拉致議連総会でDNAデータ偽造事件について議論
【調査会NEWS1169】(24.4.3)
昨日4月2日の拉致議連総会で調査会代表荒木が先月23日に行った7件8人の人権救済申立と山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件について報告、議連としての対応を求めました。
この折、出席していた警察庁外事課長は発言を求められ、「DNAの鑑定から漂着した遺体と一致したということだが、これをもってこの事件が解決したとは思っていない。DNAが一致した上で、事件の可能性も拉致の可能性も否定できない」と、あえて問題をはぐらかそうとしました。また、下着など様々な矛盾についても何一つ根拠を示すことなく、「私共の判断、あるいは下着の件、漂流の件、すべて専門家とも判断して、矛盾しないという結果をいただいている」と言いました。
この警察の答弁については司会をしていた笠浩史議連事務局長が「今私も、(出席の)先生方も今の説明を受けて納得される方は全くおられないと思う。今後家族に警察が説明する場合議連としても同席するなり、拉致特委などでも質していきたい」と語りました。平沼議連会長も閉会の挨拶で「警察庁の方からも山本美保さんに関しては家族の方々に十分に説明する用意があるというが、これには議連のしかるべき人間も立ち会って、しっかりとフォローをさせていただきたい」と語りました。終了後与野党の議連役員から「しっかり取り組んでいこう」との声もいただいており、今後の取り組みが期待されます。
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