憲法違反
イラク派遣の航空自衛隊の空輸活動は憲法違反だが原告の控訴を棄却するという名古屋高裁の妙な判決が出た。こんなことが憲法違反なら、それは憲法の方が間違っているということの証明である。同盟国との間で軍事的協力をしあうというのは当たり前のことである。もちろん、言われたからすべてやるべきではなく、どの国も自国の都合で協力できることはするということになるのは当然だが、個別の判断は政府が行うことで、議論は国会ですべきことだ。私はイラク派遣が100%正しかったとは思わないが、少なくともそれが違憲だ合憲だという議論に価することだとは思わない。
今回の判決は現行憲法、特に9条が完全に時代遅れになっていること(独立回復の時点ですでに時代遅れだったのではあるが)の証拠と言えるだろう。
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