罪を償わせる
【調査会NEWS1776】(27.2.2)
今回の湯川さん・後藤さん人質事件については、様々な情報が錯綜しており、何が真実なのか私には正直なところ判断できません。ですから軽々なことは言えませんが、どうしても拉致問題と重ねて考えてしまいます。
この事件と拉致問題が根本的に異なるのは、やはり自分の意志の問題でしょう。お二人ともどのくらい認識していたのかはともかく、少なくとも危険があると分かった上で行ったことは事実であり、この点本人の意志に反して北朝鮮に連れて行かれた拉致被害者とは全く異なります。自分の意志で北朝鮮に入ったヨーロッパ拉致の被害者も騙されて行ったのであり、意味が異なります。
お二人は少なくとも日本国内で観光旅行するのと同じつもりで彼の地に赴いたわけではないでしょう。私自身紛争地帯というわけではありませんが拉致問題がらみで「ここで間違ったらちょっと危ないかな」と思ったことくらいはあります。しかし、それは全く自分の責任でのことで、何かあっても日本政府が助けに来てくれるなどという期待は全くありませんでした(かえって喜ばれるかなとは思いましたが)。紛争地帯に行く人間ならなおのことそう思っているはずです。
ところで安倍総理は後藤さん殺害について「罪を償わせるために国際社会と連携していく」と発言しました。これが何を意味するのかは分かりませんが、過激派でも何でもない、しかも日本に親しみを持ってくれている多くのイスラムの人たちに共感を持ちながら、あくまでテロにだけ対処するよう切に望みます。
そして、自らの意志で危険を顧みず行った二人が殺害されたことに対してこれだけのことを語るなら、長期にわたって多数の日本人が連れて行かれていることについて「罪を償わせる」という言葉すら一度も出たことがないのとのギャップがどこにあるのか、明らかにしてもらいたいと思います。
この違いはどこにあるのか、喧噪の中で忘れられてはいけない問題であるはずです。
▲現在「しおかぜ」放送時間と周波数は以下の通りです
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★「正論」2月号
●代表荒木がシンポジウムのパネラーとして「自衛隊特殊部隊の元リーダーが語る拉致の解決策」の中で発言。
★「WiLL」2月号
●代表荒木が「北朝鮮に誠意は通じない」と題して寄稿
★チャンネル桜・防人の道「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム報告・特番「しおかぜコンサート」の意義」
●専務理事村尾が出演
●放送済み。下記のYouTubeでご覧になれます。
http://youtu.be/aylYH105Q2k
★2月26日(木)14:00 シンポジウム『拉致被害者救出と自衛隊(3)』邦人救出のシュミレーション-憲法改正と絡めた二つのシナリオを考える(予備役ブルーリボンの会主催)
●衆議院第1議員会館(国会議事堂前駅徒歩3分)
●代表荒木が参加
●問合せ:info@yobieki-br.jp(事前申込制)
★3月15日(木)13:00 大澤孝司さんと再会を果たす会総会(同会主催)
●巻公民館(JR越後線巻駅8分 0256-72-3329)
●代表荒木が参加
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