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2013年12月20日

北朝鮮2週間ぶりに妨害電波送信

【調査会NEWS1451】(25.12.20)

           専務理事(しおかぜ担当) 村尾建兒

 12月19日、2週間というタイムラグを経て、北朝鮮による「しおかぜ」への妨害電波追従が確認されました。

 過去においてここまで時間が掛かった事は無く、やはり混乱が起きている証拠と考えます。朝鮮労働党で勤務した経験のある脱北者からも「張成沢の党の機関に於けるパワーは凄かった。北朝鮮は党が国家と軍を指導しているシステムだ、北朝鮮による電波妨害が止まった事は裏では混乱状態かも知れない」と言う見解でした。

 これまでも変更前の周波数に妨害が出続けているケースや追従までに1週間程度かかった事はあります。しかし、今回の張成沢粛正、処刑のタイミングや北朝鮮当局の妨害対応、これから冬期に向かい電力事情が厳しくなって行く事を考えると、今後もこのような事態は起きる事でしょう。この妨害電波との闘いは、直接的に北朝鮮の状態を把握する情報の一つになります。今後もこのニュースで逐次状況をお知らせして参ります。

 「しおかぜ」では、昨日からの妨害追従を受け、周波数変更での対応を速やかに準備しております。

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