特定失踪者の数字について
【調査会NEWS1562】(26.5.31)
日朝協議の結果の発表にともない調査会にも様々なお問い合わせが殺到しています。特に多いのは各県のマスコミの方から「自分の県の特定失踪者は何人か」というものです。また、「特定失踪者の総数を教えて欲しい」というものもあります。ご参考まであらためてお知らせしておきます。
1、各県関連の失踪者
これについては数字の県別一覧を近いうちに発表する予定ですが、実はもともと非常にあいまいな数字です。「各県関連」という場合、調査会では
(1)その県で失踪した(最後の情報がある)
(2)その県に住んでいた人が他県で失踪した
(3)現在連絡先となっているご家族がその県に居住している
の、三つの場合を入れています。従って一人の失踪者でいくつものケースにあたる場合があります。例えば七條一さんの場合(1)は石川県、(2)は東京都、(3)は徳島県となります。
さらに、(1)については「失踪した」と一口に言っても人間がどこか一つの地点で蒸発するとか、突然空に上ったりするわけではありません。あくまで最後の足取りということになります。山本美保さんや秋田美輪さんのように遺留品のバッグが日本海側の海岸に置いてあったケースでも、偽装工作の疑いがあり、本人がそこに行った可能性は低いと思われます。
したがって調査会では正式には「失踪した場所」とは言わず「最終失踪関連地点」としています。便宜的に「失踪した場所」という場合がありますが、本来的にはそういう意味です。したがってこの数も本当は曖昧なものということになります。
2、全体の失踪者数
これについては以下の調査会のホームページ「公開リスト集計」に若干の誤りがあります(週明けには訂正予定)。
http://www.chosa-kai.jp/listsyukei.html
「特定失踪者」というのは「拉致の疑いが完全には排除できない失踪者」を指します。したがって本来の意味では調査会のリストだけでなく、警察のリスト及びどちらのリストにないが拉致の可能性のある人まで含めて特定失踪者になります。
ただ、これだと分かりにくいので通常は「調査会にある特定失踪者のリスト」という言い方をして次のようになります。
現時点での公開者 270名
拉致濃厚(通称1000番代リスト)77名
拉致疑惑(通称0番代リスト)193名(現時点のホームページでは191名となっていますが193名の間違いです)
また非公開者430名について
うち調査会独自リスト約230名
うち警察発表の公開リスト約200名
となっているのは調査会独自リスト約200名、警察発表の公開リスト約230名の間違いです。
警察発表の公開リストとは、一昨年警察が「拉致の可能性のある失踪者」として発表した868人(発表当時)の中で、その後ご家族の了承のもとに県警のホームページに写真などを掲載した人のうち、調査会のリストになかった人です。この方々には私たちからコンタクトはしていないので、調査会リストでは非公開に入っています。警察のホームページでの公開は少しずつ増えていますので、現在はもう少し多くなっていると思います。
また、表の最下段、「現時点での特定失踪者総数」というのは正確には「現時点での調査会にある特定失踪者のリスト総数」になります。調査会の独自リストとしては公開270名、非公開約200名で合計約470名、警察の公開リストを加えた調査会のリスト全体では約700名ということになります。
なお、調査会リストの中で公開の270名は全員、非公開の約200名の半数以上は警察のリストと重複しています。ホームページの誤記については週明けにも訂正します。
以上、分かりにくいとは思いますが、はっきりした数は最後の最後まで分からないでしょう。調査会の活動自体底なし沼の中に入っていくようなもので、あいまいさを前提にしないと拉致の全体像は分かりません。今後とも各位ご協力をよろしくお願いします。
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