偶然?(訂正版)
【調査会NEWS1531】(26.4.19)
※当初掲載された内容の一部(松木薫さんに関わる部分)に誤りがありました。ここに掲載されたものは修正したものです。
副代表 岡田和典
私が住む神戸市で生まれ育った有本恵子さん拉致に関することです。
有本さんは神戸市立須磨高校を卒業するのですが、よど号犯の柴田泰弘(故人)も同じ須磨高校の出身者であり、有本さんの高校の先輩です。北朝鮮で柴田の妻となったのが八尾恵で「ロンドンで偶然に会い有本さんに声をかけた」そうです。八尾は8人のよど号犯妻のうち、ただひとりの兵庫県出身者です。よど号犯の赤木士郎の妹は、兄を慕って北朝鮮の革命村で生活しますが、この妹もまた須磨高校出身者です。確率的にはあり得ないような偶然につぐ偶然がロンドンでおこったのです。
よど号犯妻に拉致された松木薫さんのお姉さん・斉藤文代さんは熊本県玉名市立玉名中学の卒業生です。同級生によど号犯の岡本武がいます。薫さんと岡本とは同じ小学校の出身です。松木薫さんは大学3年で京都産業大学に編入学し、京都外国語大学大学院に進学します。岡本は京都大学であり、今なお京都には岡本を慕うメンバーが活動を続けています。松木さん岡本ともに熊本県玉名市、京都市で多感な時代を送ります。
有本さん、松木さんの二人に、あり得ない偶然が重なっています。これを偶然と言い張るのは余程の隠さなければならない事情があるのでしょう。
有本さんは語学留学で英国へ、松木さんは語学留学でスペインに行きました。「語学堪能な人物」との北朝鮮からの要求に応じた日本国内の協力者が、北朝鮮に二人の情報を伝え「偶然に出会ったのではなく、狙い定められて」拉致されたと考えるのが自然ではないでしょうか。
(神戸市立須磨高校 よど号ハイジャック事件の後、赤軍派高校生グループにより、バリケード封鎖。翌年2学期の初め、校庭で副リーダーが焼身自殺。学校内の公認サークルとして日本国内の工作員養成組織といわれる朝鮮問題研究会あり。)
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