総理は会わない 【調査会NEWS2045】(27.11.22)
要請文書の2項についてです。
ここではまず「まずは拉致問題担当大臣がお会いして」となっています。大臣は就任以後参加した集会などでも特定失踪者のご家族にも会っており、この28日の水戸の集会でも参加される茨城県在住の御家族と開催前に面会する予定です。しかしこの回答は山谷前大臣やその前の古屋大臣とやったように希望される特定失踪者御家族全員との面会はするとのことと思いますのでできるだけ早くに実現するよう努力して参ります。
その前段「拉致被害者の認定については、北朝鮮側に反論する材料を与えることがないよう、慎重に対応しているところであり」というのは、要は総理に会った特定失踪者家族の中で拉致でなかったと分かったら北朝鮮から文句を言われるから会わないということでしょうか。
しかしそういうなら拉致問題担当大臣が会っても同じように思います。そもそもこれまでウソばかりついてきた北朝鮮に対してそこまで遠慮する必要があるのでしょうか。政府が恐れているのは誰か見つかったら北朝鮮が文句を言うというより、首相が自ら「認定被害者以外も本気で取り返すぞ」という意志を北朝鮮に見せることで話し合いのルートが切れるということではないでしょうか。
もう一つ、政府が家族会などに行っている日朝交渉のときの説明会に何人かずつでも特定失踪者家族を参加させて欲しいという要請に対して「仮に交代で参加していただく場合、公平性の観点から問題が生じる可能性があるほか。開催の度に出席者が異なることとなり、それまでの議論の流れに沿った説明会とならないおそれもあります」というのは明らかに矛盾です。
私たちは希望者全員が参加することが物理的に不可能なのは理解しています。だから何人かずつ交代でも参加させてもらいたいと言っています。それは対策本部で連絡をとっている御家族(調査会のリストに限らず)に希望を取って、希望者にくじ引きで順番を付けて何人かずつ参加してもらえば公平性に問題はありませんし、個別にちゃんと情報提供しているというなら、交代で参加しても議論の流れとは関係ないはずです。あくまで「説明会」であって会議ではないのですから。もちろんそれに特定失踪者問題調査会が介入するつもりはありません。
結局これも政府として北朝鮮に認定されていない被害者を本気で救出すると思われては困るということ、また国民に認定されていない被害者が多数いるという印象を与えたくないということではないかと思います。
(調査会要請文書)
2、総理と特定失踪者家族の面会について
すでに何度も安倍総理と特定失踪者家族の面会をお願いしましたがいまだ実現していません。総理と特定失踪者家族が面会することは北朝鮮に対してもプレッシャーになるはずです。ぜひとも実現へのご協力をお願いします。また、これも前から要請していることですが、認定被害者家族への説明等の場に何人かずつでも特定失踪者家族を同席させていただくようお願い致します。
(対策本部回答)
政府としては、拉致被害者として認定された17名以外にも、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者の方々がいらっしゃると認識しており、認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くしているところです。
拉致被害者の認定については、北朝鮮側に反論する材料を与えることがないよう、慎重に対応しているところであり、拉致の可能性を排除できない行方不明者の方々の御家族に対しては、まずは拉致問題担当大臣がお会いしてお話しをお伺いさせていただきたいと考えております。
日朝協議の状況を含む拉致問題関連の動向につきましては、希望される御家族に対して、郵送またはメールで定期的に情報提供させていただいているところです。
また、拉致被害者御家族への説明会には貴会からもご出席いただき、「特定失踪者」の御家族に情報提供していただいているところです。
拉致の可能性を排除できない行方不明者の方々については、「行方不明の態様等が様々であること、人数が非常に多数に及ぶこと等から、拉致被害者御家族への説明会への同席について、御家族全員にお声がけすることは困難です。
仮に交代で参加していただく場合、公平性の観点から問題が生じる可能性があるほか。開催の度に出席者が異なることとなり、それまでの議論の流れに沿った説明会とならないおそれもあります。
したがいまして、説明会に拉致の可能性を排除できない行方不明者の方々の御家族に同席いただくことは困難と考えており、個別に情報提供させていただきたいと考えております。
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▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
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★チャンネル桜「防人の道NEXT 北朝鮮向け短波放送『しおかぜ』10年・これまでとこれから[桜H27/11/11]」
●専務理事村尾が出演
https://youtu.be/FIjt2_6X09Y
★11月27日(金)民社人権会議講演会(同会主催)
●UAゼンセン会館(東京都千代田区九段南4-8-16 Tel03-3288-3549)
※JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 日本棋院斜向い
●代表荒木が参加
●問合せ:武藤事務局長(090-8941-8677)
★11月28日(土)14:30 「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民の集い in いばらき」(政府拉致問題対策本部・茨城県・水戸市主催)
●県民文化センター(水戸駅からバス10分 文化センター前下車)
●代表荒木が参加
●問合せ:茨城県保健福祉部福祉指導課人権施策推進室(019-301-9169)※要事前申込み
★11月29日(日) 12:30 「特定失踪者中国地区大会・In 岩国集会」(同集会実行委員会主催)
●岩国市役所
●代表荒木が参加
●問合せ 加治さん(090-3377-0980)
★11月29日(日)18:00「サイコー!JAPAN!Vol.5」(ライブ)
Open:17:30 Start
●西荻ターニング(西荻窪駅徒歩3分 0422-70-6030)
●専務理事村尾が参加
●前売り予約・問合せ チーム継承(teamkeisho@saneyoshi.net)
★12月10日(木) 14:00 「北韓情報自由化のための韓米日国際会議」(対北放送協会・国民統一放送主催)
●白凡金九記念館(ソウル地下鉄6号線孝昌公園駅下車)
●代表荒木が参加
★12月11日(金) 14:00 「人権講演会」(福岡市主催)
●アクロス福岡(福岡市中央区天神1-1-1)
●代表荒木が参加
★12月12日(土) 17:05 「トークショー 日本人拉致問題は解決するのか?」(シネマ・ノベチェント主催)
●シネマノヴェチェント(京浜急行戸部駅徒歩8分 045-548-8712)
●代表荒木が参加
●前売り予約・問合せ 同館(電話ないしメール info@cinema1900.yokohama)
★12月12日(土) 19:00 「北朝鮮向け短波ラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録」(拉致問題対策本部・特定失踪者問題調査会主催)
●イイノホール(地下鉄日比谷線・千代田線C4出口直結)
●専務理事村尾が参加
●問合せ 特定失踪者問題調査会
★12月16日(水) 18:30 「平成の大演説会」(同会実行委員会主催)
●牛込箪笥区民ホール(新宿区箪笥町15 都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂A1出口すぐ)
●代表荒木が参加
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