組織の壁
【調査会NEWS1372】(25.7.9)
一昨日までの現地調査にご協力戴いた皆様、取材して下さった報道機関の皆様ありがとうございました。報告はあらためて行いますが、取り急ぎ御礼申し上げます。
現地調査日程の後、昨日8日には午前9時から荒木・杉野及び紙谷慶五郎さんのお嬢さんである北越優子さんの3人で第一管区海上保安本部を訪問、総務部長と総務課長に対応いただきました。
結論から言えば特に教えてもらえることはなく、この日から始まった現地雄武(おうむ)町での海保の調査も「これから何ができるか検討するため」とのことでした。北越さんからは調査の船を出すときには自分も乗船させて欲しいとの要請をしましたが、可否については返事はありませんでした。
結論からすれば管区レベルでは決められず、従って回答もできないということだったようです。中央マターの事件として重視しているということなのかも知れませんが。
ただ、はっきり分かったことが一つあります。それは組織の壁の問題で、海保と警察にほとんど連携がないということです。特に圭運丸事件のように陸上では工作員が暗躍していた雄武町で、その港から出港した漁船の乗組員が失踪した場合、両者が連携して捜査することは現状ではほとんど考えられません。1管でのやりとりを後で思い出しながら、正直ぞっとするような感覚に陥りました。本当の意味で国全体が動かなければ拉致問題全体どころか圭運丸事件一つ解決することもできないはずです。
今月26日、衆議院拉致特の閉会中審査があり、私も参考人として出席しますのでこの点についても明らかにしようと思っています。関係各位のご協力をよろしくお願い申しあげます。
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