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2009年12月31日

本年もお世話になりました

 このブログをご覧の方には最近更新が滞っており大変申し訳ありません。「ブログを見ていますよ」と言って頂くたびに肩身の狭い思いをしています。

 28日、仕事納めの後、一人で事務所を閉めて出るときに何とも言えない寂寞たる思いにかられました。
「また、1年が経ってしまった」

 正月になると「来年こそは」と言い始めて何年経ったことか。本当にこんなことではいけないと思いながらまた1年経ってしまいました。自分自身が「責任をとる」といった期限からもすでにはるか昔になり、恥をさらす以外の何者でもありません。

 ただ、まだ不十分ながら、この問題の根本にある部分について、おぼろげながら整理されてきたようには思います。弾を撃つ目標をどこにするかをしっかり見定めて、来年は戦っていきたいと思います。あらためてご指導の程よろしくお願い申しあげます。

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2009年12月18日

「偉大なる将軍様」のつくり方

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家内が翻訳した本です(草思社刊・1680円)。
著者ビョン・ヨンウク氏は東亜日報の写真記者。結構面白い内容だと思います。最近労働新聞には金正日の現地指導の写真がこれでもかという程掲載されており、11月30日付など普段6面の新聞が10面になり、その1面から9面までが現地指導でした。何かおきていることは間違いないのですが、そんなことを考える上でも参考になります。ご一読いただければ幸いです。

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2009年12月15日

習近平と小沢一郎

 羽毛田長官へ「辞表を提出してから言え」というのも問題ですが、それ以上に問題だと思うのは、つい先日もウイグルでの騒乱に関し問答無用の死刑執行を行い、また拷問や監禁も含めさまざまな弾圧を加えている中国共産党の人間を天皇陛下の日程を無理してまで会わせようとしたことです。米国が中国の人権問題に目をつぶっている今こそ日本がしっかりとした姿勢を持っていなければならないのに、このようなことは許すべきではありません。30日ルールの問題はもちろん大事でしょうが、それ以上に根本的な問題から目を逸らしてはいけないと思います。

 このことでなぜか思い出すのは無差別爆撃で多数の日本国民を虐殺した米国のカーチス・ルメイ将軍の叙勲のことです。ルメイは航空自衛隊の発展に寄与したとの理由で(実際は何もしていません)昭和39年勲一等旭日大綬章を授与されます。元航空幕僚長であった源田実参議院議員と小泉純也防衛庁長官からの推薦によるものといわれています。

 明らかに国際法違反である無差別爆撃を指揮した人間で、日本が戦争に勝って「ワシントン裁判」でもやっていれば絞首刑にでもなっている人間に勲一等というのは当時も非常に問題になったようです。通常は直接天皇から勲章を渡されるのですが、昭和天皇はルメイとは会わなかったそうで、御自身のお気持ちも、周囲もそういう思いだったのでしょう。政治のごり押しということです(この場合真珠湾攻撃の航空参謀で元航空幕僚長である源田がやったということですから、軍・自衛隊にも責任があると言えるのかも知れません)。

 二つのことには関係はないのですが、何となくつながって感じられます。

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