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2014年6月 4日

六角関係

【調査会NEWS1566】(26.6.4)

 これから北海道の現地調査に向かいます。この間の騒ぎで問合せも多く準備に十分時間を掛けられませんでしたが、ともかくしっかり成果を出していくつもりです。

 ところで昨晩、米国の自由アジア放送(韓国語)から電話取材を受けていて、なるほどと思ったことがあります。

 質問の中で「核・ミサイル問題について日米韓の協力をしなければいけない局面で拉致問題だけで日朝が進む可能性はないのか」というのがありました。「核・ミサイル問題も日本にとって深刻な問題だから拉致問題が進むといってそちらを放棄することはない」と、日本政府みたいな答弁をしましたが、私の韓国語能力のせいもあり、正直なところ一瞬答えに窮しました。

 しかし考えてみるとこのことも今後様々交渉に影響してくると思います。拉致は日朝2国間の問題ですが、これに核・ミサイル問題が絡むと米中露韓が関わることになります。これまでも拉致問題の様々な局面で米中韓が干渉してきました。足を引っ張るような行動もありました。ロシアも含めた「六角関係」は極めて厄介です。

 例えばオーストラリアとニュージーランドの交渉なら2国間ですから1本だけの線ですが、6カ国が絡むと6×5÷2で線の数は15本にもなります。この入り組んだ線の中で拉致問題を進めていくことは並大抵のことではないと思います。少なくとも「1年間」などというのんびりしたスパンでやっていれば途中で様々な茶々が入り当初のもくろみと違う方向に行ってしまう可能性があります。北朝鮮も日朝で進める以上に良い条件があれば外交の信義など全く意に介さないと思います。

 いずれにしても一筋縄ではいきそうにありません。これまた政府も、国民も覚悟が必要ということです。

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