制裁解除?
※以下は本日(3月22日)発行の調査会ニュース610号に書いたものです。
北朝鮮に対する経済制裁は4月13日に満期(半年間の期限の終了)となります。
拉致問題に関し全く進展もなく、また日銀総裁人事など国会での混乱から、経済制裁は継続されるというのが下馬評で、私もそう思ってきたのですが、ここに来て「制裁を解除するのではないか」という声が聞こえてきています。
まだ確証はないですし、おそらく今政府に聞いても「そんな予定はない」と答えるだけでしょうが、一部には外務省がすでにその準備に入っているとの話もあります(マスコミの皆さんはちょっと気をつけておかれた方が良いかもしれません)。北朝鮮にすれば米国の制裁解除は実現しそうで実現せず、一方で中国からは締め上げられてにっちもさっちもいかなくなっている状態です。そうなれば行く先は日本ということになり、この流れは平成14(2002)年の9.17第一次小泉訪朝に至る流れと似ており、あるいは北朝鮮側から何らかのメッセージがあるのかも知れません。
ただ、いずれにしても違うのは、6年前少しはあった金正日のリーダーシップも今は地に落ちているということで、そうなると死亡と言った人の生存を認めるとか、新たな拉致を認めるとか、誰か被害者を返すなど、日本側が当然されてしかるべきだと思っていることは、誰も決断できないのではないかと思います。
結果も出ない状態でせっかく続けてきた制裁を解除してしまえば、これまでの努力が水の泡になる可能性もあります。それより、北朝鮮に対してはもっと明確なメッセージを出し続けなければなりません。私はこの際某元幹事長だろうが親朝人士だろうがジャーナリストだろうが、山ほど北朝鮮に送って内部を攪乱し、「日本人は何が何だか訳がわからないが、ともかく拉致問題が解決しなければどうしようもない」と思わせるべきだと思います。もちろん私たちも可能であればぜひ行きたいと思っています。
いずれにしてもほとんどの人が「制裁解除なし」と踏んでいるだけに、4月13日に向けた動きは要注意です。もう時間がないとも言われるものの、裏技が無いとは言えません。杞憂に終わればそれに越したことはありませんが。
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