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2014年2月10日

佐村河内守

【調査会NEWS1477】(26.2.10)

 あまり音楽の素養がないのでそもそもこの人のことを知らず、最初どう読むのか分かりませんでした。

 様々なニュースがマスコミで飛び交っているので分かったようなお話しは避けたいと思いますが、このニュースを聞いて思いついたのは何と言っても「山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件」です。近くで事情を知る人間はおかしいと思っており、しかし大多数の人々にはそのような情報は伝えられず、作り上げられたストーリーが伝播されるという点では全く同じとも言えます。

(DNAデータ偽造事件についてご存じない方もおられると思いますが、概略は下記資料や「隼チャンネル」をご覧下さい)

資料 http://www.chosa-kai.jp/shiryou.html
隼チャンネル動画 http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/mobile/HAYABUSA-002.html

 報道関係の皆さんの中に秘密保護法のことで騒ぐ人は少なくありません。まあ国家権力による規制というのは常に注意を払う必要があると思いますが、そういいながら特に拉致問題など、情報はお役所からもらうばかり(ということはお役所に決定的にマイナスになることは報じない)というのはいかがなものでしょう。

 そのお役所(正確に言えば何十年もの間の政府)のやり方が間違っているからこそ拉致問題が解決しないわけで、そこから出てくる情報だけで報道してもほとんど意味はありません。逆に不作為や隠蔽を正当化する手段として使われるだけでしょう。

 今回、多くの人は「被爆二世の全聾の作曲家」というイメージに騙されました。しかし音楽は作曲したのが佐村河内氏だろうと新垣隆氏だろうと、良いものは良い、悪いものは悪いで割り切れます。また、あくまで音楽の話ですから、金銭的なことを別にすればそれほどの実害はありません。

 拉致は被害者の生命人権・そして国家主権の問題です。DNAデータを偽造して拉致問題の進展を妨げようとする行動は悪いに決まっています。どこに「拉致事件における佐村河内守」がいるのか、私たち自身が常に真実を見つめていく努力を怠ってはならないと思っています。

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