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2014年5月31日

国際講座での私の講演の質問について(4)

 5月24日の拓殖大学国際講座で当日時間がなくていくつかの御質問に答えられませんでしたので、Facebookとブログでお答えしています。質問の内容については同様のものがあるのでまとめたり加筆してあります。ご了承下さい。

(質問)結局事大主義は変わらないのか。

(お答え)韓国のジャーナリストでもうご高齢の方ですが、冗談交じりにこんなことを言っていた方がおられました。

 「(朝鮮半島で)一番優れた人間は外国から攻めてきたとき戦って死んでいった。目端の利くやつは外国に逃げた。今残っているのはカスばかりですよ」。

 同じ半島国家でもイタリアは圧倒的に強大な国家と隣接していたわけではなく、また地中海に向かって開かれていました。朝鮮半島は中国と大部分の国境線を接し、現在はロシアとの国境もあります。海に出ようとしても日本が両手を広げて立ちはだかるような形になっていて逃げられません。そういう中で生き抜いていくためには、どこかの大国にくっついていなければならないというのは歴史的に仕方なかったと思います。ですからこれからも同様の判断がなされる可能性があり、日本としてはそのようなものだと思っているべきでしょう。逆に言えば日本が強くなれば朝鮮半島は自動的に日本に接近してきます(それが良いかどうかは別として)。

 なお事大主義というのは本来克服されるべきものですが、わが国も同じ地政学的状況に置かれたら戦って自立を守れるかどうか分かりません。いわんや現在の国際的位置は現代に生きる私たちが作ったものでもありません。日本も戦後米国への事大主義を続けてきたわけですし、現実を冷静に見つめることは必要でも、それをもって朝鮮を批判する根拠にはならないと思います。

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