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2012年3月16日

解けない謎

【調査会NEWS1151】(24.3.16)

 3月5日の講演会でも少し述べたのですが、「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件」で、もう一つ分からないことがあります。なぜ山形の遺体を無理矢理結びつけたのだろうということです。

 例えば私が警察出身の首相秘書官で、総理訪朝の地ならしのために拉致問題を沈静化させなければならないと考えたとした場合、確かに特定失踪者の中で拉致でなかった人を明らかにしようと考えると思います。そして、活動が目立っていたところを狙えばさらに効果的でしょう。山本美保さんは双子だし、お父さんは元警察官だし、運動は全国でも特に活発だったし、そういう意味では最適(?)だったのかも知れません。

 しかし、山形の遺体を無理に結びつけたとしても、山本美保さんが日本国内の別の場所で暮らしていたら、出てきてしまえば直ちにDNA鑑定結果は偽造だったということが分かってしまいます。また、不幸にして亡くなっていた場合でも、その遺体が出てくればこれまたDNA鑑定結果が偽造だということは分かります。逆に言うと山本美保さんが日本国内にいると分かっていたなら生存しているといないとにかかわらず発表していたはずだということです。

 しかしあえてあんなことをしたのは、逆算すれば山本美保さんの情報が日本では絶対得られないという確信があったということではないか。当時第二次小泉訪朝に向けて水面下の交渉が進んでいたわけで、実は北朝鮮から山本美保さんの情報が入っていたということはないのでしょうか。そうであれば絶対に出てこないという確信のもとに山形の遺体を使うことも考えられます。

 これはあくまで推測に過ぎませんが、まだ解けていない謎です。解いてくれる方が出てくることを期待しています。

 なお、先日の人権救済申立の折の記者会見・講演会は(株)NetLiveのホームページで見ることができます。

http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/index.html

 また、CS放送チャンネル桜「防人の道」でも私の解説と合わせ講演会のハイライト部分を放送しています。内容はインターネットでご覧になれます。ご参考まで。

http://youtu.be/Q7Tzr2gf6no

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