« エイプリルフール | トップページ | 大町ルート »

2014年4月 2日

藤田進さん(新潟)のお母さん逝去

【調査会NEWS1515】(26.4.2)

00260401_231625

 昭和40年に新潟県青海町(現糸魚川市)で失踪した藤田進さんのお母さん、フミさんが3月30日逝去されました。

 藤田さんのところには一昨年8月、1万キロ現地調査で訪れました。このとき既にフミさんは92歳でした。ご自宅で収録した「しおかぜ」のメッセージは次のようなものです。新聞の折り込み広告の裏に書かれたメッセージを一所懸命読んでおられました(写真はそのときのもの。右が藤田進さん)。

------------------------------------------------
 進、かあちゃんはお前のことを忘れた日はありません。昭和40年3月26日カレーを食べて出かけけたあの夜から忘れたことはありません。この空の下にどこかで生きていると信じています。かあちゃんががんばっております。必ず生きて会いたい。
--------------------------------------------------

 ご自宅を辞して海岸に向かうとき、フミさんは両手を合わせて私たちを拝むようにしておられました。息子さんを思う母の気持ちと、消息一つお届けすることのできない私たちに頼らねばならない現実を思うとき、その姿には皆胸の塞がれる思いでした。

 昨日(4月1日)糸魚川市内でお通夜が執り行われました。私も今日の葬儀には参列する予定です。行ったところで何の弁解もできないのですが、せめてお詫びをしなければ、と思っています。

 なお、このときのフミさんの「しおかぜ」メッセージを含めた1万キロ現地調査第10回(山梨・長野・新潟)の模様は戦略情報研究所の映像配信「隼チャンネル」でご覧になることができます。

http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/index.html

(「隼チャンネル」の第4回「第10回 1万キロ現地調査報告 山梨・長野・新潟 大町ルート編」のところをご覧下さい)
 

|

« エイプリルフール | トップページ | 大町ルート »