底なし沼
【調査会NEWS1366】(25.7.1)
昨日の岡田副代表の文にもありましたように、兵庫県警のホームページに掲載された金田龍光さんの情報から新たなことが分かりつつあります。個別の事例を見ていけば今後さらに色々なことが明らかになると思われます。
それにしても曽我さんの拉致が明らかになって未認定拉致被害者の問題に光が当たり始めてから11年、やっと今になってか、というのが正直なところです。前にも書きましたが、それも政権の意向が明確なのと、事態が動きそうなのであわててやっているという感じです。
もう一つ変なのは、警察に届けられているご家族の居住地の県警のホームページに掲載されていながら、消息を絶った県のホームページには掲載されていないケースがあることです。これではやりましたというアリバイ作りでしかありません。そもそも、各県警に押しつけるということ自体がおかしいのであって、本気なら警察庁のホームページにまとめて掲載して県警のホームページからリンクさせれば良いのではないでしょうか。わざわざ外事情報部に「特別指導班」なるものを置いているのですからそれくらい難しいことではないはずです。
このところ漁船の拉致の情報や市川さん・増元さん拉致に関わる情報など様々な情報が寄せられており、私自身再度拉致問題全体の見直しが必要ではないかと思い始めています。10年前調査会を立ち上げたとき、次々に寄せられる失踪者情報の渦の中で、底なし沼に足を突っ込んだような感覚になったものですが、最近あのときの感覚がときどき蘇ります。
最後に何が出てくるのか分かりません。でも真実から目を逸らすことだけはしたくないと思っています。
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