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2006年11月13日

松本京子さん

松本京子さんの拉致認定が早々になされるとのニュースが流れている。実現すれば特定失踪者リストから初めてとなり、現在認定訴訟が行われている古川了子さんをはじめ、特定失踪者ご家族にすれば朗報である。ただ、何より大事なのは被害者の救出である。政府にもそれを忘れないで欲しいし、私たちも目標を誤らないようにしなければならないと思っている。
 以下は10日に発表したものである。

         松本京子さんの拉致認定報道について(11月10日調査会ニュース431号で発表)

 本日、昭和52(1977)年に鳥取県米子市から失踪した松本京子さんについて、拉致認定されるとの報道がなされた。認定が実現するなら、救出に向けて一歩進んだということであり、松本さんのご家族のみならず、他の特定失踪者、あるいは私たちのリストにないご家族にとっても希望の灯である。関係各位のご努力に心より敬意を表したい。

 松本さん以外にもまだまだ多数の拉致疑惑がある。そして北朝鮮にいる被害者も、残された家族も救出を待っている。もちろん、拉致認定は救出に向けての一歩でしかないのだが、今回松本さんが認定されればその波及効果はきわめて大きい。関係各位には一層の努力を求める次第である。もちろん私たちも可能なことはすべて行っていく所存である。

   平成18年11月10日
                     特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

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