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2015年1月30日

理事会での決定

【調査会NEWS1773】(27.1.30)

 1月28日に開催された特定失踪者問題調査会理事会において、今後の活動について次のように決定しました。

1、交渉による「解決」ではなく力による「救出」を

 昨年後半の「再調査」に関わる交渉は失敗であり、今後継続しても成果が得られる可能性はほとんどない。交渉するにしても必要なことは力の裏付けである。その意味で以下のことを求めていく。

(1)自衛隊による救出の具体化
(2)7月に解除した制裁の再発動
(3)日本国内にいる工作員の摘発
(4)朝鮮総聯本部ビルから朝鮮総聯を退去させること

 以上について、拉致問題全体の説明と含めパンフレットを作成する。

2、必要に応じた政府に対する実力行使

 説明会での状況などからして、話し合いで政府が動かないことは北朝鮮も日本政府も同様である。タイミングの問題はあるが状況によっては官邸前などでの座り込みやハンストをはじめとする実力行使も行う。

3、メディア戦略の見直し

 YouTubeやニコニコ動画、Ustreamなどを通した動画による情報伝達を積極的に行う。アニメやネットゲームなど様々な媒体を利用し、座り込みの中継なども含めて活用していく。

4、今後の現地調査について

 当面の予定として次のように行う。

第26回 5月 北海道(道南日本海側)
第27回 7月 北関東(埼玉北部・群馬)
第28回 9月 福井(嶺北)・石川(能登北部)
第29回 11月 香川・徳島

 今後については可能な限り当該地域の警察も訪問し状況についてのヒアリング等を実施する。 
 
5、しおかぜについて

(1)出力のアップ
 100kw送信から300kw送信へ総務省は周波数確保へ動いている。過去の実績からして2月末から3月初めまでには周波数確保の見通し。最終的にはKDDI、NHKとの協議になるが、実現に向け協力を要請していく。

(2)内容の充実
 戦略情報研究所研究員キム・チョルミン(2005年脱北 仮名)氏の協力のもと北朝鮮内部及び中国東北部からの情報入手ルートの確立など内容の充実を図る。

(3)中波放送実施に向けて
 政府主催ラジオシンポジウムでも中波の必要性は各対北放送局の課題になっている。これまで国会等の場で総務省、NHKへ国内送信の働きかけを実施しているが、今後海外送信も視野に各方面に協力を要請していく。そのための財源を確保する。

6、しおかぜコンサートについて

 今回楽曲を提供してくれたアーティストを中心にし、さらに一般公募を行い国民参加により規模の拡大を図る。8月を目処にプレイベント的なコンサートを実施する(実施方法は未定)。政府も昨年同様コンサートを行う予定だが、内容は見直される予定であり、政府、拉致問題対策本部への企画協力要請を行っていく。

7、1万キロ現地調査・個別の調査以外の国内外における情報収集について

 特定失踪者の地域まで特定された生存情報等もあるものの現実には事態を動かすに至っていない。資金及び人脈の問題はあるが、具体的な救出と、前述しおかぜの内容の質的向上に資することも考慮し、あらためて具体的方法を検討する。

8、バルーンプロジェクトについて

 韓国の中ではビラ撒布のための風船打ち上げが非常に難しい状況にあるが、現在私たちが提携している李ミンボク・対北風船団長への協力を引き続き行う。

9、FAXプロジェクトについて

 民社人権会議(事務局長・武藤常務理事)に依頼し実施中。

10、山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件について

 日弁連の勧告が行われてからも警察には一向に応じる気配がない。逆に言えば鑑定書の中に絶対に明らかにしたくない内容が含まれているということだろう。川人常務理事(法律家の会幹事)とも協議の上再度日弁連への督促を行う。また別途の方策を模索していく。

11、行政・教育機関における啓発活動について

 家族会結成と救出運動スタートからすでに18年が経過し、また近年の関心低下などから基礎的なことも知らない人が増えている。特に5人の帰国も知らない世代が育ってきている。一部の自治体ではさまざまな取り組みをしているので、これを周知し、関心の低い自治体でも実現するようにしていく必要があると思われる。大臣に要請し、拉致問題対策本部で全国の各自治体の拉致問題への取り組み(政府からの指導の実施状況及び独自の取り組みの状況)を集約し公開するように求める。

12、政府への要請について

・理事会決定について早急に山谷大臣への要請を行う

・特定失踪者家族と総理・担当大臣との面会の場を設けるよう要請する。

・家族会・救う会・調査会に対する政府からの説明会への特定失踪者家族の参加(毎回2名程度の交代での同席)を求める。

・調査会リスト以外の人も含め拉致の疑いのある失踪者の家族に県ごとで(1)北朝鮮との交渉の状況、(2)県内においての捜査状況の報告の場を作るよう求める。

13、調査会の人事について

 三宅博・元常務理事が常務理事に復帰。

以上


▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです

夜 22:30〜23:30 5910kHz、5985kHz、6135kHz のいずれか
深夜 1:00〜2:00 5910kHz、5955kHz、6110kHz のいずれか

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。

★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿

★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k

★2月1日(日)14:00「拉致問題を考える国民の集いin宮城」(政府拉致問題対策本部・宮城県主催)
●仙台市福祉プラザふれあいホール(仙台市青葉区五橋2-12-2 地下鉄五橋駅前)
●代表荒木が参加
●問合せ:宮城県国際経済・交流課(022-211-2277)

★2月26日(木)14:00「シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊(3)』」(予備役ブルーリボンの会主催)
●衆議院第1議員会館(国会議事堂前駅徒歩3分)
●代表荒木が参加
●問合せ:info@yobieki-br.jp(事前申込制)


★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
●巻公民館(JR越後線巻駅8分 0256-72-3329)
●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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特定失踪者問題調査会ニュース
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発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha351@nifty.com宛メールをお送り下さい)
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願います)
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