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2014年5月28日

間違い

【調査会NEWS1558】(26.5.28)

明日の記者会見では圭運丸事件に関し、これまで発表したことの中に一部誤認があったので修正します。現地調査の事前準備で分かったもので、1543号のニュースで書いた「思い込み」を自分たちがやっていたものでした。

 調査会の11年間はまさに試行錯誤で、この間様々な間違いがありました。もともと「拉致の可能性のある失踪者の調査」という目的自体が、拉致以外の理由の失踪が見つかることを前提としたものです。私たちは非公開の方でも国内で見つかった場合は非公開のままで見つかったことを発表していますが、非公開なら発表しなくても誰にも分からないことで、発表すればかえって他の失踪者についても「拉致でないのでは」という疑問を持つ方も出るはずです。

 しかし100パーセントを最初から求めれば拉致問題の真実に迫れるはずがありません。調査会自体そのリスクを負うことが最大の存在意義であるとすら思います。

 自己正当化になるかも知れませんが、拉致問題が進んでいない理由の一つに、政府がこれまでの過ちを全く認めていないことがあります。過ちを認めるからこそ進展させることができるのだと思いますが、お役所の原則は「お役所は間違いを犯さない。だからお役所のやることに間違いはない」というものです。警察、特に警備警察はとりわけその性格が強く、だからこそ何十年にもわたって1人の拉致実行犯も罪に問うことができなかったのだと思います。

 正直なところ自分自身あまり間違いを認めたくありませんので、大組織となればなおのこと難しいのでしょうが、拉致問題には官民問わず皆が認識や対処方針を間違ってきて、その結果がこれだけ長期間かかっていることにつながっています。やはり正すべきところは正さなければならないはずです。

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