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2012年8月27日

記録

【調査会NEWS1229】(24.8.27)

 1万キロ現地調査第10回は昨日午後予定通り終了しました。今回も様々な収穫がありました。後日報告しますが、参加されたご家族、山本美保さんの家族を支援する会、庄内ブルーリボンの会、ブルーリボン柏崎、予備役ブルーリボンの会などご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

 以下は報告に入れる種類のことではありませんが、当日明らかにしていますのでここでお知らせしておきます。

 この調査にあたって、私の方から山梨県警警備部長宛に、8年前の県警発表当時丸山潤・警備1課長の下にいた2人から直接話を聞きたいとの要請文書を出していました。家族が2人から聞いた話と県警が「2人が家族に話した」という話が余りにも違い過ぎるので本人に話を聞かせて欲しいということでした。

 これに対し2週間ほど前に県警警備部の参事官から電話があり、「担当者は替わっているので自分たちが対応したい。2人からは話を聞いている。本人に会っても同じ話になる」とのこと。まあ、予想された回答ではあったのですが、そのやりとりの中で参事官は「山本家で山下先生(森本美砂さんの恩師で調査会理事)を廊下に呼び出したことはない。あのときが初対面でありそんなことはしていない」と話したのには驚きました。

 この場面は平成15年4月26日のやり取りです。「山本美保さんの家族を支援する会」で作ったパンフレット「真実はひとつ」の7ページにもあるように、山下理事は廊下に呼び出されてDNA鑑定について家族に話すよう求められています。また、このときは初対面でもありませんでした。これまでこのことについて警察から否定されたことはありません。25日の県警本部前でのブリーフィングではこれを報告し山下理事から当時の状況についての説明がありました。

 「話は聞いているので本人に会っても同じ話」と言う割には聞くたびに違う話が出てくるというのは何なのでしょう(2人の話ではありませんが、調べていた遺体がいつの間にか山形の遺体以外にもう1体あったという話が出てきたこともありました)。

 県警本部の前でこのことを説明していたら同じ通行人(?)が何度か後ろを通り過ぎるのが見えました。警察の発表が正しいのならこちらはいつでも納得するのですから、変な小細工はやめて(ついでに言えば県警などに押しつけないで)きっちりと決着をつけてもらいたいものだと思います。

※ 「真実はひとつ」は以下の調査会のホームページでご覧になれます。 また拙著『山本美保さん失踪事件の謎を追う』の218ページにも掲載されています。

http://www.chosa-kai.jp/newbuhin/yamamoto/index5.htm

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