看護婦さんの失踪
【調査会NEWS1505】(26.3.23)
26日からの現地調査の対象のお一人、山下綾子さんは看護師でした。女性の看護師(手っ取り早く言えば看護婦さん)の失踪は非常に多く、これに医師(昭和38年非公開女性)・看護学校中退(山本美保さん)・検査技師(松井綾子さん)を入れると以下のように非常に多数になります。
安達恵美子 昭和34年 京都
木村かほる 昭和35年 秋田
正木冽子 昭和36年 徳島
非公開女性 昭和38年 北海道
長谷川文子 昭和44年 北海道
山下綾子 昭和46年 愛媛
国広富子 昭和51年 山口
曽我ひとみ 昭和53年 新潟
非公開女性 昭和54年 山梨
非公開女性 昭和58年 青森
山本美保 昭和59年 山梨
加藤悦子 平成元年 愛知
保泉泰子 平成3年 愛知
松井綾子 平成10年 茨城
このうち木村かほるさん・国広富子さん・山本美保さんは拉致濃厚(いわゆる1000番代リスト)、曽我ひとみさんは政府認定です。他の方々にもかなり怪しいケースがあります。
このリストの特徴は時期が分散していることです。全くの推測に過ぎませんが、朝鮮半島には昔から日本女性に対する憧憬(若干盲目的な)のようなものがあります。例えば金日成が「日本の女っていうのはいいんだ。特に看護婦なんか、献身的だし…」とか言ったので手下が「そうか、看護婦を連れてくれば親分の覚えがめでたくなるんだな」と考えて拉致をしたのではないか。非常に次元の低い話ですが必ずしも的外れとは思えません。
ついでに言えば北朝鮮の政権というのは要は出来たときから山賊みたいなもので、今も山賊みたいなものですから、交渉するにしても山賊としていると思った方が分かりやすいです。私自身朝鮮半島研究者の一人としては、研究対象の次元が低いとなれば自分の次元も低くなったような気になるのですが、やはりあまり考えすぎない方がよろしいかと思います。
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