政局
【調査会NEWS1208】(24.7.1)
調査会のニュースで政治評論をしても仕方ないのですが、この間の動きに「政治がやらなければならないことは山ほどあるのに、こんな低次元なケンカをやっていて良いのか」と思った人は少なくないのではないでしょうか。
もっとも、自分自身かつて政治の世界の端の方で仕事をしていたときの経験から考えると、こうなってしまえば当事者はそれをどう乗り切るかに全力を使わざるを得ず、どんなに馬鹿馬鹿しいと思っていても巻き込まれざるをえないでしょう。そして本当に大事なことはすっとんでしまいます。
争いのネタが消費税率の引き上げであれば、どんな理屈をつけようとそこから起きる政争がそれ以上のレベルになることはありません。どうせ喧嘩をするなら国家の基本的な問題でやってもらいたいものです。拉致されて北朝鮮にいる人に「消費税率値上げをめぐって政治が機能停止をして助け出せなかった」という言い訳をするわけにはいかないのですから。
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