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2011年8月12日

山梨県警からの「回答」

 去る7月20日付で山梨県警に提出した質問書について、8月10日付で県警警備部長からの回答が森本美砂さん(山本美保さんの妹)に届きました。FAXをスキャニングしたものを以下に掲載しておきますので関心のある方はご覧戴けると幸いです。

http://araki.way-nifty.com/araki/2011/08/post-88e7.html

 内容についてはこれから精査しますが、例えば一番最後のところで「鑑定人は、捜査機関との癒着・特殊な関係等はないか。捜査機関の期待する鑑定人ではないか」との質問には「ご指摘のような関係はありません」、「鑑定人は当該事件に利害関係はないか」との質問には「利害関係はありません」との答えで、これでは回答とは言えません。刑事ドラマの取り調べのシーンで「お前はあいつを殺したんじゃないか」と刑事が聞いて「殺していません」と被疑者が答え、「そうか、それじゃ釈放だ」では話にならないでしょう。

 問題のDNA鑑定は科学警察研究所(科警研)と名古屋大学で行われ、名古屋大学で鑑定を行った勝又義直教授は後に科学警察研究所の所長になっています。それだけでも「ご指摘のような関係」や「利害関係」が疑われるのではないでしょうか。違うというならそれを証明する必要があるはずです。

一方県警からは鑑定に加わった名古屋大准教授による「説明会」の日取りを決めて欲しいという催促が頻繁に行われています。余程説明したいのでしょうが、この問題は山形の遺体の鑑定書だけでも山本美保さんが全く別人であることは明らかで、その疑問が解消されもしないのに専門家から素人には理解しにくいDNA鑑定の話ばかり聞いても仕方ありません。

 そもそも、県警警備部長の回答がこの程度ということは、県警に何度聞いてもあまり意味はないということで、時間の浪費をするよりは警察庁になぜこのようなことをしたのかと直接質した方が良いように思います。海保の「SENGOKU38」の次に警察内部からも「EDANO38」とか出てくれると良いのですが。

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