送りつけるのはどうか
最近数人の特定失踪者を北朝鮮側が返してくるとの噂がときどき飛び交っています。いつものことで、相手にしても仕方がないのですが、北朝鮮は昨年見ていた一時の夢がまた再度八方塞がりになりつつあるので(「詰め」にできるかどうかはこちらの力量と意思にかかっていますが)、あるいは9.17の前のようなオプションを考えているのかも知れません。
しかし、あちらには当時の小泉総理、福田官房長官、そして田中均外務省アジア局長に騙されて拉致を認め5人を返し、結果的には日本の世論を反北朝鮮に持って行っただけというトラウマがあります。また金正日ももはやリーダーシップを振るえる状態ではありません。どうなるかは不透明ですが、一つ「秘策」を考えてみました。
それは、日本中にいる「親北人士」をすべて北朝鮮に送り込むというやり方です。北朝鮮とのパイプを自認(他は認めていないようですが)する福岡出身の某代議士など「私は2度訪朝した経験もあり、北朝鮮に人脈もある。福田康夫首相と連携を取り、北朝鮮の核放棄実現のために行動を取りたい」とまで言っています。まさにうってつけで、こういう人たちをまとめて送り出すというのはどうでしょう。そのために一度だけ万景峰号を入港させて、自民党でも民主党でも社民党でもそれ以外でも、あるいは役人でもマスコミでも民間でもなんでも、北朝鮮が好きで国交正常化をしようという人たちは北朝鮮に行ってもらう。そして地上の楽園で一生幸せに暮らしてもらうというのはどうでしょう。
何年か前、フランスの人権運動家であるピエール・リグロさんが言っていましたが、リグロさんの友人で左翼の人が北朝鮮に行ったときの話、その人は大真面目で北朝鮮の体制を礼賛したそうですが、かえって応対した北朝鮮の担当者が困惑していたとのこと。日本から親朝人士が1万人(そんなにいるかどうかは別として、足りなければ私が行ってもいいですが)訪朝して居座る。日本政府は「拉致被害者を全員返さない限り絶対に彼らを引き取らない」と宣言する。
まあ、ジョークと言えばジョークですが、もうやられてきたのに対処するのではなく、こちらから仕掛けるべきです。またバルーンプロジェクトも再会します。連合のハガキも北朝鮮に届き始めます。できることは何でもやっていきましょう。
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