的関心事になっていったときから、共に関与してきたものとして、敢えて申しあげておきたいと思います。今回の結末がどうなるにせよ西村議員が拉致被害者の救出に当初から、かつ先頭に立って尽してきたことは絶対に否定できるものではありません。
私は、旧民社党当時のつながりから、横田めぐみさんの問題が明らかになった平成9年初め、議員会館の事務所を訪れ西村議員に救出への協力を依頼しました。当時は拉致問題など口に出すのも憚られるような状況でした。そして、だからこそ、西村議員にお願いしたのです。そして、西村議員はその場で救出のため行動することを約束、その後まもなく、西村議員は横田めぐみさん拉致問題に関わる質問主意書を提出、さらに拉致問題にとって極めて大きな転換点となった平成9年2月3日の衆議院予算委員会での質問をやってくれました。
今でこそ救出運動は国民的運動になり、多くの議員が拉致問題を取り上げ、200名を擁する超党派の拉致議連ができ、両院に特別委まで出来ていますが、当時は誰も取り上げる人はおらず、2月3日の質問のときは、同じ新進党の議員からヤジが飛んだ程でした。その厳しい状況の中で、西村議員は地道にこの問題に取り組んでくれました。この8年間、西村議員のやってくれたことは、今回のことで否定されるような次元の問題ではありません。ちなみに、今回逮捕された佐々木俊夫・政策秘書も同様に拉致問題には自ら苦労をかって取り組んできてくれました。
一方、これまで多くの与野党議員、あるいは議員秘書が北朝鮮との黒い繋がりを噂されてきました。どう考えてもそれが事実であるとしか思えない人も1人や2人ではありません。しかし、そのことを理由として司直の手が伸びたことはありません。付け加えて言えば、大阪府警も大阪地検も、原敕晁さんの拉致実行犯すら放置したままで、ごく通常の市民活動を営むことを許しています。私には、どうかんがえてもこちらの方がはるかに深刻な問題だと思います。
「国会議員として、拉致問題を解決できないことを申し訳なく思う」と言った人は、これまで何人もいませんでした。西村議員はその一人であり、口だけではなく、これまで身体を張って拉致問題をはじめとする国家の最重要課題に取り組んでくれました。私は今後の経過がどうなろうと、西村議員を支持します。そして一刻も早く拉致被害者救出の最前線に戻ってともに闘ってもらいたいと願う次第です。
つきましては、私自身は今後様々な形で西村議員及び佐々木秘書を支援していこうと思います。僭越ではございますが、ご賛同下さる方がおられましたら下記までご連絡いただければ幸いです。おそらく各所で支援の輪ができると思いますが、今後それに合流するにしても何にしても、できることをしていきたいと思います。
〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-8-401 戦略情報研究所気付 荒木宛
fax 03-5684-5059 Email k-araki@mac.email.ne.jp
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