« ストックホルム合意1年 | トップページ | 余市防備隊 »

2015年5月25日

1万キロ現地調査26回日程

【調査会NEWS1884】(27.5.25)

 以下、本日現在の概要をお知らせします。関係各位には大変お世話になりますがよろしくお願いします。なお、途中調査の状況などにより日程が変更になる場合がありますので予めご了承下さい。

第26回 1万キロ現地調査(北海道・道南地区)概要

1 目的
(1) 現地調査により個々の事件及び北朝鮮による拉致・工作活動への認識を深める。
(2) 広報啓発活動を通し今後の工作活動を抑止する。
(3) 現地で特定失踪者家族・政府認定者家族他関係者から北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」のメッセージを収録する。

2 参加者
(1) 調査会:代表荒木和博・副代表岡田和典・専務理事村尾建児・常務理事杉野正治・同武藤政春・同曽田英雄・同恵谷治 計 7名
(2) 調査会を支援する会 梅原克彦監査
(3) 関係ご家族・証言者

3 日程

※当日の調査の状況等により日程の変更の可能性がありますのでご了承下さい。

■ 5月27日(水) 
 ※ 東京出発組 ANA553便で11:45函館空港着。
○ 12:00 函館空港 (ブリーフィング後)出発
    ↓   江差町椴川町へ移動。 
〇 15:00 江差町椴川橋着。
    ↓   朝鮮総聯元財務副局長・韓光煕が選定した工作員との接線ポイント「椴川」の検証。
○ 15:30 江差町椴川橋 出発。
    ↓   江差町 鴎島入口へ移動。
○ 15:40 江差町 鴎島入口 着。
    ↓    江差関連事件の検証等
○ 16:30 江差港 出発。
    ↓   乙部港へ移動。 
○ 17:00 乙部港着
    ↓   乙部関連事件の調査・検証等
○ 18:00 第1日目調査終了。 乙部港出発。
    ↓   国民宿舎「あわび山荘」へ移動。
○ 19:15 国民宿舎「あわび山荘」着。 宿泊
     ● 〒043-0515 北海道久遠郡せたな町大成区貝取澗388番地 ℡01398-4-5522

■ 5月28日(木)
○ 08:00 「あわび山荘」出発
    ↓   八雲町経由 長万部町「国縫川」河口へ移動。 
〇 10:00 国縫川河口 着。
    ↓   渡辺栄一さん関連ブリーフィング、その後国縫川沿いに花石トンネルまで移動調査。
〇 10:55 花石トンネル 着。
    ↓   渡辺栄一さん関連ブリーフィング・調査。
〇 11:30 花石トンネル 出発。
    ↓   久遠郡せたな町北桧山区北桧山へ移動。 (途中、昼食時間含む。)
〇 13:00 北桧山「(株)名取商店」前 着。
    ↓   名取志津子さん関連調査。
〇 14:00 北桧山町出発
    ↓   久遠郡せたな町瀬棚区本町へ移動。
〇 14:15 せたな町瀬棚区本町57 着。
    ↓   名取志津子さん関連調査。
○ 15:00 せたな町瀬棚区本町57 出発。
    ↓   「瀬棚海上保安署」(久遠郡せたな町瀬棚区三本杉30)前 展望台へ移動。
〇 15:05 「瀬棚海上保安署」前 展望台 着。
    ↓   朝鮮総聯元財務副局長・韓光煕が選定した工作員との接線ポイント「蝋燭岩」の検証。
〇 16:00 第2日目調査終了。 瀬棚海上保安署前 展望台 出発。
    ↓   岩内郡岩内町字万代2-1「ベイホテルいわない」へ移動。 
○ 19:30 「ベイホテルいわない」着。 宿泊。
  岩内郡岩内町万代2-1 ℡0135-62-7788

■ 5月29日(金)
○ 08:00 「ベイホテルいわない」 出発。
    ↓   岩内港へ移動。 
〇 08:05 岩内港 着。
    ↓   城崎暎子さん関連調査
〇 09:00 岩内港 出発。
    ↓   岩内郡共和町宮丘 「城崎暎子さん実家」へ移動。
〇 09:20 共和町宮丘 着。
    ↓   城崎暎子さん関連調査。
〇 09:50 共和町宮丘 出発。
    ↓   小樽市祝津海岸へ移動。(途中、昼食時間含む)
〇 12:30 小樽市祝津海岸 着。
    ↓   非公開女性関連調査。
〇 13:30 小樽市祝津海岸 出発。
    ↓   小樽市内で他の事案も含め調査を実施。
〇 17:30 小樽市民センター5号会議室
    ↓   報告会及び記者会見(斎藤裕さんの姉斎藤由美子さん・川田ただひさ救う会北海道代表ら参加)
〇 18:30 報告会・記者会見終了

<検証項目及び調査対象者>

1 検証項目
(1) 朝鮮総聯元財務副局長・韓光煕が選定した工作員との接線ポイント
  ア 江差町椴川地区
  イ 瀬棚町最内沢(蝋燭岩)
  ※ 泊村盃地区は時程の都合で割愛
(2) 江差港
  ア 1971(昭和46)年8月27日に発生した「北海道檜山郡江差港沖不審船」事案。
海上保安庁航空機が北海道檜山郡江差港沖約110海里(約200km)にて漁船型の不審船を発見、追跡するも逃走。
  イ 1971(昭和46)年10月18日に発生した「梁桂海」事件。
桧山管内江差町の江差港から上陸し、東京に向かおうとした男が函館市内で職務質問を受け、函館西署が外国人登録法違反で逮捕したが、最終的に不起訴となった。男は北朝鮮で工作員の訓練を受けた後、日本円40万円を支給されて日本に再潜入していたことが判明した。

(3) 乙部港
  ア 1957(昭和32)年6月25日に検挙された「弘昇丸」事件。この事件は、北朝鮮工作員須谷良介こと崔竜雲(当時32歳)が、北朝鮮でスパイ訓練を受けるために密出入国し、北朝鮮との密貿易に従事していた北朝鮮工作員 金山斗七こと金斗七(当時36歳)が漁船を利用して崔竜雲ら北朝鮮工作員の北朝鮮との密出入国を手引きしていたスパイ事件である。

 崔竜雲は、東京都内居住の朝鮮総聯女性同盟副委員長及び北朝鮮から派遣された氏名不詳の北朝鮮工作員Aから獲得され、1956(昭和31)年1月末、Aらとともに、福岡県八幡港からノルウェー船・プロデュース号に乗り、香港経由で北朝鮮に密出国した。その後約8ヶ月間のスパイ訓練を受け、◎妻子の北朝鮮帰国、◎新たに派遣される北朝鮮工作員・李亨のアジト設定、◎外国人登録証明書の不正入手などの任務を指示され、李亨とともに、1956(昭和31)年10月3日、無線機、エ作資金等を携行して、金斗七の手引きにより漁船「弘昇丸」で北海道乙部港から密入国した。

 金斗七は、このほか、1956(昭和31)年7月には北朝鮮工作員4人を「弘昇丸」で、1957(昭和32)年8月にも北朝鮮工作員3人を「第11海幸丸」で、我が国と北朝鮮の間の密出入国の手引きをしていた。北海道警察は、1957(昭和32)年6月25日に崔竜雲を、10月9日に金斗七を、それぞれ逮捕するとともに、12月6日までの間に関係者7人を逮捕した。金斗七は、1958(昭和33)年2月18日、函館地方裁判所において、出入国管理令違反で懲役1年、崔竜雲は、1958(昭和33)年12月23日、函館簡易裁判所において、出人国管理令違反で罰金3万円の判決を受けた。

※ 崔竜雲は、1959(昭和34)年、『特別在留許可』を取得。
  イ 乙部港周辺での不審事案
   ※ 現地で開示予定。

(4) 小樽港周辺での不審事案
   ※ 現地で開示予定。

2 調査対象者
(1) 渡辺栄一さん

氏名:渡辺 栄一 (わたなべ えいいち)
生年月日:1955(昭和30)年4月17日
当時身分:建設技術者
当時住所:北海道空知郡奈井江町東町
失踪日:1997(平成9)年11月9日
最終失踪関連地点:瀬棚郡今金町字住吉141-1 海道建設花石トンネル作業所  
〇 失踪状況
 失踪前、トンネル作業所から「1週間くらいで作業終了する」と電話で知らせ、その後失踪。警察や消防団が山狩りなど3日間捜索するが何も出てこず。12月7日本人の車が国縫川沿いで発見される。指紋採取をしたがきれいに拭き取られ、何も出なかった。

(2) 名取志津子さん
氏名:名取 志津子 (なとり しづこ)
生年月日:1952(昭和27)年2月16日
当時身分:店員
当時住所:北海道瀬棚郡瀬棚町本町
失踪日:1971(昭和46)年12月2日
最終失踪関連地点:瀬棚郡北桧山町    
〇 失踪状況
 勤務先であった姉の嫁ぎ先より帰宅途中に失踪。当時は国鉄・瀬棚線で通勤していた。静岡から戻ってくる母が午後7時半頃北桧山駅に列車に乗る予定だったため、いつもより店をでる時間を約1時間遅らせた。帰り際に「明日母のお土産をもってくるから」と親類に言って店を出た。

(3) 城崎瑛子さん
氏名:城崎 瑛子 (しろさき えいこ)
生年月日:1946(昭和21)年7月20日
当時身分:家事手伝
当時住所:北海道岩内郡共和町
失踪日:1967(昭和42)年4月21日
最終失踪関連地点:岩内郡岩内町
〇 失踪状況
 失踪当日、朝8時か9時頃、いつものように母親に「服地を買いに町に行ってくる」と言い残して外出した。同日、12時頃、岩内港の防波堤に、本人の靴、かばん、服地、ケーキなどが置いてあるのを、地元漁師が発見し、岩内署に連絡した。遺留品が本人のものと確認できたため、警察がダイバーを出し、付近海底を捜索したが、死体を発見す ることができなかった。
 自殺の動機は考えられない。ましてや昼間の失踪であるので自殺はないと考えられる。遺留品の「服地」は買い物をしたままの状態だった。どこで買ったかは不明。遺留品の「ケーキ」は箱に入って残っていた。どこで買ったかは不明。町に出かけると、いつもケーキを買って帰っていた。遺留品のケーキも誰かの誕生日のためというものではない。

(4) 非公開女性Bさん 
氏名:非公開女性 B
生年月日:1964(昭和39)年
当時身分:主婦・アルバイト
当時住所:北海道札幌市
失踪日:1997(平成9)年12月11日
最終失踪関連地点:小樽市
〇 失踪状況
 失踪当日、小樽市の友人宅に私有車で向かったが、途中で自損事故を起こし、小樽市内までレッカーに牽引されてきたあと、車を預けて立ち去った後、失踪。翌平成10年の元日、祝津の海岸(崖)でBさんのものと見られる遺留品が発見された。

(5) 吉田信夫さん
氏名:吉田 信夫 (よしだ のぶお)
生年月日:1935(昭和10)年8月30日
当時身分:会社員
当時住所:北海道小樽市若松町
失踪日:1965(昭和40)年5月25日
最終失踪関連地点:札幌市
〇 失踪状況
 札幌市手稲区の工場を退社後、失踪。汽車通勤で転勤後間もないため、元の勤務先だった小樽の工場へ立ち寄った可能性もある。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
夜 22:30-23:30 5985kHz、6020kHz、6135kHz のいずれか (100kw)
深夜 1:00-2:00 5985kHz(300kw)

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★日本文化チャンネル桜『米国で声を上げた「L.A. しおかぜの集い」と「国際シンポジウム」 / 短波放送「しおかぜ」が直面する放送環境の課題[桜H27/5/19]』
●専務理事村尾が出演
https://youtu.be/ysrpS98NH6U

●5月29日(金) 17:30〜18:30 現地調査報告会(調査会主催)
●小樽市民センター5号会議室
(小樽駅徒歩6分 TEL0134-25-9900)
●代表荒木他役員が参加
●問合せ:特定失踪者問題調査会

★6月17日(水)18:00 草莽私塾(同会主催)
●かでる2・7(札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル 011-204-5100)
●代表荒木が参加
●問合せ:出口塾頭(011-737-1798)

★6月20日(土)13:00 集会(救う会秋田・由利本荘地区主催)
●由利本荘市市民交流学習センター(由利本荘市上大野 0184-24-4344)
●代表荒木が参加

★6月27日(土)13:00 「拉致被害者救出と自衛隊」シンポジウム(予備役ブルーリボンの会主催)
●拓殖大学文京キャンパス(地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅徒歩3分)
●代表荒木が参加

★8月9日(日)13:30 下関集会(救う会山口・「山口県特定失踪者家族会」を支援する会主催)
●下関市民会館(JR下関駅前 083-231-6401)
●代表荒木が参加

★9月12日(土) 14:00「中村三奈子さんをさがす会」集会(同会主催)
●アオーレ長岡(長岡駅徒歩3分)
●代表荒木が参加
●問合せ:中村三奈子さんをさがす会 090-4279-4724

★9月13日(日)福島集会(救う会ふくしま主催)
●代表荒木が参加

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
_________________________________________
特定失踪者問題調査会ニュース
---------------------------------------------------------
〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
______________________________________________________

|

« ストックホルム合意1年 | トップページ | 余市防備隊 »