新義州の暴動
「新義州で暴動」と聞いて思い出したのは17年前、平成6年4月に書いたブックレット「北朝鮮崩壊・日本大混乱」(現代コリア研究所)でした。北朝鮮の体制崩壊シミュレーションですが、偶然ながら新義州での食糧暴動から始まります。画像はその冒頭のページです。
この年は5〜6月に核危機が高潮し、6月のカーター訪朝でそれを一旦脱したものの、7月8日金日成が急死し金正日は3か月姿をくらますという、激動の年でした。結果的にはそれから17年間、紆余曲折を経ながらも北朝鮮の体制は存続しているのですからシミュレーションは外れたと言われてもしかたありません。今とはもちろん色々な状況が違ってきているのですが、何か起きた場合に事態がどう推移するのかは常に考えておく必要があると思います。
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