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2013年6月30日

金田龍光さんと兵庫県警ホームページ

【調査会NEWS1365】(25.6.30)

■金田龍光さんと兵庫県警ホームページ

     副代表 岡田和典

 一日遅れで、兵庫県警がHPに掲載しました。

 この中で、金田龍光さんについて、極めて重要な情報がさりげなく記されています。

 全国のHPを見比べていますが、新たな情報は今のところ金田さんだけです。

 金田さんは政府認定拉致被害者田中実さんと同じ養護施設で過ごし、同じラーメン店で働いています。調査会による拉致濃厚な特定失踪者として、先日産経新聞一面トップで掲載された人物です。

金田さんに関する新情報

(1)姉妹の承諾をもらっている

 金田さんと同じ養護施設で育った二人の姉妹の存在は知っていましたが、会うことは叶いませんでした。今後はメディアも探すでしょうし、新たな情報が得られるものと思われます。

(2)失踪年月日確定

 昭和54年11月、金田龍光さんは、家族に「今から東京に行く」と電話したあと…

 私は、情報提供者より「田中さんの後、半年か一年で金田さんが失踪した」ときき、10年前メディアに公表しました。今回の情報は、54年11月以降、家族も連絡が取れないことを認めたものであり、拉致の可能性がより高くなったと考えます。

(3)中学卒業後の写真初公開

 調査会ポスターの写真は、卒業中学の了承を得た、卒業アルバムからのものです。卒後の正面からの写真は初めてです。失踪数年前の証明写真と思われます。田中さん絡みでそれなりの捜査は行われているはずです。友人からの情報もなく、彼の周辺からの写真提供もなかったのでしょう。養護施設卒・中卒・在日という金田さんの当時の厳しい生活が推認され悲しい限りです。

 いずれにしろ、県警自らの新情報、何かとんでもない事実が隠されているのかもしれません。

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2013年6月28日

警察のホームページ

【調査会NEWS1364】(25.6.28)

 警察庁では今日各県警に通達を送り、「北朝鮮から拉致された可能性があるとして、ご家族等から相談・届出を受け、捜査・調査を行っている行方不明の方々」について、関係する県警のホームページに失踪者の写真や情報を掲載するよう求めたとのことです。

 実際にはこの作業はすでに行われており、とりあえず169人の情報を各県警のホームページに掲載するようです。また既に親族の同意を得た124人の情報も今後掲載していくと報道されています。

 発表された中には調査会のリストに入っている方と入っておられない方がいます。ケースによっては調査会で非公開リストで警察のリストに公開されている人もいます。

 この辺りの整理については7月2日の記者会見で見解を明らかにしますが、ともかく一歩前進ではあります。ただし「北朝鮮から拉致された可能性があるとして、ご家族等から相談・届出を受け、捜査・調査を行っている行方不明の方々」という言い方は、「家族が拉致ではないか疑っている」ということで、警察には責任はないよという意味です。

 今回のホームページへの掲載は古屋大臣の号令でやったのだと思います。やったこと自体は評価しますが、政権の方針がこうでなければ警察がやっていたとは到底思えません。それなのに、言うに事欠いて「北朝鮮による拉致の疑いが排除できない失踪者に関する情報を求めるため」という警察庁の発表は何なんでしょう。

 拉致事件が始まってから何十年も経っており、アベック拉致の産経の報道から33年、梶山国家公安委員長の答弁から25年、家族会の結成と救出運動のスタートから16年、9・17小泉訪朝からでも11年経っているのです。今頃になって「情報を求める」などとよく言えたものだと思います。警察庁警備局の幹部は今までこんな当たり前のことをやっていなかったという不作為に対して記者会見でもやって国民に謝罪すべきではないでしょうか。 

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2013年6月27日

特定失踪者問題調査会のメールニュースを配信している皆様へ

 調査会ニュースについてはこのブログでも大体載せているのですが、6月の初めにこちらのシステムのトラブルで同じニュースを3回送ってしまったことがあり、Yahoo!などのアドレスでスパム扱いになってその後届いていないケースのあることが分かりました。6月8日付けの1354号の後から届いていない方はスパム(なりすましメール等)の中に入っていないかご確認いただければ幸いです。お手数をおかけしてすみません。

 なお、逆にこれまで調査会メールニュースをお送りしていない方でご入り用の方はお名前、パソコンのメールアドレスと連絡先(住所ないし電話番号、確認のためで外部には出しません)をお知らせいただければ登録します。Facebookには載せていませんが、私をはじめ調査会役員の参加する講演等のご案内もメールニュースには入れてあります。

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2013年6月26日

1万キロ現地調査第16回(函館・札幌)について

【調査会NEWS1363】(25.6.26)

※前号でお知らせした記者会見は(株)NetLiveのご厚意によりインターネット中継を行います。遠方の方、報道関係以外の方は同社ホームページにてご覧下さい。

http://www.netlive.ne.jp/

 なお、内容については◎1万キロ現地調査第16回について、◎しおかぜを斉藤裕さんが聞いていたとの報道について、◎28日に発表されると聞いている各県警ホームページへの失踪者情報掲示について、◎その他、を予定しています。

■1万キロ現地調査第16回(函館・札幌)について

 現在の予定は次の通りです。まだ変更がありますのでご注意下さい。

●目的
(1) 現地調査により個々の事件及び北朝鮮による拉致・工作活動への認識を深める。
(2) 広報啓発活動を通し今後の工作活動を抑止する。
(3) 現地で特定失踪者家族・政府認定者家族他関係者から北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」のメッセージを収録する。

●参加予定者
 調査会(荒木・岡田・村尾・杉野・曽田・武藤)・特定失踪者家族(森洋子さん・紙谷圭五郎さん・斉藤裕さん・長尾直子さんらのご家族)・支援者(川田代表他救う会北海道メンバー)・家族会増元事務局長

●日程

7月6日(土)
0900 函館現地調査(森洋子さん失踪関連地点・非公開失踪者失踪関連地点など)

午後 札幌に移動(JR)

7月7日(日)
0900 札幌周辺調査(長尾直子さん・山田妙子さん・非公開失踪者関連地点・未遂事件関連地点など)

1500〜 報告会(札幌ガーデンパレスホテル 中央区北1条西6丁目 TEL 011-261-5311)

※今回の調査の報告及び調査会の活動に関する報告を行います。記者会見を兼ねます。

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記者会見のお知らせ

【調査会NEWS1362】(25.6.26)

 下記の通り記者会見を行います。内容については追ってお知らせしますが、報道関係各位には取材方よろしくお願い申しあげます。

1、日時 7月2日(火曜)13:30〜

2、場所 文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1−8−23 03-3811-4507)

 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_sports_shisetsu_koishikawa.html

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『マスコミが絶対教えてくれない中国・韓国・北朝鮮』

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 晋遊舎の歴史探訪シリーズ別冊『三大反日国家の正体を暴く!! マスコミが絶対教えてくれない中国・韓国・北朝鮮』にインタビューが掲載されました。他の方々のも面白そうです。ご関心のある方はご一読いただけると幸いです。ちなみに表3(裏表紙の裏)には調査会のポスターを載せてくれています。

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2013年6月20日

山本美保さんも県警ホームページにー各県で失踪者情報公開ー

【調査会NEWS1361】(25.6.20)

 現在警察庁の指示の下に各県警では失踪者のご家族に了解を得て管轄の失踪者の情報をホームページで公開する準備をしています。遠からず調査会ホームページの失踪者リストのようなものが各県警のホームページに掲載されるものと思います。

 対象はおそらく警察が家族の申し出などに基づいて拉致の可能性があるとして捜査・調査している864名(今はまた少し少なくなっているかも知れません)のご家族だと思います。調査会リストのうち公開の270名はすべてこの864名の中に入っていますから、おそらくご家族が望まない方以外は全て掲載されるものと思います。

 逆に、調査会のリストに入っていない方も警察のリストとして公開される可能性もあります。その場合は調査会としてもそのデータを非公開の形でこちらのリストに入れる必要があるかも知れません。ちなみにこれまでも調査会の非公開リストに入っている失踪者でマスコミには誘拐ないし通常の失踪事件として公開になっている人もいます。
 
 ところで、山梨県警のホームページには山本美保さんも掲載される予定です。警察は今も山形の身元不明遺体を山本美保さんであると言い張っており、これはつまり美保さんが拉致途中殺害されて海に棄てられた可能性があるということなのでしょうが、だとしたら殺人事件としてもっと真剣に捜査すべきなのは当然です。そんな様子が見えないのはやはりあの遺体が別人で、本当は拉致だと思っているからではないでしょうか。

 いずれにしても各県警が失踪者のリストを県警のホームページに掲載するということ自体は大きな前進です。さらに積極的に進めてもらいたいと思います。

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2013年6月18日

圭運丸引き揚げを検討--海保長官

【調査会NEWS1360】(25.6.18)

 前号で失踪年の誤りを訂正(昭和43年→42年)した紙谷慶五郎さん親子の乗った圭運丸の事件について、本日の衆議院国道交通委員会において元調査会常務理事である三宅博議員が質問し、北村隆志海上保安庁長官が船体の引き揚げも検討するとの答弁をしました。

 7月6日7日には調査会の1万キロ現地調査第15回(函館・札幌)が行われますが、7日の札幌での調査には紙谷さんのご家族も参加予定で、翌8日には小樽の第1管区海上保安本部への要請を行う方向で調整しています。

<6月18日 衆議院国土交通委員会質疑抜粋>

三宅議員:次に昭和42年に圭運丸、これは北海道なんですけどね。船は沈んでいるが船そのものは見つかっているんですね。海底に。こういったものも軍関係者による海上における拉致事件と断定してもいいという考えですが、船がもし見つかっているのなら非常に費用はかかりますが引き上げることはできないのか。その辺のところをお聞きしたいと思います。

北村海上保安庁長官:今先生ご指摘の圭運丸でございます。圭運丸は1967年、昭和42年11月に北海道の紋別郡にあります元稲府港という港を午前7時ごろに出港しました。乗っていた人は船長ほか3名、総トン数6トンあまりの小さな船でございます。午前7時ごろに出港した漁船が寄港しないという連絡を紋別にあります海上保安部が受けました。

 紋別海上保安部では巡視船なり航空機を発動しまして漁船とともに捜索を実施しましたところ、元稲府の北4海里付近で圭運丸のものと思われるロープなどを発見しましたが、巡視船、航空機で専従捜査を実施しましたけれども、残る行方不明となった4名の方を発見するには至りませんでした。

 今、先生おっしゃいましたように圭運丸は当時、漁業手配の水中テレビによって元稲府の北4マイル付近に転覆し沈没状態の船を発見したということであります。今実は水深が40メートルあるところでございます。昭和42年、1967年ですから46年前の話でございます。かつこの船木造船でありまして、先生ご指摘の、我々も北朝鮮の工作船を平成14年に引き上げたことがございます。水深90メーターでしたが鋼の船でありましたので、お金もかかりましたけれどもそういうこともできました。今回ご指摘の船、40メーターで46年前で果たしてちょっとどんな形になっているのか。鋼じゃないものですからもろくなっていることが当然予想されるわけで、まずどんなやり方があるのか検討をしていきたいと思っているところであります。
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2013年6月14日

折り目

【調査会NEWS1358】(25.6.14)

Dscn0604 北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は1週間に1回、1週間分まとめて大学の研究室に届きます。朝鮮半島研究者としては公開情報は極めて重要であり、私が一番真面目に読んでいる新聞と言っても過言ではありません(日本の新聞社の皆さんすみません)。

 ところで今日手にした「労働新聞」を見て驚いたことがありました。これまで金正日や金正恩の写真が1面トップに来るときは、折り方を変えて三つ折りにして顔に折り目がこないようにして送ってきていたのに、今回届いたものは金正恩が真ん中の写真でも全く気にせずに半分に折っていました。記憶している限りこういうのは初めてです。

 印刷の時点では何も変わっていないわけですが、金日成・金正日・金正恩の写真は北朝鮮ではまさに「ご真影」のはず。沈む船から船員が金日成の写真を持ち出して一昼夜荒海の中で守り続けたという「美談」の宣伝される国です。逆に労働新聞の折り目は一つ間違えば収容所送りにもなりかねません。

 崔竜海訪中後北朝鮮が唐突に南北会談の提案をしたのは中国の圧力でしょうが、それは脅威を煽った金正恩の面子を潰すことにもなったはずです。ひょっとしたら平壌の奥の方で何か変化が起きているのかも知れません。

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2013年6月12日

非公開の海関連失踪者リストを海保に提出

【調査会NEWS1357】(25.6.12)

 本日代表荒木他調査会役員が海上保安庁を訪れ海にかかわる特定失踪者のリスト19人分を提出しました。前回同様警備救難部管理課長が対応しました。

 報道関係者に渡したリストについては次のところからダウンロードできます。ただし非公開の方ですので詳細な情報は省略されています。

「hikoukai_umipdf.pdf」をダウンロード

 現在非公開のリストは約200名おり、そのうち役130名がご家族からの届出のあった失踪者です。今回提出したのは130名のうちの海にかかわる失踪者のリストです。

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2013年6月11日

松本京子さん・市川修一さん・斎藤裕さんに関わる情報について

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【調査会NEWS1356】(25.6.11)

 本日発行の週刊誌「フラッシュ」6月25日号に拉致被害者の居住地を特定したとする記事が掲載されました。辺真一・コリアレポート編集長の寄稿したものですが、平城(ピョンソン)と清津(チョンジン)の当該施設の衛星写真も付いています。

 ちなみに記事にある緯度経度は間違いがあり、正確には下記のところになります。Google Earthなどでご覧になれる方は見てみてください。

清津  41°46'35.58"N 129°34'47.54"E
平城  39°14'30.65"N 125°55'3.07"E

 記事の中には斎藤裕さんについて「彼は'05年に日本のラジオ放送を聴くことに成功し、ある日、自分の名前が連呼されていたのを聴いたという。そのため、人民軍少佐にまでなったのに退役させられ、平安南道の成川に写され、'8年にここに連れてこられたという」と書かれています。「しおかぜ」のスタートは2005(平成17)年10月31日深夜(実際は11月1日0時半)からなので、これが事実とすれば「しおかぜ」スタート直後に斎藤裕さんは聴いていたということになります。退役させられたという点は心配ですが、今も健在であるということを考えれば、私たちにとっては非常に心強い情報でもあります。

 今様々なところから情報が出てきており、もちろん偽情報などにも気をつけなければなりませんが、この流れを何とか進展に結びつけるべく引き続き努力を続けます。今後ともよろしくお願いします。
(写真は斉藤裕さん)

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韓国政府対北風船を妨害

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 先程李ミンボクさんから届いたメールです。李さんは基督北韓人連合代表で、北韓同胞直接救援運動として大型風船でビラを飛ばし続けています。朴槿恵政権になって何度も警察にこの活動を妨害されており、今回も同様でした。

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(李ミンボクさんのメール)
 今日北韓の縦深深く風が吹いているので対北風船を飛ばそうとしたところ、「南北会談中だからといって警察が完全に封鎖した写真を送ります。
 私の風船を捕まえて飛ばせなくしている人たちは所轄のポチョン警察署保安課課長・係長の刑事です。

 静かに風船を飛ばす団体である私たちを封鎖するのは理屈に合いません。なぜなら静かにやるために誰も刺激しないからです。それにもかかわらず去る4月に3回、また今回6月に入って封鎖するのです。

 南北の政府は政府であり民間は民間です。会談をするといって金父子政権が核を手放したり改革開放政策を行うはずがないということはこれまでの歴史が示しているのですが…。政府がこういって民間の活動まで止めるなど話にもならないことです。

 写真をお送りし、懸命な世論が形成されることを祈りつつ。

오늘 북한종심깊이 바람이 불어 대북풍선 나가려는데
남북회담 중이라면서 경찰이 원천봉쇄하는 사진을 보내드립니다.
저의 풍선을 잡고 못하게 하는 분들이 현지주재 포천경찰서 보안과 과장 계장 형사들입니다.
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조용히 풍선하는 단체로서 저희를 원천봉쇄하는 것은 논리가 맞지 않습니다.
왜냐면 조용히 하기에 누구도 자극주지 않기 때문입니다.
그럼에도 지난 4월에 3차례 또 이번 6월에 들어와서 원천봉쇄하네요.
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남북정부는 정부고 민간은 민간입니다.
회담한다고 김부자정권이 핵을 놓고나 개혁개방할 리는 만무하다는 것은
지난 역사 임에도 -따라서 정부는 그렇다치고 민간인 활동까지 막는 다는 것은
말이 안됩니다.
사진을 보시면서 현명한 여론이 형성되기를 기원하면서-

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2013年6月10日

海保への要請・リスト提出

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【調査会NEWS1355】(25.6.10)

 本日10日、第8管区海上保安本部本部へ副代表岡田と松本重行さん夫人の松本智重子さんが要請を行いました。松本重行さんは昭和58年10月に舞鶴市の沿岸で失踪しています。対応は総務課長。要請文書は後掲の通りです。

 12日水曜11:30には海上保安庁本庁に調査会のリストのうち非公開の失踪者で海に関わると思われる方のリスト20名分(家族と直接連絡をとっている失踪者のみ)を提出します。

 14日金曜には元調査会常務理事である三宅博衆議院議員が衆議院国土交通委員会で海上での失踪について質問の予定です。

(本日8管に提出した要請文書)---------------------------------------------

第8管区海上保安本部長 堀部健二殿

      海に関わる拉致被害者についての要請

 平素の拉致問題に対する積極的な取り組みに心より敬意を表します。

 さて、すでにご案内の通り脱北者証言に基づく報道によって海上における拉致に大きな関心が集まっています。船舶に乗船していた人の失踪は特定失踪者リストにも相当数含まれていますが、私たちも陸上で狙われていた人が海に出て拉致されたと思われるケースについては特に注意していたものの、それ以外の海上での拉致は工作船との遭遇によるものが大半と思っておりました。今回の情報に接し私たち自身も海上で船舶が狙われたケースを想定し情報を見直す必要があるものと思っています。海上での失踪はその大部分が海難事故と思われており、昔の事件については記録の残っていない場合もあるとも思われますが、拉致であれば救出と真相究明が絶対に必要であることは言うまでもありません。

 6月5日には、当会のリストにおいて、海に関わる可能性のある失踪のうち公開された失踪者(現在「拉致疑惑失踪者」と呼称)のケースをピックアップして本庁へお届け致しましたが、その55件66人の失踪者リストの中で、1983年に舞鶴市小橋の海上で失踪した松本重行に、私どもは強い関心を持っています。

 ベテラン漁師、海に転落し難い特別な船の構造、当日は波穏やかなべた凪であったことから、海上への転落はあり得ないと考えます。あり得ない転落を例えしたとしても、当日は水温も高く自力で船に戻れたはずです。遭難後、周辺漁協の応援をいただき、今までに例をみない大掛かりな捜索を行ったにもかかわらず、遺体は見つかりませんでした。すべてに不可思議な海難事故であります。

 また、松本さん操業中に接近してきた見慣れぬ漁船があったとの目撃情報、不確定ながら北朝鮮にいるとの情報もあり、今回の報道と照らし合わせても北朝鮮による拉致の可能性を強く疑うところであります。

 家族は高齢化も進んでおり、時間の余裕がありません。ぜひ拉致の可能性という側面から再度調査を実施して下さいますようお願い申しあげます。

 併せまして、調査会のリスト登載の有無にかかわらず、第8管区海上保安本部管轄区域内にて失踪した他の失踪者につきましても一層強力な調査捜査をお願い申し上げる次第です。
 
平成25年6月10日

特定失踪者問題調査会
 代表  荒木和博
 副代表 岡田和典
拉致疑惑失踪者家族 松本智重子

(写真は松本重行さん)

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2013年6月 8日

海上の拉致に関する動き

【調査会NEWS1354】(25.6.8)

 来週いくつか海上の拉致に関わる動きがあります。

1、第8管区海上保安本部本部への要請

 昭和58年10月に舞鶴市の沿岸で失踪した松本重行さんについて、副代表岡田と夫人の松本智恵子さんが下記の通り要請を行います。

時間 6月10日(月)14:00〜

提出先 第8管区海上保安本部総務課(舞鶴港湾合同庁舎内)

お問い合わせは岡田までお願いします(090-3707-3693)。

2、非公開リストの提出

まだ未調整ですが、5日に提出した公開リスト(拉致疑惑失踪者)に加え、来週前半非公開の特定失踪者のうちご家族の届出に基づく登録分の海に関わる失踪者のリストを届ける予定です。日時等は今後調整します。

3、衆議院国土交通委員会での質問

 元調査会常務理事である三宅博衆議院議員が14日(金)の国土交通委員会で海上での失踪について質問の予定です。

 以後の動きも逐次お知らせします。

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2013年6月 6日

1万キロ現地調査15回(福岡・公開分)報告

【調査会NEWS1353】(25.6.6)

 昨日の記者会見で発表した資料です。福岡現調のうち公開者分をお知らせします。


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(1)加藤久美子さん(拉致濃厚)

生年月日 : 1948(昭和23)年1月1日

当時身分 : 会社員

当時住所 : 福岡県北九州市八幡区

失踪日 : 1970(昭和45)年8月8日

最終失踪関連地点 : 福岡県北九州市八幡区 大蔵電停

失踪状況 : 

 妹と一緒に家を出て500メートル程離れた旧西鉄路面電車の大倉電停で別れた後行方不明になる。小倉にあった勤務先会社に向かうはずだったが会社には出勤していない。週末に編み物の先生とお茶会に行くので着物を出しておいてという話を家族にしていた。
元北朝鮮工作員安明進氏が、「1989〜90年、金正日政治軍事大学で横田めぐみさんらと一緒にいた女性に似ている」と証言。

■調査結果

○自宅があった高台の住宅街から妹さんと別れた旧西鉄大蔵電停付近の地理状況を当時の住宅図と比較しながら確認作業を行うとともに、付近の当時から所在した店舗等で聴取を行った結果、「当時誰かが電停近くでいなくなったという噂がたっていた」、「2〜3年前に警察が付近の聞き込みに回り、旧大蔵電停があった場所に情報提供を呼びかける立看板を設置していた」との情報を得ることが出来たが、当時の詳細な状況については不明のままとなった。なお、この看板は警察でなく個人で立てたものとも言われている。

○旧大蔵電停の前には「大蔵公園」が当時からあり、この付近では加藤久美子さん失踪の1か月程前、女性2人が黒い乗用車に乗った男数名に襲われそうになったことがあった。

○旧大蔵電停付近の調査後、勤務先があったとされる小倉駅方面に当時の路面電車の経路沿いに移動し旧魚町電停付近で当時の写真と比較しながら市街地状況を確認したが、当時も現在と同じように人通りが多いにぎやかな地域であったことが、地元の方々からも聞かれ、総合的に判断すると勤務先の最寄り駅付近ではなく大蔵電停周辺で拉致されたと考えるほうが自然であるとの結論に至った。

○この調査が報道された後、加藤さんの失踪当時の友人が名乗り出た。今後友人の情報を家族と突き合わせるなどして当時の状況についてさらに検討していきたい。


(2)三浦和彦さん・波多野 幸子さん(拉致濃厚)

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生年月日 : 1952(昭和27)年3月28日

当時身分 : 会社員 

当時住所 : 福岡県糟屋郡


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(波多野幸子さん)

生年月日 : 1955(昭和30)年2月14日

当時身分 : 会社員 

当時住所 : 福岡県福岡市中央区

失踪日 : 1974(昭和49)年1月12日

最終失踪関連地点 : 福岡県糸島市(当時は糸島郡志摩町)芥屋大門(けやのおおと)

失踪状況 : 
二人は会社の同僚だった。1月12日、会社に二人ともいつもどおり出勤。同日から帰宅せず。15日、芥屋大門の海岸近くに三浦さんの車が放置されているのが見つかる。車内に三浦さんの免許証、コート、波多野さんの弁当箱などが置かれたまま。付近に両人の靴が片方ずつ落ちていた。三浦さんは退社前、同僚に「前原に行く」と告げ、波多野さんの残業が終わるのを待って車で前原方向に向かったと思われる(前原は芥屋大門に行く途中)。

■調査結果

波多野幸子さん、三浦和彦さんの最終失踪関連地点である芥屋大門で地元の方々に当時の状況等について話を伺いながら現地調査を行った。

○三浦和彦さんの私有車が置かれていた芥屋の大門周辺は、戦前から半島人の密航が数多く発生していた場所で、1920年代には多い時で一度に60名ほどの密入国事案があった場所であり、現在も監視所まで設置して警戒している場所である。

○車が置かれていた場所は芥屋の大門の展望台に続く道の入り口脇で、この道の登り口から数メートルの位
置に靴が落ちていたという。

○当時の警察は展望台へ続く道の途中に靴が置かれていたということから、「自殺説」も出ていたようだが、展
望台付近で飛び降りたとしても直接海に落ちることはなく、遺体もないことから自殺の可能性はほとんどないと思われる。

○当時の芥屋の大門は街灯も少なく、夜間は真っ暗な状況だったと当時を知る人は証言し、地元の人は「夜は誰も近づかなかった」という。失踪当日は土曜日で、三浦さんが先に仕事を終え、残業をしていた波多野さんを待ち、それから前原方面に向かった模様だが、波多野さんの仕事が17時頃に終わったとしても1月であれば既に日は落ち、夜の状態であり、それから芥屋の大門まで車で移動しても18時30分は過ぎていたと思われ、仮に芥屋の大門まで二人が来たとしても何も見えないような状況だったはずである。そのような暗闇状態の中で、展望台方面へ登って行ったとは思えない。「当時、若いカップルが車などで行くデートスポットは、福岡市内から比較的近い地域に所在していた」との話もあり、デートスポットとも思えぬ場所(芥屋の大門)に何故車があったのか、大きな疑問が残る。

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(3)尾上 民公乃さん(拉致濃厚)

生年月日 : 1966(昭和41)年11月26日

当時身分 : 飲食店アルバイト

当時住所 : 大阪府八尾市

失踪日 : 1987(昭和62)年6月6日

最終失踪関連地点 : 大阪市中央区

失踪状況 : 

 6月5日午後11時30分頃、大阪市北区内の飲食店の勤めを終え、同僚女性と近くのスナックで飲食後、その同僚女性の車に同乗。6日午前3時50分頃、心斎橋1アンディコールビル前北側の路上にエンジンをかけたまま停車し、尾上さんを助手席に残して同僚女性が近くのビルの飲食店にいる知人と連絡をとりに行き、約30分後に戻ると車ごと消えていた。

 翌7日早朝、博多港の沖浜町中央埠頭東側岸壁から車が海中に落ちるところを向かい側の堤防にいた釣り人が目撃。福岡県警が車を引き上げた。ドアはいずれも閉まっていたが助手席の窓は開いていた。車内に遺留品はなかった。尾上さんは免許を取得したばかりで運転歴殆どなし。

■調査結果

車が落ちた博多中央ふ頭の調査を行った。

○車が落ちたとされる中央ふ頭の現場を特定し、落ちた状況について検証を行った結果、車はある程度加速した状態でなければふ頭に設置されている段差を乗り越えられず、当時車が落ちるところを目撃した釣り人の証言が新聞記事に掲載され「エンジンをふかす音とガリガリという音が聞こえた」とある事から、誰かが作為的に車を海に落とすため、エンジンの回転数を上げていたとみられる。

○尾上民公乃さんは、車の運転免許は所持していたが、ご家族の証言から民公乃さん自身は車の運転をほとんどしたことがない、いわゆる「ペーパー・ドライバー」だったことが確認されており、そのような女性が一人で大阪市内から約650キロも離れた福岡県まで車を運転したとは思えず、第3者が車を福岡県内まで運んだと考えるのが妥当と思われる。また、車が落ちた中央ふ頭の現場は、倉庫群の奥に位置し、初めてふ頭を訪れた人物では分かりにくい場所にあることから、ある程度土地勘がある人物が車を運んだと目されている。

○現場では、「はたして民公乃さんは福岡まで車と一緒に運ばれたのか、大阪市内で車から別の場所に連れ去られたのか?」と、民公乃さんの行方に議論が集中したが、現時点では大阪市内及び福岡県内での目撃証言もなく、 どちらも断定するまでには至らなかった。

○今回埠頭の状況がよく分からなかったため、古屋拉致問題担当大臣を通し現場についての説明を依頼したところ大阪府警及び福岡県警の担当者から福岡中央警察署で説明を聞くことができた。

※ 前回(第14回)までの累計走行距離:3,618km 今回の走行距離(北九州ー糸島ー福岡):298km 累計走行距離 3,916km

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2013年6月 5日

海保要請文書

【調査会NEWS1352】(25.6.5)

 調査会では本日11:30代表荒木と役員3名が海上保安庁を訪れ、奥島高弘警備救難部管理課長に長官宛の要請文書を手交しました。

 文書の内容は以下の通りです。また、合わせて提出した公開失踪者(拉致疑惑失踪者)うち海に関わる失踪者55件65人のリストは下記からダウンロードできます(6月14日訂正)。

「koukai.pdf」をダウンロード

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海上保安庁長官  北 村 隆 志 殿

海に関わる拉致被害者についての要請

 平素の拉致問題に対する積極的な取り組みに心より敬意を表します。

 さて、すでにご案内の通り脱北者証言に基づく報道によって海上における拉致に大きな関心が集まっています。船舶に乗船していた人の失踪は特定失踪者リストにも相当数含まれていますが、私たちも陸上で狙われていた人が海に出て拉致されたと思われるケースについては特に注意していたものの、それ以外の海上での拉致は工作船との遭遇によるものが大半と思っておりました。今回の情報に接し私たち自身も海上で船舶が狙われたケースを想定し情報を見直す必要があるものと思っています。海上での失踪はその大部分が海難事故と思われており、昔の事件については記録の残っていない場合もあるとも思われますが、拉致であれば救出と真相究明が絶対に必要であることは言うまでもありません。

 本日は当会のリストにおいて、海に関わる可能性のある失踪のうち公開された失踪者(現在「拉致疑惑失踪者」と呼称)のケースをピックアップしてお届け致しました。外国で拉致された事件を別にすれば大部分の拉致被害者は海岸から何らかの方法で北朝鮮に移送されているはずですが、今回のリストはそのうち特に「海」が何らかのキーワードとして入っているものです。大部分は貴庁のリストと重複しているものと思われますが、ご家族は高齢化も進んでおり、時間の余裕がありません。ぜひ拉致の可能性という側面から再度調査を実施して下さいますようお願い申しあげる次第です。

 あわせて御多忙な中恐縮ですが管区等各地の組織におかれましても失踪者家族、関係者による要請等の希望がありました場合、ご対応賜りますようお願い申しあげます。

平成25年6月5日

特定失踪者問題調査会代表 荒 木 和 博

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2013年6月 4日

海上保安庁への要請について

【調査会NEWS1351】(25.6.4)

 先日の産経新聞以来注目を集めている海上での拉致に関し、調査会では現在特定失踪者リストの中で海に関わる失踪を洗い直しています。このリスト(公開及び非公開)を明日11:30海上保安庁に届け、調査の要請をする予定です。対応は警備救難部管理課にお願いしています。

 この内容については14:00からの記者会見で発表します。また提出する文書及びリストのうち公開分についてはその折配布します(後にメールニュースでも送信予定)。

 前にも流していますが記者会見は下記の通り行います。

1、日時 6月5日水曜 14:00〜

2、場所 UAゼンセン会館2階会議室
(東京都千代田区九段南4-8-16 Tel03-3288-3549)

3、参加者 代表荒木他調査会役員

4、内容
(1)海上保安庁への要請内容について
(2)1万キロ現地調査第15回(福岡)の報告
(3)最近の拉致問題に関する各種情報等について
(4)しおかぜについて
(5)その他

5、中継
(株)NetLiveのご厚意により記者会見のインターネット中継を行います。遠方の方、一般の方はぜひご利用下さい。

http://www.netlive.ne.jp/

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