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2011年10月12日

しおかぜ/支援する会

【調査会NEWS1087】(23.10.12)

記者会見発表事項の後半です。なお、記者会見自体は(株)NetLiveのホームページでオンデマンドで見ることができます。

http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/index.html

■しおかぜ近況報告

 10月末は世界的な周波数改変期であり、現在「しおかぜ」も総務省との間で、年度後期についての周波数調整を行っています。依然「しおかぜ」に対する北朝鮮当局からの妨害電波工作は止む事のない状態の中、出来るだけ北朝鮮内での受信環境を確保するために、周波数調整にも最善を尽くす所存です。

◎現地調査ご家族メッセージ収録

 9月24日〜25日で実施した1000キロ現地調査第2回、秋田、青森に同行し参加されたご家族によるメッセージ収録を行いました。

 第1回現地調査に引き続き、失踪関連最終地点による収録を行う事により、それぞれのご家族は、ついさっきまでそこに居たように呼びかけ、言葉を振り絞り、思いが滲み出るメッセージとなっています。これまでの収録とは一味違うこの企画は今後も続けて参ります。

 この模様は10月8日(土)9日(日)10日(月)放送の朝鮮語、日本語ニュース番組の中で秋田分紹介し、その後22日(土)23日(日)24日(月)放送の朝鮮語、日本語ニュース番組の中で青森分を紹介します。また、今後ランダムでリピート放送を行います。

 ご協力くださった皆様に、改めて感謝申し上げます。以下は収録者リストです。

9月24日
木村かほるさんへ 姉、天内みどりさんから 秋田高等看護学校跡
松橋恵美子さんへ 母、松橋チヤ子さんから 最後に目撃されたガソリンスタンド跡
薩摩勝博さんへ  妹、品川貴美子さんから 失踪時に同行女性が居住していたアパート跡

9月25日
今井 裕さんへ 兄、今井英輝さんから 自宅近く、最後に目撃された場所
木本佳紀さんへ 父木本厳さん、母和子さんから 失踪時に居住していたアパート跡
平山政子さんへ 兄平山勳さんから 失踪時に勤務していた店舗跡

◎霧島市長メッセージ収録

 10月11日、しおかぜスタジオにて前田終止(まえだ しゅうじ)鹿児島県霧島市長のメッセージ収録が行われました。

 市長は拉致被害者や特定失踪者のご家族にお会いした際、その苦しい胸の内に心を打たれた心境をお話になり、また、市長として北朝鮮当局による人権侵害に、関心と認識を深める広報や啓発活動を推進するなど、いつでも拉致被害者の皆さんがお帰りになれるよう市民のみなさんと心を一つにしながら、取り組んで行く事をお話になりました。

 この模様は10月22日(土)からの朝鮮語、日本語ニュースの中でご紹介し、今後もランダムでリピート放送を行います。収録にご協力くださった皆様に感謝申し上げます。

■「特定失踪者問題調査会を支援する会」について

 ※会見のときの説明で不十分だった部分があります。この会は今月20日頃から募集を開始し、12月にイベントを行い1月1日から正式発足する予定です。

目的 北朝鮮による拉致被害者全員の救出を実現する為に、特定失踪者問題調査会を資金的に支援することを目的とする

会員 個人、法人、任意団体を問わない

会員資格 年間1口5万円以上のカンパ等による支援

口座 郵便振替口座(銀行振込の場合はゆうちょ銀行当座預金口座となる)を開設

呼びかけ人「しおかぜネットワーク」関係者、学者文化人等に順次依頼

事務局長 松村譲裕・救う会秋田代表(会計も担当)

連絡先 東京都北区中里2-4-8 松村ビル5F
    TEL090-3368-3155(松村事務局長携帯)・FAX03-3915-0737
    y.matsumura@youland.jp(松村事務局長PC)

監査   梅原克彦・前仙台市長と他に1名を予定
日程   平成23年10月募集スタート。会計年度は1月~12月

◎「特定失踪者問題調査会を支援する会」設立趣意書

 北朝鮮による日本人拉致が明らかになり、多くの日本国民が被害者全員の救出を願って長い時間が経過しています。しかしその解決の糸口は全く見えていません。

 平成14(2002)年9月17日の第1次小泉訪朝で金正日が初めて拉致を認めたとき、それまで拉致と認識されていなかった曽我ひとみさんを北朝鮮は拉致被害者として発表しました。そして曽我さんは1月後、24年ぶりに日本の土を踏みました。

 その後明らかになった様々な情報などからも実際の拉致被害者が政府認定者を遥かに上回ることは明らかです。しかし、日本政府は未認定の拉致被害者を積極的に拉致認定したり救出しようとしていません。これでは拉致被害者全員の帰国を実現することなど不可能です。

 このような状況を打開するため、それまで救う会全国協議会事務局長であった荒木和博氏を中心として平成15(2003)年1月に設立されたのが「特定失踪者問題調査会」(以下「調査会」)です。調査会は日本全国の北朝鮮に拉致された可能性のある方々(特定失踪者)の調査をし、リストは現在約470名にのぼっています。その中には金賢姫や安明進などの元工作員や脱北者の目撃情報のある方々も含まれています。調査会は被害者調査以外にも「しおかぜ」という短波放送を北朝鮮に流すなど様々な活動を行っており、日本の拉致被害者救出運動の中心的役割を担っています。

 しかし、その活動資金は調査会メンバーの自己資金と有志の寄付に頼っており、昨今の日本の経済状況によって大変厳しい状況に陥っています。日本では新たな政権が出来ましたが今回もその政策からは拉致問題を解決するという意志は全く伝わってきません。この状況下で調査会の活動が滞ることは、拉致被害者救出運動にとって致命的なダメージを与えることになると思います。そこで、拉致被害者全員の救出に欠かすことの出来ない調査会の活動を支援すべく、このたび「特定失踪者問題調査会を支援する会」を設立することとなりました。事情ご理解の上一人でも多くの方がご参加下さいますようお願い申し上げる次第です。

     平成23年9月26日現在発起人(アイウエオ順)

飯塚繁雄(家族会代表)・稲川和男(映像教育研究会代表)・川合孝典(参議院議員)・櫻井よしこ(ジャーナリスト)・砂川昌順・田久保忠衛(杏林大学名誉教授)・津田弥太郎(参議院議員)・西村眞悟(前衆議院議員)・福井義高(青山学院大学教授)・増元照明(家族会事務局長)・松村譲裕(救う会秋田代表)・三浦小太郎(評論家)・横田滋

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