姜海龍より金正日ではないのか
【調査会NEWS1083】(23.9.30)
■姜海龍より金正日ではないのか
荒木和博
警視庁が姜海龍・元北朝鮮対外情報調査部副部長を国外移送目的略取などの疑いで逮捕状をとり国際指名手配する方針を固めたと報道されています。まあ、やらないよりは良いのでしょうが、なぜ今頃になってというのが正直なところです。
そもそも、これまでに国際指名手配した辛光洙らも同様ですが、捜査員が北朝鮮に行って被疑者を逮捕してくるというのならともかく、実質的には何もしないのですからアピール以外の意味は無いと言っても良いでしょう。どうせパフォーマンスでやるなら大元である金正日の逮捕状を取るべきではないでしょうか。直接動いている担当者の努力は多としつつも、根本的な方針の貧困さには目を覆うばかりというしかありません。
ところで、この情報は「…ということが分かった」と報道されています。つまり警察が事前に流したということなのでしょう。某県警の警備部長は真面目な顔で「警察が事前に捜査情報を流すことはない」と言っていましたが…。
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