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2014年4月13日

不審な船

【調査会NEWS1525】(26.4.13)

 前からあちこちで聞いてきたのが「不審な船」、文字通り「不審船」の情報です。1月の種子島・屋久島の現地調査のときも沖合で黒い船が闇の中灯火をつけずに停泊していて漁船がぶつかりそうになったという話がありました。このあたりも工作船のルートになっているようですが、20トンくらいの船に見えたということでした。平成13年(2001)12月に奄美沖で沈んだ北朝鮮工作船が44トンですが、夜間なのであるいは同じクラスの船が多少小さめに見えたのかも知れません。

 それ以外にもっと小さな船が海岸近くで目撃されたケースもいくつもあり、多くの場合「黒っぽい」とか「非常に汚い」といった表現がなされています。宮崎で遊漁船が後ろが開いてクレーンの付いた6〜8トン程度の船に追われたという話もありました。

 通常であれば工作員の侵入は工作母船で沖合まで来て、そこから格納してある子船で海岸近くまで行き、その後ゴムボートか水中スクーターというものだと思われていました。先日メールニュースで書いたように上陸に元工作員李相哲氏の言う「アクアスクーター」(某政府機関によれば「水中推進機」)を使った場合もあるでしょう。また奄美沖の事件があった後に元工作員安明進氏は「次は絶対に潜水艦でやってくる」と言っていました。侵入の方法は様々だったはずです。

 日本の漁船を何かの利益供与と引き替えに工作船代わりに使った可能性もありますし、特に房総・伊豆半島・伊豆七島を結ぶトライアングルにはプレジャーボートを使った可能性もあります。他の地域でも同様ですが、漁船の場合は漁師さんが自分のところの船かよその船かはすぐ識別できるので、通報等される可能性もあります。しかしプレジャーボートなら不審に思う人は少ないはずです。

 自分が工作機関の人間であればどうするかという視点にも立ちながら、色々な可能性を考えています。皆さんの周りに不審な船の情報がありましたらぜひお寄せ下さい。

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