もう一つの偶然?
※岡田和典・調査会副代表の調査会ニュースへの寄稿です。
【調査会NEWS1536】(26.4.24)
2002年3月11日、突然に有本恵子さんが拉致認定されます。
翌12日、金子恵美子の旅券法違反事件公判が開かれ、検察側証人として出廷した八尾恵は「ロンドンに留学していた有本恵子さんを騙して北朝鮮に連れ出した」と証言します。
同じ日のTV朝日「スーパーJチャンネル」で、八尾恵の有本恵子さんご両親への謝罪場面が放送されます。
何年にもわたりご両親が訴え続けたにもかかわらず、何一つ進展のなかった有本恵子さん拉致事件は、2日間で一気に拉致認定にまで進展します。この時間の一致も、偶然の一致なのでしょうか。
2002年3月20日の参議院外交防衛委員会にて漆間警備局長は八尾恵について尋ねられ「時効になっていないものとして捜査を進めている。形式的には正に拉致の実行犯」と答弁しています。
八尾恵証言に基づき、安部公博が有本恵子さん拉致実行犯として国際手配されますが「私がやりました」という八尾恵を逮捕せずに、「やっていない」という安部公博を逮捕し公判維持できるのでしょうか。
八尾恵謝罪の10日ほど前「今は言えないけれど、大変なことがおこる。」と有本さんご両親から私は聞いていました。TV朝日「八尾恵謝罪スクープ」の動きを政府が事前に知らないわけがありません。
2002年3月11日と12日にいろいろなことがあこりました。
拉致事件を検証していますと、不思議なことばかりで、頭が痛くなってきます。
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