圭運丸事件で検察・警察・海保合同捜査へ
【調査会NEWS1500】(26.3.18)
昭和42年(1967)11月北海道雄武沖で4人が失踪した圭運丸事件について、昨年12月12日、札幌地検に紙谷慶五郎さんの三女優子さんが告発人、藤野義昭弁護士・川人博弁護士・土田庄一弁護士及び調査会代表荒木が代理人となって告発状を提出しました。その後地検から内容そのままで告訴に切り替えて欲しいとの連絡があり、年が明けて1月に告訴状を提出、地検では警察・海保とも連絡をとりながら対処を検討してきました。
その結果としてこのたび検察・警察・海保が合同の組織を立ち上げて対応することになり、藤野弁護士のところに「あらためて検察・警察・海保に対して告訴して欲しい」という連絡がありました。この要請に基づき3月25日午後3時、札幌地方検察庁にて地検・北海道警・第1管区海上保安本部の担当者に告訴状を提出します。地検に赴くのは告訴人の北越優子さん(紙谷慶五郎さん三女)と代理人の藤野義昭弁護士(前救う会北海道代表)です。告訴状の内容は最初の告発状の「告発」を「告訴」に変えた以外は基本的に同じものになります。
告訴手続きの詳細につきましては藤野法律事務所(011-476-1321)にお問い合わせ下さい。今回検察への告訴も初めてでしたが、検察・警察・海保で組織を立ち上げて連携するというのも拉致問題では初めてであり、画期的なことだと思います。ぜひ結果が出るよう期待する次第です。
(写真は左上紙谷速水さん・右上紙谷圭剛さん・左下紙谷礼人さん・右下が父の紙谷慶五郎さん)
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