国際会議

「北朝鮮難民と人権問題に関する国際議員連盟」の会合がソウルであり、NGO代表の一人として参加しました。国会議員は日本からは民主党の6人が参加しました。自民党は参加者がいませんでしたが、これは内閣改造があり、またこの議連に一番熱心だった小林温参議院議員が今回の参院選の選挙違反(正直なところ、本人にはほとんど責任はないと思うのですが)問題などもあったためと思われます。これまでは両党とも参加していましたので、次は自民党からも出てもらいたいと思います。
写真は北朝鮮難民救援基金の加藤博事務局長がスピーチしているところです。一番右は中井洽衆議院議員、その左は議員連盟の共同議長でもある中川正春衆議院議員。日本のNGOは難民救援基金の他守る会、家族会、救う会と調査会が参加。
会議の報告は救う会神奈川の川添会長か誰かがしてくれると思いますが、会議では「韓国政府に問題がある」という意見が多く、10月に延期された南北頂上会談についても、「北朝鮮の人権問題を取り上げるように」との発言があちこちからなされました。
ちなみに私も一言スピーチしましたが、私は「盧大統領は頂上会談をやるなら北朝鮮の人権問題で前進があるまでソウルに帰ってくるべきではない。いっそ金正日から国防委員長の椅子を奪って北朝鮮の民主化をやったらどうか」と発言しました。
この後は発言の中にはありませんが、盧武鉉大統領が韓国からいなくなれば韓国の国民は喜び、金正日がいるよりは盧武鉉が指導者になった方が北朝鮮の人は喜ぶでしょうから、一石二鳥だと思うのですが。
それにしても発言では北朝鮮の体制論に言及したのは日本からの参加者がほとんどでした。韓国の議員は共同議長の黄ウヨ議員や総会の全体をカバーした宋ヨンソン議員など、極めてしっかりした人たちなのですが、体制論に言及できないのは韓国が抱えた根本的な問題でもあると思いました。
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