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2013年8月27日

太平洋岸

【調査会NEWS1397】(25.8.27)

 ニュース1395号で千葉(南房総)の現地調査についてお知らせしましたが、「何で北朝鮮から遠い太平洋側に工作活動が関係するのか」と思われた方もおられると思います。そういう方には逆に考えていただきたいのですが、北朝鮮の工作船が太平洋側に来ていないことを証明できるでしょうか。

 かつて北朝鮮に密輸出された日本の中古漁船が東京湾に入った事件がありました。一定の大きさの船なら当然北朝鮮を出て給油なしに太平洋岸に来ることが可能です。また、北朝鮮の貨物船は必ず労働党の関係者が乗り、必要があれば工作活動にも使います。逆に工作機関の運用する貨物船もあるそうです。貨物船を使って工作船に給油することも勘案すれば、太平洋側での行動範囲はさらに広がります。

 また、協力者や日本に住む固定工作員がプレジャーボートを所有していればどこに行ってもほとんど疑われることはありません。そして南房総では鵜沢幹雄さんの失踪があり、北朝鮮関連の施設があり、館山には海自の航空基地があり、もちろんここから見ていれば東京湾に入る米軍艦船や護衛艦を監視することができます。南房総が工作活動に使われていないと考える方が不自然です。

 地図を見ていただけば分かりますが、館山から伊豆下田と伊豆七島の神津島までそれぞれ直線距離で約100キロ、下田と神津島の間が約50キロです。プレジャーボートで十分行き来できる距離で、神津島では昭和51年に当時大学生だった高野清文さんが失踪、その数年後に非公開の男性が下田で失踪しています。また、時期は昭和36年10月から12月にかけ、鎌倉・横須賀で4名が失踪しています。

 このうち2名(高松康晴さん・Nさん)については、当時の「週刊読売」に記事が書かれています。その内容は「昭和36年10月に、2人の若者が突然不思議な失踪をした。失踪した日は新月で、時間は満潮の時間」「昭和36年の始め、Nさんの恩師が釣りをしていたところ、月の無い暗い夜9時ごろ、漁船ほどの小船が由比ヶ浜に入ってくるのを見た。崖近くにまでやってくると1人の人間が海に飛び込み浜辺に上がった。船はそのまま沖に引き返していった」というものです。

 もともと太平洋側の県警は海上からの工作員浸透については無関心なところが多いので、分からなかったのかも知れません(それも問題ではありますが)。しかし、上記週刊読売の記事は内容からすると警察のリークと思われます。工作船が動いていれば電波情報もキャッチされていたはずで、全く分からなかったとは思えません。そう推測していけば太平洋側の北朝鮮の工作活動にも上の方で隠蔽したケースがあるはずです。
 
 前号でお知らせした吹上浜の特別調査については、5月に発表した情報をきっかけに様々な情報が出てきています。太平洋側での北朝鮮の工作活動も気付いていないこと、隠されていることが多数あるのではないかと思います。現地調査で行く南房総に限らず、情報をお持ちの方はぜひお寄せ下さい。

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