1万キロ現地調査第20回終了
【調査会NEWS1511】(26.3.29)
1万キロ現地調査第20回(愛媛・高知)が終了しました。関係各位のご協力に心より御礼申し上げます。
報告会の折「今回の成果は?」と記者さんに聞かれたのですが、昨日のニュースに書いた永本憲子さんの件などいくつも成果はあるものの、劇的な情報、例えば尋ねて行ったご自宅から拉致の証拠が出てきたとか、海岸を歩いていたら北朝鮮工作員の水中スクーターが見つかったといった成果はさすがにありません。最近はやりの捏造をするわけにもいきませんし、結果については正直に発表しているつもりです。
しかし20回やってきたことによる蓄積は非常に大きなものがあると自負しています。現場に行けば何より感覚をつかむことができますし、皆で議論することで1人で行ったときに気付かなかったことが出てきます。これまでの現地調査と照らし合わせながら新たな可能性が浮かび上がって来たりもします。もちろん現地で「しおかぜ」の収録ができることも大きな意味があります。これからも方法については常に見直しながら、さらに充実した調査なるように続けて参ります。
なお、今回福留貴美子さんの実家など足跡をたどれたのは自分にとっても収穫でした。私は救う会事務局長時代実家を訪ね、当時はお元気だったお母さんの信子さんにお会いしたことがあるからです。その後信子さんは日比谷で行われた国民大集会にも参加されています。
福留貴美子さんは調査会発足前から救う会で拉致被害者として取り扱われており、特定失踪者と政府認定者の中間、いわゆる「救う会認定」に入るのですが、今回は高校の同窓生の方々も5人おいでいただき、今後の進展も期待できるものがありました。今後救出に向けてさらに活動を進めていきたいと思います。
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