内陸と太平洋側
【調査会NEWS1544】(26.5.7)
前号の「思い込み」の続きのような話です。
今も多くの方々は拉致が日本海側の海岸線で起きたものと思っているのではないでしょうか。しかし、現実に考えると現在の政府認定拉致被害者だけをとっても、決して海岸でやられている人は多くありません。
順番に言えば次のようになります。
●久米裕さん(連れ出されたのが能登半島であるだけで、誘引されたのは東京)
●松本京子さん(現場から海岸まで300メートル以上はある)
●横田めぐみさん(同上)
●田中実さん(連れ出されたのはウィーン、誘引されたのは神戸)
●田口八重子さん(連れ出された現場は宮崎説と佐渡説があるが、誘引されたのは東京)
●曽我ひとみさん・ミヨシさん(現場は国道上で、船が止められていたという国分川の河岸まで200メートルはある)
●原敕晁さん(連れ出されたのが宮崎、誘引されたのは大阪)
●有本恵子さん・松木薫さん・石岡亨さん(欧州での拉致)
地村保志さんと富貴江さん、蓮池薫さんと祐木子さん、市川修一さんと増元るみ子さんのアベック拉致3件及び富山県高岡市でのアベック拉致未遂はいずれも海岸の近くと言われていますが、偶然海岸でやられたものとは考えにくく、2人のどちらかが狙われていたものと思われます。直接の拉致の現場が海岸近くだったということです。
こうやって見ていくと日本海側の海岸で、たまたま工作員に出会って連れて行かれたと確信の持てるケースは一つもありません。いわんや特定失踪者になれば内陸も太平洋側も関係なく失踪が起きており、工作員の活動も全国で行われています。この点は私たちが現地調査を通して痛感しているところです。
今週末、岐阜市内で救う会岐阜主催の集会があります。ここでは岐阜大学の大学院生だった林雅俊さんが平成10年(1998)5月12日に失踪していますが、他にも怪しい情報があったり、元工作員と思われる人物が住んでいます。内陸や太平洋側にお住まいの方は拉致に関する思い込みで、自分たちとは関係ないと思っている場合が多く、情報収集にもネックになっていますが、おそらく眠っている情報が(場合によっては隠されている情報が)相当あると思います。お気づきの点がありましたらぜひご協力下さいますよう、お願い申しあげます。
※上記の岐阜の集会は以下の通り行われます。お近くの方はご参集いただけると幸です。
★5月11日(日)14:00 林雅俊さんの失踪を考える会(救う会岐阜主催)
●ハートフルスクエアーG(JR岐阜駅東隣)
●代表荒木が参加
●問合せ:救う会岐阜・野原代表(090-8336-8621)
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