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2006年12月23日

緊急放送

こちらは「しおかぜ」です。

ただいま東京に入った情報によりますと、平壌で何らかの政変が起きた模様です。繰り返します。ただいま東京に入った情報によりますと、平壌で何らかの政変が起きた模様です。
 この放送は今後予定されていたすべての番組を中止し、入手できた情報及び今後の行動についての放送を繰り返します。NHKの国際放送などでも各種の情報が伝えられます。北朝鮮におられる拉致被害者の皆さん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんは海外から聞こえる日本語放送に注意してください。

 この番組は日本の民間団体である「特定失踪者問題調査会」が、多くの方々のご支援を受け、毎日一時間の放送を三十分ずつ二回に分けて短波放送でお送りしています。

もう一度繰り返します。先ほど東京に入った情報によりますと、平壌で何らかの政変が起きた模様です。「しおかぜ」は今後予定されていたすべての番組を中止し、入手できた情報及び今後の行動についての放送を繰り返します。NHKの国際放送などでも各種の情報が伝えられると思います。北朝鮮におられる拉致被害者の皆さん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんは海外から聞こえる日本語放送に注意してください。

 こちらは「しおかぜ」です。

 現在日本政府では様々な形で拉致被害者の皆さん、また、たとえ北朝鮮に入ったのが自分の意志であっても自らの意志に反して出られなくなった皆さん、在日朝鮮人帰国者の皆さん、そしてそれぞれのご家族の皆さんの保護の準備を進めています。まず、身辺には十分に注意してください。今後この放送では救援のための艦艇の寄港地や、乗船のための手続き等についての放送も行う予定です。引き続きこの放送、「しおかぜ」に注意してください。
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これは去る16日、陸上自衛隊広報センターで行われた「しおかぜ」公開収録のオープニングで披露した北朝鮮の体制崩壊時の緊急放送のモデルである。こういう放送が一刻でも早くできるようになることを願うとともに、単に願っているだけではなく、主体的に行動していかなければならないと痛切に感じている。

 平成6(1994)年の第1次核危機の時、ジュネーブ合意といういい加減な枠組みを作ったクリントンの頭には「どうせあんな国は2〜3年もすればつぶれるだろう」というものがあったに違いない。だから時間を稼げば問題は解決すると思ったはずだ。それを笑うことはできない。私もそうだった。金日成が死んだとき、「1年以内の崩壊に10万円賭ける、10年以内なら100万円かけてやる」と言っていたものだ。幸にしてこの賭けに乗る人間がいなかったので助かったのだが、その後も「荒木は直ぐにでもつぶれるといったのにそうならなかったではないか」と批判されている。その批判は甘んじて受けなければならないが、その上での結論は「鳴かぬなら鳴くまで待とう」ではだめだということだ。私たちの手であの体制をつぶしてしまわなければならないのである。

 この放送を流せる日を一日でも早めるために努力を続けたい。

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