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2012年12月17日

本当の闘い

【調査会NEWS1270】(24.12.17)

 総選挙の開票、最終結果はまだですが大勢は決したようです。調査会の役員では三宅博・常務理事が当選しました(比例近畿・維新)。調査会としての選挙運動はしていませんが、ご支援いただいた皆様に御礼申し上げます。

 さて、選挙が終わってみれば今年も残り半月です。結果的に今年も誰一人取り返すことができないままに終わろうとしています。当選された方、特に拉致問題にこれまで取り組んできた方にはぜひ今日から、そのことを心に銘じて活動していただきたいと思います。私もかつて政治の世界にいた人間なので、選挙の厳しさ、当選の喜びも落選のつらさも多少は分かっているつもりですが、拉致問題のみならず日本のおかれた状況はそのような余韻にひたっている場合ではありません。

 自民党が圧勝したので、あえて申し上げたいのですが、拉致問題をこれまで何十年にもわたって放置してきたのは自民党政権です。金丸訪朝団も、北朝鮮への大規模コメ支援も、飯倉公館事件も山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件も皆自民党政権時代のことです。救出運動をやってきた人(認定未認定を問わずご家族も)は今回政権交代に期待している人も多く、私自身もがんばってもらいたいとは思うのですが、根本的な問題から眼を逸らしては元の木阿弥になりかねません。

 本当の闘いはこれからです。何十年も続いてきた拉致問題隠蔽の構造を今回の政権交代で根本的に建て直してもらいたいと切に希望します。もちろん人任せにするのではなく、こちらが主体的に努力することがその前提であることは言うまでもありませんが。

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