« 第2次人権救済申立で日弁連が執行 | トップページ | 法律家の会が声明 »

2013年9月10日

日弁連が第2次人権救済申立について「拉致の疑いが極めて濃厚」と発表

【調査会NEWS1409】(25.9.10)

 昨日9日、日本弁護士連合会は記者会見を開き、昨年3月23日に人権救済申立を受理した7件8人(木村かほるさん・加瀬テル子さん・日高信夫さん・園田一さん・園田敏子さん・生島孝子さん・萩本喜彦さん・藤田進さん)について、すべて「北朝鮮当局によって拉致された疑いが極めて濃厚である」とし、3日に安倍晋三総理・古屋圭司拉致問題担当大臣宛・9日に米田壮警察庁長官宛の要望書を提出(執行)したと発表しました。

 要請文書は日弁連のホームページから全文ダウンロードできます。

http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/complaint/year/2013/130903.html

 会見には房川樹芳副会長・兼川真紀事務次長・秋山篤人権救済調査室嘱託が出席、この間の経緯を説明しました。房川副会長は「政府ができるだけのことをやっていることは認識しているが、進展がみえないことも踏まえこのような要望を出した。日弁連としても色々な機会に対応してきたい。拉致被害は人権侵害の最たるものだと思っている」と語りました。

 また副会長に申立人ご家族に対してのメッセージをお聞きしたところ、「できる限りの調査をしてまとめさせていただいた。ご家族の方には落胆せず、希望を持ち続けて被害に遭った方々の帰国を望んで欲しいと思っております。よろしくお伝え下さい」とのことでした。

 日弁連がこの7件8人について「拉致の可能性が極めて濃厚」であるとした今回の要望書は政府に対しても大きな影響を与えるものと期待されています。この要望書執行にあたり、ご家族が以下の予定で古屋圭司・拉致問題担当大臣に要請を行います。報道関係各位には積極的なご対応をよろしくお願い申しあげます。

日時 9月11日(水) 11:30〜 

場所 大臣室(内閣府)

参加予定者
 天内みどりさん(木村かほるさん姉・青森)
 藤田隆司さん(川口の藤田進さん弟・埼玉)
 前山利恵子さん・光秋さん(園田一さん・敏子さんの長女夫妻・鹿児島)
 仲條富夫さん(加瀬テル子さん親戚・千葉)
 法律家の会 土田庄一事務局長
 調査会役員 代表荒木・副代表岡田・専務理事村尾・常務理事杉野及び曽田

大臣面会後(概ね12時過ぎ)衆議院第1議員会館第6会議室で記者会見を行います。

|

« 第2次人権救済申立で日弁連が執行 | トップページ | 法律家の会が声明 »