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2009年10月17日

感謝

※10月17日付の調査会NEWS 842号に書いたものです。

 「感謝」というのも変な話ですが、昨日朝鮮総聯が中心になって都内で行った「6.15共同宣言、10.4宣言固守実践海外同胞大会」は私たちにとって貴重な成果をもたらしました。この集会についての共同声明は家族会、救う会、難民救援基金、NO FENCE、守る会(以上略称50音順)と調査会の連名で行い、合同の抗議活動ができました。

 さらに今回は民団も抗議活動を行い、「6者協議に復帰せよ」「6.15共同宣言は無効だ」などのスローガンとともに、「拉致被害者をすべて返せ」というアピールを行ってくれました。私自身は外国人参政権の問題について民団とは立場が正反対なのですが、今回はこの集会のおかげで団結してアピールができました。スローガンを書いた沢山のプラカードや横断幕と日の丸、韓国の太極旗、ブルーの幟旗などバラエティに富んだ抗議でした。

 考えてみれば、総聯がこういう集会をやってくれた方が日本の世論喚起にも各団体の連携にもプラスになるかも知れません。会場費も要りませんし、一石二鳥です。

 この際朝鮮総聯にはがんばって、「経済制裁に負けない東京集会」とか、「拉致事件の幕引きをめざす全国大会」とか、「帰国者は幸せに暮らしているぞ!大阪集会」とか、「政治犯収容所の拡張を求める海外同胞大会」なんてのをやってもらった方が良いのかも知れません。もっとも、朝鮮高校の生徒まで動員して1000人規模の集会というのは、昔の総聯の組織力から考えれば隔世の感がありますが、とりあえず次の集会を期待しましょう。

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2009年10月15日

共同声明と蓮池透氏のこと

※10月15日付の調査会NEWS 841号に「共同声明」と題して書いたものです。

 救う会のニュースで既に流れていますので、重複する方も多いと思いますが、6団体の名前で発表した共同声明をお知らせします。

 この共同声明については救う会全国協議会が取りまとめ、各団体が修正案を出して成文されたものです。文面にあたっては様々な議論が行われ、例えば「反対」ではなく「抗議」の方が良いのではないかとか、意見が交わされました。「反対」と言っても、言論の自由がある日本で集会を止めさせることはできませんから、「開催に反対」というよりは「集会の趣旨に反対」ということで、事実上は「抗議」とほぼ同じだと思います。調整をしてくれた救う会に感謝するとともに、各団体の議論に敬意を表する次第です。

 ところで、この作業の中でふと思ったことがありました。前家族会事務局長の蓮池透さんのことです。

 ご存じの方も多いと思いますが、蓮池さんは最近私たちとかなり立場の違う団体の集会に頻繁に参加して救う会や家族会の批判をしています。家族会の一員であるならば家族会の会合に出席して自分の意見を述べれば良いと思うのですが、現在は出席どころか連絡もほとんどつかないようです。もはや家族会の一員という意識はないのかも知れません。そう言えば「家族は黙っていろという位の強い政治家が必要」という趣旨のことも言っています。正直なところその言葉をそのまま蓮池さんにお返ししたいところですが。

 さらに、蓮池さんはあちこちで救出運動が金正日体制打倒の運動にされてきたという趣旨の発言をしているようです。一方で北朝鮮の独裁体制に対する批判はほとんど聞いたことがありません。

 今回の共同声明にもあるように、拉致問題と帰国者問題、政治犯収容所の問題や脱北者の問題はすべて根源は同じで金正日の独裁体制にあります。ここを変えなければ問題の最終的解決はありえません。

 それなのに北朝鮮の様々な人権問題を無視ないし隠蔽していた人たちから賞賛されるような話をするのは、拉致被害者も含め北朝鮮で苦しめられているすべての人に対する冒涜ではないでしょうか。ついでに言えばその被害者の一人である弟の薫さんがなぜこのような行動に抗議しないのかも不思議で仕方ありません。

 もちろん、透さんのやっているのが高等戦術で、そのような親金正日勢力を引きつけておいて、例えば今回の大会にでも乗り込んで「色々考えてきたがやはり金正日体制を倒すしかない」と語るのであれば、何も言うことはないのですが。いずれにしても、救出運動に批判があるなら救う会であれ家族会であれ私たちであれ、救出運動をやっている人の前に立って言ってもらいたいと思います。
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10/16東京親金正日国際大会に強く反対します(共同声明)

 10月16日、東京の中心地で金正日政権の統一政策を支持する千人規模の国際大会が開催されるといわれています。朝鮮総連など日本国内親北団体が同大会のため財政負担と参加者動員を担っているそうです。私たちはこの大会開催を黙ってみていることはできません。

 金正日政権は多数の拉致被害者の中でわずか5人を返したのみで、「拉致問題は解決済み」と開き直っています。そしてちょうど半世紀前に始まった「在日朝鮮人帰国事業」により北朝鮮に渡った在日朝鮮人・日本人配偶者らはいまでも地獄の苦しみを受けています。さらに政治犯収容所に象徴され、また、国連人権理事会でも指摘、批難されている北朝鮮内での人権弾圧も全く改善されていません。多くの脱北者の人権も侵害され続けています。それらの問題の解決を全く無視しつづける金正日政権を支持する大会が我が国の首都で公然と開かれようとしているのです。

 朝鮮総連など同大会開催の準備をしている在日朝鮮・韓国人に強く訴えます。同胞である皆さんこそが、まず金正日政権に対して拉致、帰国者、難民、北朝鮮内の人権問題を解決せよとの声をあげるべきではありませんか。多くの国の拉致被害者と北朝鮮人民を独裁政権のくびきから解放するためにあなたたちが声をあげるべきではありませんか。

 この大会に参加したり、またはメッセージを送る日本の政治家、学者、ジャーナリストの皆さん。このようなときに行われる皆さんの行動に強く抗議するものです。私たちは皆さんの行動を決して忘れることはないでしょう。

 私たちは10月16日に東京で開催される予定の、金正日政権の統一政策を支持する国際大会に強く反対します。また、このような動きを軽視することなく、拉致被害者の救出、帰国者及び北朝鮮民衆、そして脱北者の人権を守るため、さらに行動を強めていくことを誓います。

平成21年10月13日
北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表 三浦小太郎
北朝鮮難民救援基金理事長 加藤 博
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 藤野義昭
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
NO FENCE(北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会)共同代表 砂川昌順、小沢木理 (50音順)

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2009年10月11日

桜YouTubeから

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 前のDVDに関する内容ですが、チャンネル桜のCS放送では去る10月7日に流れた葛城奈海キャスター(予備役ブルーリボンの会会員)の「防人の道」です。YouTubeを貼り付けるテストも兼ねて。

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2009年10月 9日

DVD「侵入・拉致シミュレーション」

Dvd32
調査会DVDの第3弾ができました。価格は2000円(カンパ込み、送料調査会負担)です。しおかぜネットワーク参加組織と特定失踪者家族・家族会の購入は1000円(送料調査会負担)になります。ぜひご利用下さい。

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2009年10月 8日

共通の教科書?

 岡田克也外相が外国人特派員協会での講演で、「村山談話でもアジアの一部に納得しない人がいるから行動で示すべきで、将来の理想では日中韓の共通の歴史教科書を作るべきだ」という趣旨のことを語ったとのこと。まあ、あきれるというより失笑を禁じ得ませんが、おそらく民主党の中からこれを問題視する声は出ないでしょう。参議院の補選もあり、選挙にマイナスになることは一切封じられるはずだからです。

 だから、これについては外からもっと批判をしなければなりません。村山談話に納得しないのは「アジアの一部」以前に日本国民に少なからず存在するのであり、日本の政治家である以上それを無視することは許されないはずです。それに、日中韓共通の歴史教科書など、どんなに無理をしてもできるはずはありません。まあ、中国は逆に、「日本軍国主義に合わせた歴史教科書にさせようという陰謀ではないか」と思っているかも知れませんが。

 何はともあれ、岡田さんは「日中韓共通の歴史教科書」と言う前に、まず自分の党に共通の(連立3党ではなく、民主党だけで良いので)綱領でもつくるように努力したらどうでしょう。自分の党の理念も一致できないのに共通の教科書というのちょっと無責任ではないでしょうか。

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