藤田隆司さんジュネーブへ
【調査会NEWS1209】(24.7.3)
埼玉県川口市で昭和51年(1976)に失踪した藤田進さんの弟、藤田隆司さんが国連の強制的失踪作業部会の委員に説明をするため国連人権理事会のあるスイス・ジュネーブを訪れることになりました。
去る4月、加藤健・アジア調査機構代表らICNK(北朝鮮における「人道に対する罪」を止める国際NGO連合)の日本メンバーが中心になって藤田さんの国連強制的失踪作業部会への申立を行いました。この追加措置として隆司さんが直接作業部会での委員への面会をすることとなり、このたび政府のバックアップのもとジュネーブへと赴くこととなりました。特定失踪者家族としては初めてのケースになります。
藤田さんは7月9日月曜に成田を発ってフランクフルト経由でジュネーブに行き、12日木曜の15:00〜15:45(現地時間)に作業部会委員と面会します。これ以外に強制的失踪作業部会の会場におけるサイドイベントの調査なども行い、14日午後成田に戻る予定です。拉致問題対策本部の担当者が同行します。
このジュネーブ訪問についての藤田隆司さんの記者会見が拉致問題を考える川口の会(前原博孝代表)と川口市の協力により次の日程で行われます。報道関係者の皆様には取材をよろしくお願いします。
7月4日(水) 11:00〜 於川口市役所本庁舎2階第3会議室
問合せは前原代表にお願いします(090-4423-8097)。
調査会はICNKの一員ではありますが、今回の申立にはほとんどお手伝いしておらず、文書の作成や英訳、人権理事会との連絡等はすべて他のメンバーがやって下さいました。また、迅速な対応は松原大臣らの努力で実現したもので、関係者の皆様に御礼申し上げます。
藤田さんが選ばれたのは隆司さんが大使館回りなどに積極的に参加されてきたことが最大の理由だと思います。調査会からは特定失踪者家族の代表として政府認定者だけでなく多数の日本人が拉致されている現状を伝えてきて欲しいとお願いしています。
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