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2008年11月29日

開城ツアー

 今仁川空港でこのブログを書いています。 

 調査会のニュースにも少し書きましたが11月26日に韓国からの開城1日ツアーに参加してきました。このツアーは北朝鮮側が中止を通告してきたため、今日からストップすることになり、その意味では幸運でした。26日は一応注意してパスポート以外の身分を明かす可能性のあるもの、手帳とか名刺とか、すべてホテルに置いてきましたが、行ってみると特にどうということはありませんでした。北朝鮮の案内員とも色々話をしました。拉致も含めて結構率直にやりとりできたので、もちろん意見が一致したわけではありませんが観光よりいこちらの方が収穫でした。一つがっかりしたのはこれまで人から「北朝鮮に行ったことがあるのか」と聞かれて。「ない。もし自分が入ればつかまるか喜び組みが歓迎してくれるかのどちらかだろう」と言っていたのにそのどちらでもなかったことで、特に後者でなかったことが残念でした。

 ともかく、やはり待っているだけではなく、入ってみることが必要だと痛感しました。硫黄島の戦いはいかに勇敢にやっても勝つことはできないのであって、こちらから斬りこんでいく姿勢が必要です。次の機会にはぜひ平壌に行きたいと思います。

 この翌々日(28日)、今度は鉄道で現在京義線の終点になっている都羅山まで行って来ました。ここは通常の列車の終点である臨津江の次の駅で、鉄道の出入境事務所があります(現在は旅客列車の往復はしていないので使っていません)。1日に3往復だったか、観光用の列車が走っています。

 臨津江駅を出てまもなく列車は臨津江鉄橋を渡りますが、渡っていてふと30年前のことを思い出しました。ちょうど30年前の今、私は延世大学韓国語学堂の学生でソウルに3か月の短期留学をしていました。このころ韓国人の友達に言っていたのが「自分の夢は二つある。一つは臨津江を渡る列車に乗ることだ」という話でした。奇しくも30年目に実現したのですが、一応川を渡ったというだけのことで、都羅山から先は通じていないのですから、待ちに待った商品が期待はずれだったときのような気分ではありました。

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