煙草
私は煙草は吸わない。というより、吸えない。もっと正確に言えば時々煙草まがいの咽喉の薬であるネオシーダーを吸う程度である。本物(?)の煙草は法的に吸える年齢になってから30年間で、酒を飲んだときに格好をつけて吸ったものも含めても、全部合わせて数箱分がせいぜいだろう。
煙草を吸わない代わりに、私はストレスがたまると爪を噛む癖があり、これがいい年をして直らない。癖を直すために煙草を吸おうかと思ったこともあるのだが、結局基本的には煙草は身体が受け付けない。しかし、周りには吸う人間が多いので、少なくとも人が吸う分にはあまり気にならない。調査会の事務所などほとんどが喫煙者である。
だから私にとっては昨今の「喫煙者に対する弾圧」はプラスになりこそすれ、マイナスではないのだが、「それにしてもかわいそうじゃないか」というのが率直なところである。三浦小太郎さんから来たメールにも同様のことが書かれていたが、煙草を全部解禁せよとは言わないが、分煙できるところは、そういうスペースを作ってあげるべきだと思う。精神を沈静化させる作用もあり、マイナスばかりではないはずで、だからこそこんなに長い間愛好されてきたのだろう。
煙草に限らず、なんでもかんでもきれいにしなければ済まないというのは、かえって社会全体から抵抗力を奪わないか。虐げられている喫煙者よ、団結せよ!非喫煙者として、エールを送りたい。
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