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2016年6月30日

第52次 調査会認定拉致疑惑失踪者(0番台)公開について【調査会NEWS2238】(28.6.30)

Photo

 本日岩国市で記者会見を行い、以下の失踪者について公開しました。

氏名:花田 昭博(はなだ あきひろ)

性別:男性 生年月日:昭和41(1966)年4月5日 

失踪年月日:昭和59(1984)年9月24日

当時の住所:広島県大竹市

当時の年齢:18歳

当時の身分:高校3年生

最終失踪関連地点:当時居住していた自宅から

身体的特徴:身長169センチ。中肉中背、左眉毛上に米粒大のほくろ、一重瞼

失踪の経緯:
 失踪当日自宅テーブルの上に「釣りに行きます」との書置きを残し、朝5時〜6時頃家を出たまま行方不明となる。本人は留守にするときには必ず書き置きをしていた。当日は学校は休みだった。
 1週間後、自宅から33キロ離れた山口県の大島大橋(山口県柳井市と大島郡周防大島町間の大畠瀬戸に架かる橋)の中央近く車道部分に本人の自転車と釣り竿が放置されていた。
 釣りが趣味だったが、通常はほとんど1人で出かけており、たまに2歳年上の友人と行ったこともあった。通常行く先は自転車で行ける範囲の大竹海岸だった。本人が小学生のとき、お父さんとお父さんの知人、その子供たちで大島大橋を渡って島内に入り釣りをしたことが何度かあるが1人で大島まで釣りに行ったことはなかった。自宅には小遣い7〜8000円が残されていた。間違い電話の可能性はあるが失踪後何度か無言電話はあった。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
●専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
_________________________________________
特定失踪者問題調査会ニュース
---------------------------------------------------------
〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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2016年6月29日

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明日30日です。お近くのかたはぜひご来場を。なお既にお知らせしているようにミーティングの前に調査会の記者会見を行います。

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写真 【調査会NEWS2237】(28.6.29)

(ブログは写真を直してありますが、間違った写真は出せませんのでご了承下さい)

 先程送ったニュース2336号で添付する写真を間違えました。今更消すこともできないのでお知らせしておきますが誤ってお送りした写真は明日発表する方のものです。お詫びして訂正します。分かる人にはどなたか分かると思いますが、詳細については明日の会見までお待ち下さい。労働新聞の写真はこちらに添付します。

 この際写真ついでにひと言、先日「週刊文春」に載った横田さんご夫妻と曾孫の写真を見て滋さんが赤ちゃんのときのめぐみさんを抱いている写真を思い出しました。モンゴルでの対面の話は表に出た話しか知りませんが、あの写真を見て、緊張はしながらもお二人からすればめぐみさんに近づいたような、幸せな一時であったのではないかと思った次第です。色々ご意見はあるでしょうが、世論を高めるためにも、ご家族が構わないのであればああいう写真は可能な限り表に出すべきではないかとも思います。

 以上お詫びと訂正を兼ねてひと言。

▲記者会見
1、日時 6月30日(木)18:00〜18:30
2、場所 岩国市役所2階特別会議室(岩国市今津町1-14-51 0827-29-5000)
3、内容 拉致疑惑失踪者(通称0番台)1名発表(関連地域:広島・山口)
4、参加者 調査会代表荒木・関係ご家族
※記者会見終了後同じ場所で予備役ブルーリボンの会講演会が実施され代表荒木(予備役ブルーリボンの会代表を兼ねる)が講演します。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月30日(木) 18:30 「RBRAミーティング」(予備役ブルーリボンの会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
●専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
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(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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ビナロン【調査会NEWS2236】(28.6.29)


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 北朝鮮のことをやっている人間なら「2.8ビナロン連合企業所」という言葉はどこかで聞いているでしょう。それほど有名な工場です。ビナロンというのは合成繊維の一種で、戦前日本で開発されました(北朝鮮では北朝鮮オリジナルと言っているようですが)。

 今から6年前、平成22年(2010)の2月10日、北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」に不思議な記事が載りました。「国を挙げての大慶事 偉大なる領導者金正日同志におかれては滝のように流れ出るビナロンの綿をご覧になった」という記事。通常労働新聞は6面なのですが、このときは8面構成になり、第8面の三分の二までが金正日の視察の写真でした。それも同じような写真ばかりで写真の説明はありません(添付ファイルは第1面)。

 当時は同様の紙面がときどきあったので、これだけではないのですが、それにしても何か異様な感じがして記憶に残っていました。その疑問が羅鍾一・元駐日韓国大使の著書『張成沢の道』を読んで分かりました。下にその部分だけ訳を載せますが、今の労働新聞の写真もそのようにして作られるのだろうなということと、おそらく現在も金正日と別の意味で大変な状態なのだろうということは推測できます。
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ある朝金正日は突然咸興にある2.8ビナロン工場に行くと準備を指示した。この工場は越北者出身の李升基博士が金日成の指示で作った工場で、石灰石を原料に化学繊維ビナロンを作るところだった。しかしビナロンは繊維の質も悪く電気を大量に消費するので既に失敗したことになっていた。それにもかかわらず金正日を喜ばせるために2.8工場は視察に合わせてあたかも生産がうまくいって製品が流れ出るかのように偽装した。

 金正日は工場に到着して全てのものがうまく回っており製品が山のように積まれているのを見てとても喜び突然予想外のことを言って周囲を唖然とさせた。

 「君たちこのビナロンを包みなさい。首領様(訳注、16年前に死亡している父金日成)に持って行ってお見せしたらどれだけお喜びになることか」

 周囲の人々は言葉を失ってお互いに目を合わせた。

▲記者会見
1、日時 6月30日(木)18:00〜18:30
2、場所 岩国市役所2階特別会議室(岩国市今津町1-14-51 0827-29-5000)
3、内容 拉致疑惑失踪者(通称0番台)1名発表(関連地域:広島・山口)
4、参加者 調査会代表荒木・関係ご家族
※記者会見終了後同じ場所で予備役ブルーリボンの会講演会が実施され代表荒木(予備役ブルーリボンの会代表を兼ねる)が講演します。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月30日(木) 18:30 「RBRAミーティング」(予備役ブルーリボンの会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
●専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
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発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
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2016年6月28日

記者会見のお知らせ 【調査会NEWS2235】(28.6.28)

 いつもお世話になります。下記のように記者会見を行いますので報道関係各位はご多忙のところ恐縮ですが取材方お願い申しあげます。

1、日時 6月30日(木)18:00〜18:30
2、場所 岩国市役所2階特別会議室(岩国市今津町1-14-51 0827-29-5000)
3、内容 拉致疑惑失踪者(通称0番台)1名発表(関連地域:広島・山口)
4、参加者 調査会代表荒木・関係ご家族

※なお、記者会見終了後同じ場所で予備役ブルーリボンの会講演会が実施され代表荒木(予備役ブルーリボンの会代表を兼ねる)が講演します。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)

●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
----------

★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)

代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]

専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
----------
★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)

_________________________________________
特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
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2016年6月26日

三要件【調査会NEWS2233】(28.6.26)

 昨日の続きです。拉致認定が被害者を救出するためのものでないことは書きましたが、それではどのような条件が揃えば拉致認定できるのかということになります。

 そこで水戸黄門の印籠よろしく出てくるのが「三要件」です。

(1) 北朝鮮の国家意思が推認される、
(2) 本人の意思に反している、
(3) 北朝鮮に入った証拠や証言がある、

 の三点を満たさなければ拉致認定はできないというもの。漆間巌警察庁長官(平成16年〜19年在任)が明らかにしたものですが、例えば寺越武志さんは(1)〜(3)全てを満たしており、本人が北朝鮮にいて家族にも会っているのに拉致認定されていません。逆に曽我ミヨシさんはひとみさんと一緒に失踪し、ひとみさんが拉致されたから認定されていますが、(3)については明らかとは言えません。

 他の認定者についても本当にこれを満たしているのかと思えるケースがあり、逆にこのような恣意的基準で考えれば特定失踪者で拉致認定されて当然な人は少なくありません。たとえば昨年松原仁・元拉致担当大臣は「大澤孝司さんと藤田進さんについては大臣在任当時、北朝鮮に拉致されており生存していると認識していた」と明らかにしています。

 それでも認定しないのは結局政府・警察が不作為を認めたくないということ以外に考えられません。「三要件」は拉致認定のための三要件ではなく、認定しないための三要件であるとすら言えるでしょう。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)

●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)

代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]

専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)

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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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2016年6月25日

拉致認定という欺瞞 【調査会NEWS2232】(28.6.25)

 現在政府認定の拉致被害者は以下の通りです(敬称略)

昭和52(1977)年 久米裕・松本京子・横田めぐみ
昭和53(1978)年 田口八重子・田中実・地村保志・浜本富貴恵 蓮池薫・奥土祐木子・市川修一・増元るみ子・曽我ひとみ・曽我ミヨシ
昭和55(1980)年 石岡亨・松木薫・原敕晁(ただあき)
昭和58(1983)年 有本恵子

 この中で最後に拉致認定されたのは松本京子さん、いまから10年前、平成18年の11月のことです。以来ただの1人も拉致認定はされていません。

 拉致認定は蓮池さんら5人が帰国した後にできた支援法(北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律)で、支援をするために拉致被害者を定義する必要ができて法的な用語になりました。それまでは「北朝鮮に拉致された疑いが濃厚」という言い方で、「拉致疑惑」と呼ばれていました。

 要は「拉致認定」は現在拉致されて帰国できていない人を取り返すための定義ではないということです。その証拠はなにしろ10年間全く拉致認定が行われていないことで、帰国した拉致被害者が14年間いないのですから、法律上はこれでも全く困らないということになります。「違法性はないが不適切」というのがまさに拉致認定です。

 常識で考えれば完全に論理が破綻しているにもかかわらず方針を政府が変えないのは、今誰かを認定すれば「なぜ今になって認定するのですか」とマスコミから聞かれたり国会で質問される。それが怖いだけのことです。「分かりませんでした」とも「隠していました」とも言えない。

 さらに「Aさんを認定するなら同じような状況で失踪しているBさんも認定すべきではないですか」とか聞かれたら収拾がつかなくなる。だから認定しない。それが現実です。警察が度々言っている「法と証拠に基づいてやっている」など、少なくとも拉致認定に関する限り全くの欺瞞でしかありません。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月30日(木)  18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)

●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)

代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]

専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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2016年6月24日

離脱 【調査会NEWS2231】(28.6.24)

 英国がEUを離脱すると北朝鮮が崩壊する、と言うと「風が吹けば桶屋が儲かる」の類ですが、今回のことは誰もが言っているように、大きな変化の通過点に過ぎません。変化が本格化したとき朝鮮半島でも意外とこれまで動かなかったことが動くかも知れないのです。

 私は講演のときなどによく北朝鮮を御神輿に例えています。担ぎ手が日米中露。担いでいる神様は貧乏神で、皆担ぐのはいやなのだけど担ぎ手同士が仲が悪かったり利害関係が異なるので御輿を降ろす相談ができない。自分だけ御輿から手を離すと自分の方に倒れてきそうで放せない。それを良いことに貧乏神はあっちに行け、こっちに行けと勝手なことを言っているという構図です。

 実際、北朝鮮の中国に対するカードは「言うことを聞かないと崩壊するぞ」というものですし、最近のミサイル連発も「話し合わないとグレてやる」というのとあまり変わりません。

 そんな構図でもし担ぎ手が御輿を降ろすとしたら、相談するまでもなく共通認識として担いでいられない状況が起きることが必要です。御輿が通っている道で崖崩れが起きたり津波がやってきたりすれば、相談しなくても御輿を降ろすでしょう。

 これから何が起きるか、どんなに情報を収集したところで不安定要素が多すぎて予想は不可能です(後で「私の言った通りだ」という人はよくいますが)。こんなときは自らリーダーシップをとっていくしかありません。まず、平壌宣言やストックホルム合意から「離脱」する程度のことは最低限やるべきでしょうが、そんなちまちました、最近国際語になりつつある「セコイ」話ではなく、拉致被害者救出についてももっと大胆な行動に出るときが来ているように思います。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月30日(木)  18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER 『救い、守り、創る 第2回韓国で考えた日本の安全保障』荒木和博 AJER2016.6.17(3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/d97307bd3c6ff1669785de885c1c9620(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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2016年6月23日

ミサイルの若大将 【調査会NEWS2230】(28.6.23)

 日本は参院選中だというのに(?)北朝鮮はミサイルを撃ちました。今日の労働新聞WEB版ではミサイルの発射シーンとか万歳をしているところとか、29枚も写真が掲載されていました。よほど嬉しかったのでしょうか。

 それにしてもテーブルの上に置いてある地図は満州やシベリアが中心のもので、北朝鮮の領土すら全部入っていません。中国かロシアにでも撃ち込むつもりなのか。まあアメリカに撃ち込めば何をされるか分かりませんし(撃ち込まなくても何をされるか分からないときもある)、ともかく国内で威信を示すことの方が大事なのかも知れません。

 羅鍾一・元駐日韓国大使の著書『張成沢の道』には次のような一節があります。1980年代中盤、後に亡命する黄ジャンヨプ労働党書記(元金日成総合大学総長)と金正恩に粛清される張成沢の会話です。
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 黄ジャンヨプは大学時代彼の弟子でもあった張成沢に自らが感じる危機感を披瀝したことがあったという。

 「このまま行けば我が経済が破綻するのではないか。このことをどうすれば良いのか」

 すると張成沢は泰然として答えた。

 「そんなことは絶対にありません」

 思いがけない反応に驚いた黄ジャンヨプは様々な難しい現実を話して聞いた。

 「何か良い方策でもあるのか」

 張成沢は依然として気乗りのしない態度で答えた。

 「わが経済は既に破綻しているのにこれ以上どうやって破綻するというのですか」
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 こういう人だったから金正日は重宝しながらも牽制し、金正恩は自分の枠に入らないことに我慢できなくなって殺してしまったのだと思います。しかしおそらく、今でも金正恩の周りに張成沢と同じようなことを考えている人はいるでしょう。

 北朝鮮で「王様は裸だ」と言えば命はありません。しかし少なくとも、外部の人間が「あれは実は服を着ているんだ」と思い込んだり言ったり、しまいに服を着ているという前提で交渉をする必要はないはずです。現実をもっと素直に見ることが本当の意味で北朝鮮国民の万歳につながるのではないでしょうか。ひょっとしたら若大将もそう言ってもらいたいと思っているかも知れません。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

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●岡山市
●代表荒木が参加

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2016年6月22日

参院選 【調査会NEWS2229】(28.6.22)

 今日から参議院議員選挙が始まります。ともかく拉致問題を前に進める(言葉で「頑張ります」というだけでなく、本当に)候補者に1人でも多く当選してもらいたいと祈るばかりです。ご協力を何卒よろしくお願いします。

 それにしても、自分自身がかつて政治の世界で飯を食っていたから思うのですが、選挙のときになると、候補者であれ選対の人間であれ当事者はどうやって勝つかだけしか考えられません(全く勝つ見込みのない候補者はともかく)。私自身選挙事務所のスタッフをしていたときは候補者が年配の人なら「いまこそ経験が必要です」と言い、若い人なら「これからは新しい発想がなくてはなりません」といったように、ともかくその候補者を通すことが最優先になっていました。

 選挙自体、昔は時に殺し合いまでして決めていたことを投票という秩序の中に納めたのですから、これは仕方ないとも言えるでしょう。だからこそ、そのときの主張のみならず候補者本人、政党自体がこれまで何をしてきたかということが大事になるのだと思います。

 拉致問題は「被害者を見殺しにしよう」とか「拉致より国交正常化」という人がいないだけに、逆に争点になりにくいとも言えます。前に秋田で街頭で「拉致より憲法」とか言った人がいたそうですが、さすがに選挙でそれを言うことはできないでしょう。

 本来なら与党が「これから拉致問題をこれこれこうして進展させる」と主張し、野党が「これではいけない。自分たちならこうする」という対案を出して批判しなければならないのですが、どちらもそれはほとんどしません。

 しかし結局選挙の構造がこうだとなると、拉致問題を進展させるには全く別の枠組みでやるしかないのかもしれません。選挙期間中、その根本的な問題を考えてみようと思っています。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
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2016年6月20日

招待所 【調査会NEWS2228】(28.6.20) 

Apt

 一昨日の救う会高知主催のシンポジウムは色々とディープな話が出ました。中身は非公開なのでお伝えできませんが、ご質問の中に「招待所」についてのものがあり、後でふと思ったことがありました。

 何となく、私たちは北朝鮮の拉致被害者がいる場所を人里離れた招待所と呼ばれる隔離施設と考えがちです。蓮池薫さんの証言などで伝えられた場所もそのようなところでした。

 確かにそのような招待所にもいるでしょうが、蓮池さんの奥さん、祐木子さんからかつて増元照明・前家族会事務局長に送られた手紙の中には拉致された昭和53年(1978)の秋から翌54年(1979)10月まで増元るみ子さんと「平壌駅からあまり遠くないアパート」に住んでいたとありました。添付ファイルがご覧になれるようでしたら位置関係が分かると思います。この場所はその前で昭和60年(1985)から61年の間に生島孝子さん(昭和47年-1972-失踪)と思われる女性が韓国人学者呉吉男氏に目撃され、言葉を交わしたアパートと推測されます。

 ここには工作機関の関係者が住んでいたとも言われますが、ならば他の拉致被害者がいても何の不思議でもありませせん。考えてみれば安達俊之さん(昭和56-1981-失踪)も平壌市内で目撃されているわけで、拉致被害者がすべて隔離された場所にいるというのは思い込みのような気がします。蓮池祐木子さんは平壌で訪朝した中村敦夫氏を見たこともあると言っていました。

 ひょっとして、平壌を訪れた日本人や在日の撮った写真やビデオの中に拉致被害者が写っていることはないのか、「まさか」と思って見過ごしていることはないでしょうか。北朝鮮が動かないなら日本国内で眠っている情報はないのか。報道関係の皆さんも含め駄目元で掘り起こしていただければ幸いです。私たちももちろんやっていきますが。

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2016年6月19日

関心 【調査会NEWS2227】(28.6.19) 

 1万キロ現地調査や今やっている特別検証、その間の調査など、私たちが公開でやっている活動は結構政府機関でも関心を持っているようです。

 あるとき、調査の場にやってきた某機関の人から「国会議員の先生は来ないのですか」と繰り返し聞かれたことがありました。「マスコミが沢山来ていますね」とも。

 本人は休暇を取ってきたと言っていたのですが、休暇を取るほど関心があるなら調査対象のこと、この事件はどうだったとか話をするはずですがそっちのことはあまり関心がないようでした。

 まあこんなことは日常茶飯事で、警察でも県警によって(1)挨拶に来る、(2)遠くから見ている、(3)こちらから分からないように見ている、(4)後からマスコミなどに聞いて回る、と違いがあるのですが、いずれにしてもこちらが何をするかが関心の対象で、調査・検証の対象になっている事件に関心があるようには思えません。

 現場の人の気持ちがどうかは分かりませんが、少なくとも上は、ちゃんとやっていなかったことを国会で追及されたりマスコミに報道されたりするのが嫌なだけ、ということなのでしょう。「あなた方がちゃんとやらないからこっちがやっているんだ」と、つい声を荒げてしまったこともありました。

 お役所は過ちを認めません。やっていることは全て間違いがないというのが原則です。しかし人間がやるのですから当然過ちを犯すわけで、当事者でそれを分かっている人も山ほどいます。しかしなかなかそれを私たちに伝えてくれる人は多くありません。

 国家公務員なら本来忠誠を誓うべきは日本国であってときの政府ではありません。このメールニュースを見ている方でも、仕事の中で矛盾を感じている人は少なからずいるはずです。現状を変えていくためにご協力をよろしくお願いします。

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★6月30日(木)  18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催) 
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2016年6月17日

リスク【調査会NEWS2226】(28.6.17)

 昨日お伝えした宮内和也さんの所在確認について、私たちとしては拉致濃厚(いわゆる「1000番台リスト」)に入れていた人でもあり、正直なところ判断ミスがあったことは認めなければなりません。ご迷惑をおかけした各方面にはお詫び申し上げます。

 今後私たちがどの部分で間違ったのかは検証していくつもりですが、これまでもそうであったように一旦見つかればその後はご本人及びご家族のプライバシーにかかわる問題が出てきますので結果を公表することはできないかも知れません。その点はご理解下さい。

 残念ながら「山本美保さんDNAデータ偽装事件」でも分かるように政府・警察には拉致問題を隠蔽しようとする力が常に働いています。その点は「拉致問題を解決する」と言っている安倍総理のもとでも基本的な変化はありません。もし「DNAデータ偽装事件」だけが特別なのであれば、とっくに事件の真相は明らかになっているでしょうし、警察の発表が正しいのなら12年前にDNA鑑定書は公開されているはずです。そうならないのは、今も隠されている同様の第2第3の事件があるということです。

 実際横田めぐみさんの事件でさえ韓国の情報機関から情報が伝えられたとき日本政府は本人を特定までしながら握りつぶし、平成9年(1997)西村眞悟議員の質問と産経・AERAの報道で初めて動き出しました。昭和63年(1988)、おそらくかなりの覚悟をして当時の梶山静六国家公安委員長がアベック拉致を北朝鮮によるものと答弁したときでさえ、政府としては救出の手段を講じようとしませんでした。その構造から考えれば、宮内さんも含め国内にいたという発表についても、少なくともその発表時期などに意図がある可能性はある程度考慮の必要があると思います。「検証」にはこの点ももちろん含みます。

 今回のことで「他の特定失踪者も拉致でないのではないか」と思われた方もおられるでしょう。確かに今後も拉致でなく国内で発見される方はおられると思います。しかし基本的には「拉致でした。良かったですね」とはならないわけで、拉致でなく国内でご無事で見つかる方が良いことは間違いありません。

 残念ながら政府が真相を隠している以上、拉致の可能性のある失踪の中から絞り込んでいくやり方以外に拉致問題を明らかにできる手立てはありません。それは常にリスクを背負っているのですが、特定失踪者問題調査会はもともとリスクを背負い込むために立ち上げた団体です。様々な試行錯誤を積み重ねながら今後もこのやり方を続けて参ります。ご理解を賜りますようよろしくお願い申しあげます。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月18日(土)  15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
●代表荒木・副代表岡田・理事上野が参加
●問合せ:中平さん(090-1006-4470)

★6月30日(木)  18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
----------
★CHANNEL AJER『「救い、守り、創る」第1回『「特定者失踪者問題」とは?』(AJER2016.6.3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/bc4db11887b1c09dae153393f88e0768(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
----------
★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
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発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
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2016年6月16日

宮内和也さん国内で所在確認 【調査会NEWS2225】(28.6.16)

 平成9年(1997)4月福井県で失踪した宮内和也さんについて、日本国内におられたことが確認されました。

 現時点で詳細は分かっていませんが、基本的にはその事情がどうあれご家族が再会できることが最も望ましいことです。特に宮内さんの場合お父さんが体調を崩されており、再会できるのであればそれ以上のことはありません。

 詳しいことはご家族が明日地元で会見されると聞いていますが、私たちとしてもプライバシーに配慮しつつ失踪状況などについて確認していきたいと思っています。

 これにより現在のリストは次のようになります。

 調査会独自リストの公開者 271名
    うち拉致濃厚(通称1000番台リスト) 77名
    同 拉致疑惑(通称0番台リスト) 194名
 これまで公開した特定失踪者 300名
    うち国内で消息が確認された人 25名(うち2名は既に死亡)
    うち政府認定(警察断定を含む)された人 3名
    うち事情により公開から外れた人 1名

 調査会独自リストの非公開者 約200名
 非公開者で国内で消息が確認された人 32名(うち2名は既に死亡)

※なお、本日18:30より行われるセミナーの冒頭、現時点で分かっていることについては御説明する予定です。


▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月18日(土) 15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
●代表荒木・副代表岡田・理事上野が参加
●問合せ:中平さん(090-1006-4470)

★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER『「救い、守り、創る」第1回『「特定者失踪者問題」とは?』(AJER2016.6.3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/bc4db11887b1c09dae153393f88e0768(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
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2016年6月15日

相手の立場 【調査会NEWS2224】(28.6.15) 

 昨日報告を流した秋田の特別検証で、一つ特にひっかかっているのが、上陸しようとする側の視点です。

 特別検証では男鹿半島潮瀬崎で予備役ブルーリボンの会伊藤幹事長(元海上自衛隊特別警備隊先任小隊長)が工作員上陸のシミュレーションを行いました。このとき伊藤幹事長は潮瀬崎と鵜ノ崎の灯台を結ぶ線の延長線を侵入経路と想定しています。

 これについては明日の調査会セミナーにもご本人が参加して説明する予定なのですが、コンバットダイバーとしての視点と、さらに秋田県北部の様々な場所で密出入国が行われていることとの関連をセミナーで議論していきたいと思っています。

 警戒していていつ撃たれるか分からない状態での敵前上陸と、固定工作員が周囲の安全を確保して誘導するのではかなりの違いがあると思いますが、その両方の側面から明日は北朝鮮の上陸浸透について、できるだけ侵入する側の立場に立って考えてみたいと思っている次第です。多数の皆様のご参加を期待しております。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月18日(土)  15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
●代表荒木・副代表岡田・理事上野が参加
●問合せ:中平さん(090-1006-4470)

★6月30日(木)  18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
----------
★CHANNEL AJER『「救い、守り、創る」第1回『「特定者失踪者問題」とは?』(AJER2016.6.3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/bc4db11887b1c09dae153393f88e0768(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
_________________________________________
特定失踪者問題調査会ニュース
---------------------------------------------------------
〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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調査会セミナー(6月16日)

280616


 明日の調査会セミナーです。検証に参加した伊藤祐靖・予備役ブルーリボンの会幹事長も参加予定です。奮ってご参加下さい。

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2016年6月14日

「民主社会党」誕生の記

Photo

 これは政治研究会の「政治」昭和35年(1960)2月号に掲載された伊藤郁男さんの論文です。書類を整理していたら出てきました。伊藤さんは民社党本部の大先輩で、参議院議員も務められました。息子さんが俳優のいとうせいこう氏。同年1月24日が結党記念日なので、その直前に出たものと思われます。政治研究会と「政治」についてはどのような団体・雑誌だったのか分かりません。民社研の前身だったのか、もしご存じの方がおられたら教えていただければ幸いです。

 結党当時の熱い雰囲気が伝わってくる文章で、最近の政党のできるときとは全く違うものが感じられます。当時は国民政党としての民社党に対する期待が非常に強かったと聞いていますが、残念ながらこの年の総選挙を控えた自民・社会・民社の3党首演説会のとき、山口二矢に社会党浅沼委員長が刺殺され、風向きが一気に変わってしまいました。社会党は浅沼委員長の遺影を掲げて同情票を集め、社会党から別れた民社党は裏切り者扱いをされるに至り、40人いた衆議院議員が17人当選、さらに3人が亡くなって14人と、激減してしまいました。以来結党当時の議席数を超えることなく民社党は解党に至りました。

 あのとき浅沼刺殺事件がなければ社会党を上回り、政権交代のできる足がかりを作れたのではないか。死んだこの年を数えるようなものですが、私たちにとれば浅沼委員長刺殺事件は山口の意図とは真逆に、その後長く続く自民社会のなれ合い、戦後体制を作るために大変な「貢献」をしたものと感じられます。

 全文は以下でダウンロードできます。

「minshatanjou.pdf」をダウンロード

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特別検証2(秋田県海岸)報告 【調査会NEWS2223】(28.6.14) 

 以下6月10日に実施した特別検証の報告です。ご協力いただいた皆様にあらためて御礼申し上げます。なお、明後日16日に行うセミナーでは今回の検証についての報告も行います。奮ってご参加下さい。
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★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
於:UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 千代田区九段南 4-8-16 03-3288-3549)
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<報告>

 特定失踪者問題調査会では救う会秋田とともに6月10日(金)、秋田県海岸(男鹿市以北)において海上からを中心とした特別検証を行った。その概略は以下の通り。
 
1 検証の目的

 秋田県内で生起した北朝鮮工作員らによる密出入国事案の現場海域を主に海上から検証し、あわせて秋田県関連の特定失踪者の事案等の関連性について検討する。
 
2 参加者(敬称略)

(1) 調査会:荒木・岡田・村尾・武藤
(2) 家族会:増元
(3) 調査会を支援する会:梅原
(4) 救う会秋田:松村・福岡・木村・舛谷・田沼・二田・阿部・伊藤・小野
(5) 予備役ブルーリボンの会:伊藤
(6) 救う会ふくしま:赤塚
 
3 日程:6月10日(金曜)

08:00 男鹿市船川港、釣りショップ海風前集合・ブリーフィングと海上組・陸上組の割り振り及び海上組の乗船区分決定。
08:30 出発
●海上組(3隻)船川港→脇本海岸(男鹿脇本事件)→船川水道河口周辺(後掲6項セ-不審な男目撃)→鵜ノ崎→船川港→車輌で能代へ
●陸上組 船川港→脇本海岸(男鹿脇本事件)→潮瀬崎(工作員上陸浸透に関する検証・予備役ブルーリボンの会伊藤幹事長による上陸のシミュレーション)→能代へ
13:00 能代港浅内漁協出港(2隻)
         浅内漁港→浅内浜(第一次能代事件)→落合浜(松橋恵美子さん車輌発見)→八森(雄島・後掲6項エ「一宮事件」関連)→岩館(後掲6項コ-工作員密出国関連)→浅内漁港
17:00 帰港・ブリーフィング後解散
 
4 検証内容

(1)男鹿脇本事件及び同時期近隣地域での不審人物目撃情報

 前者については陸上と海上から検証を行った。他地域に比べ脇本海岸は遠浅の海岸で砂浜の先は防風林になっていて人目に付きにくい。また男鹿半島が防波堤の役割をして波が静かであり密出入国に適地であると実感した。特に運動能力の高い工作員ではない一般人(拉致被害者も含め)の移送には容易に浸透できる場所が必要と思われ、その意味でも男鹿脇本事件以前にはかなり頻繁に使っていたものと想像された。

(2)鵜ノ崎及び潮瀬崎

 男鹿半島は日本列島から突きだしており、領海外でも灯台の光が目視できるため、鵜ノ崎及び潮瀬崎灯台の光が並ぶようにして方向を定め浸透してきたのではないか(伊藤幹事長)との推測の下、陸上及び海上から検証した。海上は船の行動できる範囲が鵜ノ崎までだったので、鵜ノ崎灯台沖から潮瀬崎を遠望し、位置関係を確認した。陸上では潮瀬崎で工作員上陸のシミュレーションを行った。

(3)浅内浜(第1次能代事件)

 浅内浜で海上から陸上を確認(距離100メートル程度)。陸上では救う会秋田伊藤・木村氏が目印となり、車輌から海に向けてパッシングを行ったが日中でも十分に目視できた。夜であればかなり遠くまで目視できると思われる。事件の場所は各種施設ができ昭和38年当時とは大きく変わっているが、海上から目印になるものがないことは再確認できた。遺体の工作員がどこに上陸しようとしていたのかはもう少し調べる必要があると感じられた。

(4)落合浜(松橋恵美子さん車輌発見場所)

 陸上は何度も調査を行っている場所だが、海上からの検証で新たな情報はない。ただしこの場所は第2次能代事件の大関浜にも近く、相当長期間に亘って能代の海岸は密出入国に使われていたのではないかと推測される。そのような中で固定工作員にとっては土地勘があり、偽装工作のために車輌を持ってきやすかったという推測も可能と思われた。

(5)八森(工作員密入国)

 海岸から100メートル程の距離にある無人島、雄島に着目。島の日本海側は陸地から見えにくく、上陸中継地としては好適と思われた。全くの偶然だが、越前海岸にある同名の島も地形的には上陸中継地として使われた可能性があり、島と陸地を結ぶ橋のたもとに車を置いて非公開の女性が失踪している。なおどちらも島に小さな神社がある。

(6)岩館(工作員密出国)

 上陸中継地となりそうな場所が無数にある。海に突き出した岩場もあり、崖の下が海岸になっているところもあった。特に崖の下が海岸になっているところは海から見なければ確認が難しいと思われた。
 
5 まとめ

 これまで何度も調査を行っている地域ではあるが、あらためて海上から見ることにより上陸浸透についての状況を把握できた。検証前の最大の疑問であった密出入国がなぜ県北部の海岸に集中しているのかについてはまだ結論が出ていないが、中継地として使い安かったものとは想像できる。能代以北の海岸線は県境まで約25キロ(JR五能線換算)だが、所轄警察は能代署であり、水際での浸透を防ぐのが極めて難しいことは海から見ると非常に実感できた。

 今回行った上陸浸透のシミュレーションも含め、海上からの検証はさらに各地で行っていく必要があると思われる。今回ドローンは十分に機能を果たせなかったが、今後操縦に習熟することで上空からの状況把握も可能になり、より有益な情報が得られると期待される。

 なお、男鹿での移動中に救う会秋田の木村氏が地元の人の車輌に接触されるという事故があった。こちら側には落ち度はなく、幸い怪我も軽かったものの、今後も検証においてアクシデントが起きることは想定しておく必要があると実感した。
 
6 参考

(1) 秋田県内での工作員関連事案概要

ア 昭和27年(1947) 

 秋田県の能代海岸に3人の朝鮮人が密入国し、中島で暖を取っているところを発見された。その後、能代市キリンガ原から朝鮮に向けて打電されている事実もあった。(昭和38年4月4日新聞記事)

イ 昭和38年(1963)4月1日 「第一次能代事件」

 工作員2名の水死体が秋田県能代市の浅内浜に漂着した。同月3日 水中スクーターとみられる物体が発見される。4月4日付の「北羽新報」に「男鹿海岸で魚雷を発見ー浅内と関係か」と題して南秋田郡琴浜村野石の海岸に黒い魚雷様の物体が打ち上げられているのが発見されていた。物体は「長さ2m、直径30cm位で中に機械類が入っていた…」と記載があることから魚雷ではなく、水中スクーターと思われるが、能代事件自体がその後警視庁扱いとなったため追跡報道もなく情報は開示されないままになった。
4月1日に発見された能代海岸での水死体近くにはゴムボートがあり、この水中スクーターは後述第2次能代事件のもう1体の工作員が使用したと思われる。

ウ 同年5月10日 「第2次能代事件」
 工作員1名の水死体が秋田県能代市大関浜に漂着

エ 同年5月21日 「一宮事件」関連

 「一宮事件」(昭和39年7月29日 愛知県警検挙)の吉岡一夫こと朴秀奭が秋田県山本郡八森町の海岸から密入国。事後、東京を経由して愛知県内を転々としながら自衛隊関係の情報収集や密出国地点の調査などの活動を行う。

オ 昭和42年(1967)8月5日 徐兄弟スパイ事件

 「学園浸透在日同胞留学生スパイ集団事件」(昭和50年11月22日韓国中央情報部)の徐勝が秋田県男鹿市大島の海岸から北朝鮮に向けて密出国。 

カ 昭和43年(1968)8月5日 徐兄弟スパイ事件

 同上徐勝が秋田県の男鹿半島から北朝鮮に向けて密出国。
 
キ 昭和44年(1969)7月17日 

 北朝鮮工作員Aが秋田県の海岸から北朝鮮に向けて密出国。北朝鮮で教育を受けた後、昭和45年(1970)5月13日新潟県村上市の鯨波海岸から再潜入する。

ク 昭和45年(1970)6月 「西新井事件」関連

 秋田県男鹿半島の海岸から工作員「朴某(チェ・スンチョル)」が密入国。

ケ 昭和46年(1971)6月 「西新井事件」関連
 上記チェ・スンチョルが同棲中のS子さん家族とともに自身が密入国した男鹿半島の偵察に訪れる。

コ 昭和46年(1971)8月中旬(初旬?) 

 尹孝同(呂興鎮)が秋田県山本郡の岩館海岸から北朝鮮に向けて工作員(35歳?)を密出国させる。

サ 昭和47年(1972)年4月 「切浜事件」関連

 「切浜事件」(昭和49年9月19日兵庫県警検挙)の北朝鮮工作員Aは、北朝鮮から派遣された工作員Bとともに秋田県下の海岸から北朝鮮に向けて密出国。約2年間北朝鮮でスパイ訓練を受ける。

シ 昭和53年(1978)6月26日

 工作員(李栄淑・仮名?)が秋田県海岸(場所不明)から密出国。(恵谷治著「対日謀略白書」)

ス 昭和56年(1981)7月5日 「男鹿脇本事件」関連

 在日朝鮮人工作員尹敏哲が北朝鮮でのスパイ訓練を受けるため秋田県男鹿市の脇本海岸から北朝鮮に向けて密出国。北朝鮮で約1ヶ月間スパイ訓練を受ける。8月5日訓練を終えて潜入案内人の工作員2名とともに秋田県男鹿市の脇本海岸から密入国したところを秋田県警によって逮捕される。潜入工作員はゴムボートで逃走した。

セ 昭和56年の不審人物目撃情報

 昭和56年6月ないし7月の20時頃、地元の男女(Aさん、Bさん)が船越海岸の船越水道河口近く、波打ち際から30メートルほどのところでBさんの車を海の方に向けて止めていた。車の窓は閉めていた。運転席にAさん、助手席にBさんが座っていた。

 突然、運転席側の窓から中に懐中電灯が向けられた。単3電池を使用した懐中電灯よりは少し強い光ではなかったかと思う。しかしドアはロックしていたため開けられることはなく、そのまま男は立ち去った。Bさんは運転席側を向いていたためその男を見ることはできなかったがAさんは見ることができた。男は2名で黒いウェットスーツ様のものを着用しフードのようなものをかぶっていた。

 懐中電灯で照らされた後車を移動した。道に出て男鹿大橋方向に少し行くと2人が歩いていたので徐行して「何かあったのですか」と聞いたが返事はなかった。車を停めてから懐中電灯で照らされるまでは少し時間があった。当時は不法入国対策の海岸警備だと思っていた。しかし拉致問題が話題になったときにAさんは初めて男の姿を語り自分たちもそういうターゲットにされかけたのではないかと思った。

(2)調査会リストの公開失踪者(敬称略)

 木村かほる(当時21歳)
ア 失踪時期:昭和35年(1960)年2月27日夕刻
イ 当時住所:秋田市中通6-1-63「日赤秋田看護学校」寮
ウ 最終失踪関連地点:同上
 
 松橋恵美子(失踪当時26歳)
ア 失踪時期:平成4年(1992)1月15日
イ 当時住所:秋田県北秋田郡合川町(現北秋田市)
ウ 最終失踪関連地点:能代市能代浜(私有車発見場所)
 
 薩摩勝博(失踪当時24歳)
ア 失踪時期:昭和48年(1973)年1月
イ 当時住所:秋田県山本郡八峰町
ウ 最終失踪関連地点:同上
 
 石田清(失踪当時25ないし26歳)
ア 失踪時期:昭和44年(1969)
イ 当時住所:秋田県山本郡二ツ井町
ウ 最終失踪関連地点:同上
 
▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00〜23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月18日(土)  15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
●代表荒木・副代表岡田・理事上野が参加
●問合せ:中平さん(090-1006-4470)

★6月30日(木)  18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER『「救い、守り、創る」第1回『「特定者失踪者問題」とは?』(AJER2016.6.3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/bc4db11887b1c09dae153393f88e0768(会員制)

★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
専務理事村尾が出演
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
----------
★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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2016年6月13日

渡辺朗・元民社党衆議院議員のインタビュー

20160613112846

 資料の整理をしていてこれが出てきました。民主社会主義研究会議(現在の政策研究フォーラム)の月刊『改革者』昭和52年(1977)3月号に掲載された渡辺朗・当時民社党衆議院議員のインタビューです。外来思想である民主社会主義と日本土着のものの融合は民社党にとって永遠のテーマであり、そこに至る前に解党してしまいましたが、この論文はあらためて政治とは何かを考える上で重要な意味があると思います。以下、pdfでダウンロードできますのでご関心のある方はお読み下さい。

 渡辺朗先生は長く党の国際局長を務められ、議員になる前は社会主義インターの専従として活躍されていました。私もお世話になりましたがとても温厚な方で、国際的にも知己が多数おられました。1990年代はじめ、プラハで行われた国際会議に出席したとき、挨拶にこられたチェコのハベル大統領だったかもスピーチの中で名前を出しておられたのに驚いた記憶があります。ご子息が渡辺周・現衆議院議員です。

「20160613112243.pdf」をダウンロード

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2016年6月12日

写真 【調査会NEWS2222】(28.6.12)

 「週刊文春」に掲載された横田滋さん・早紀江さんご夫妻と孫一家のモンゴルでの面会の写真が話題になっています。これを明らかにした有田芳生参議院議員に対しての批判も色々あるようです。

 私は横田さんご夫妻にも有田議員にも話を聞いたわけではないのであくまで推測ですが、この写真が公開されることについて横田さんご夫妻が了解していたことは流れから考えて明らかです。有田議員がご夫妻の意に反してやったこととは思えません。

 私自身は拉致被害者の救出に必要であれば軍事力も行使すべきという立場ですから、有田議員とは思想的にはかなり異なると思いますが、今大事なことは突破口を作ることであり、それには北朝鮮側が動くようにしなければなりません。今回の写真は世論喚起にはつながっており、すでに参院選モードで拉致問題への関心がさらに低下している中ではそれなりに意味のあることだと思います。北朝鮮の意図に巻き込まれるという心配もあるでしょうが、ある程度のリスクを負わなければ事態は前に進められません。ストックホルム合意以来の2年間の浪費を考えればなおさらです。

 単に制裁をかけて、あとは待っていれば良いとでもいうようなやり方では拉致被害者は取り返せません。14年前も、日本政府と北朝鮮に「国交正常化をしたい」という意志があったから、結果的に金正日が拉致を認めて5人が帰ってきたのです。当時渦中にいた者としてはほとんど綱渡りに近い状態でした。一つ間違えば国交正常化だけが進み拉致は蓋をされるところでした。しかし、結果的とは言えそうだったからこそ事態は前にすすんだのです。その危険を冒す覚悟が今の政府にあるのかとなれば疑問だと言わざるをえません。

 あの写真の笑顔をめぐみさんとの再会でもう一度見たい、お会いしてきた特定失踪者のご家族のああいう笑顔を見たいと、切に思います。そのためにはできることは何でもしていかないと。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00~23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05~23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00~02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月18日(土) 15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
●代表荒木・副代表岡田・理事上野が参加
●問合せ:中平さん(090-1006-4470)

★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
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★CHANNEL AJER『「救い、守り、創る」第1回『「特定者失踪者問題」とは?』(AJER2016.6.3)
代表荒木が出演
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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2016年6月11日

特別検証終了 【調査会NEWS2221】(28.6.11)

Dsc01680
 昨日第2回特別検証(秋田)が無事終了しました。心配された天気も当日は晴れになり、男鹿半島南部及び能代から青森県境の海岸について調査を行うことができました。また当初予定にはありませんでしたが、参加した予備役ブルーリボンの会伊藤祐靖幹事長の発案により男鹿で工作員が侵入に利用すると思われる地点の陸上からの検証及び侵入のシミュレーションも行うことができました(写真は第1次能代事件の現場付近の検証)。

 報告は後日このニュースでも流しますが、今回の検証は救う会秋田(松村譲裕代表)の皆さんの全面的なご協力によって実現したものです。この場をお借りして心より御礼申し上げます。

 それにしても秋田の長い海岸(それでも一部ですが)を見ながら、これではとても守り切れないと、あらためて実感した次第です。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00~23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05~23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
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■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
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★6月18日(土) 15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
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★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★CHANNEL AJER『「救い、守り、創る」第1回『「特定者失踪者問題」とは?』(AJER2016.6.3)
代表荒木が出演
http://ajer.jp/video/show/bc4db11887b1c09dae153393f88e0768(会員制)

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秋田特別検証の記事

昨日6月10日の特別検証の記事です。

産経新聞
http://www.sankei.com/world/news/160611/wor1606110007-n1.html

同じく産経新聞

http://www.sankei.com/world/news/160610/wor1606100030-n1.html


産経東北版
Photo

秋田さきがけ
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河北新報東北版
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読売秋田版
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2016年6月 9日

不適切だが違法ではない 【調査会NEWS2220】(28.6.9)

 最近舛添東京都知事の問題が世間を騒がせています。「不適切だが違法ではない」という言葉は流行語大賞にでも入るかも知れません。

 ところでこの言葉を聞いたとき、拉致問題こそこれではないかと思いました。拉致された国民を救出できないのは不適切きわまりないのですが、それで誰かが罰せられるわけではありませんから。

 しかし違法でなければいくら不適切でも構わないのかということになればそうではないでしょう。お役所にとっては違法かどうかが重要でも、政治のレベルなら適切かどうかの方が重要なはずです。不適切な状態は適切にしなければなりません。特に国民の生命や人権が他国によって脅威にさらされているのですから。法律(憲法もふくめ)がどれほどのものかと正直思います。

 かつて警察庁の幹部と話をしていたときに私は「拉致被害者の救出に必要なら法律を破りますよ」と言ったことがあります。相手は何もいいませんでしたが、今でも気持ちは同じです。しかしそのときは来ていません。私たち自身、事態が打開できないかぎり、つまるところはあの滑稽な釈明をしている舛添知事と変わらないと自覚しなければならないと思っている次第です。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00~23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05~23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00~02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月18日(土) 15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
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●問合せ:中平さん(090-1006-4470)

★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
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★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
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★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
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2016年6月 8日

秋田に関する失踪及び工作員密出入国等事案 【調査会NEWS2219】(28.6.8)

Photo

今回の特別検証にあたって作成したものです。容量の関係で字が読みづらいため、後に調査会ホームページに鮮明なものを掲載しますのでご覧下さい。しかし、表に出ているものがこれだけなのですから、実際には秋田県北部地域だけでも相当の出入りが行われていることになります。また、他の拉致被害者がいる可能性もあると思います。ただし、秋田の場合県内での工作活動についてはあまり出てきていないので、通過地点としての利用が多かったと推定されます。

 工作員の密出入国や国内での活動はもちろん、秋田県だけではありません。程度の差こそあれ全国そうだったと思って間違いないでしょう。そして、それにすくなくとも有効な手は打たれてこなかったということです。

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2016年6月 7日

特別検証2(秋田県海岸)日程 【調査会NEWS2218】(28.6.7)

 以下の要領で第2回の特別検証を実施します。関係各位のご協力をよろしくお願いします。

1 目的

 秋田県内で生起した北朝鮮工作員らによる密出入国事案の現場海域を主に海上から検証し、あわせて秋田県関連の特定失踪者の事案等の関連性について検討する。

2 参加予定者
(1) 調査会:代表荒木・副代表岡田・専務理事村尾・常務理事武藤
(2) 家族会:増元照明前事務局長
(3) 調査会を支援する会:梅原克彦監査
(4) 救う会秋田:松村讓裕代表他役員
(5) 予備役ブルーリボンの会:伊藤祐靖幹事長
(6) 救う会ふくしま:赤塚公生代表

3 日程:6月10日(金曜)
 8:00男鹿市船川港、釣りショップ海風(うみかぜ、男鹿市船川港船川新浜町1−16)前集合・ブリーフィング
 8:30出港
 11:30帰港、車で能代へ移動
 13:00能代港浅内漁協出港
 17:00帰港・ブリーフィング後解散
(日程については天候等状況により変更の可能性があります)

4 今回の検証で注目している点

 現時点確認できている秋田県における北朝鮮関係工作員等の密出入国事案は14件余りを数え、石川県、新潟県、福井県に次ぐ多さとなっている。

 秋田県の海岸線は全長で約263kmであり、沿岸北部(山本郡八峰町、能代市、山本郡三種町、男鹿市)と沿岸中部(潟上市、秋田市、由利本荘市、にかほ市)で分けた場合、事案のほとんどは沿岸北部(男鹿半島以北)に集中し、唯一昭和47年(1972)4月に「切浜事件」の工作員が現にかほ市の海岸から2名の工作員が北朝鮮に向けて密出国しただけとなっており、なだらかな海岸線である沿岸中部(秋田市、由利本荘市)ではこの種事案は1件も確認されておらず、何故沿岸北部に事案の場所が集中しているのか現段階では謎のままである。

 男鹿半島の中心部には現在航空自衛隊の加茂分屯基地が所在するが昭和30年(1955)年から33年(1958))年までは米国空軍第613航空警戒管制中隊第33分遣隊(Detachment 33,613th Aircraft Control & Warning Squadron)のレーダーサイトとして使用され日本海側の防空態勢を青森県の三沢基地とリンクして保っていたため、この情報収集のために男鹿半島以北に事案が集中しているのかとも推測したが、密入国した工作員たちは大半が東京などでの活動に従事しており、秋田県内で工作活動を行った形跡は窺えない。なお、沿岸中部である秋田市の秋田港近傍には陸上自衛隊の秋田駐屯地が所在し、また秋田市中心部の海岸近くには新屋演習場が位置する。

 秋田県内での特定失踪者に関しては現時点公開、非公開を含め5名の方々が調査の対象者として当会に届け出があり、そのうち2名が「拉致濃厚」として判断されている。特に昭和35年(1960)2月27日夕刻、秋田市中道に所在した日赤秋田看護学校から外出したまま失踪した木村かほるさんは北朝鮮国内での目撃情報が複数あり、秋田市内で拉致されていた場合、秋田県内の海岸から北朝鮮に連れ去られたと推測され、密出入国事案が多い沿岸北部地域が有力かとも思われる。

 また同じく「拉致濃厚」とされている平成4年(1992)1月15日に北秋田郡合川町(現北秋田市)の自宅から私有車で外出したまま失踪した松橋恵美子さんは私有車が能代海岸で発見されているが、この能代海岸一帯は北朝鮮工作員の遺体が発見されていた場所でもあり、地域としての関連性が注目されている失踪者でもある。

 昭和48年(1973)1月には山本郡八峰町の実家を出たまま薩摩勝博さんと知人女性が失踪しているが、八峰町も北朝鮮工作員が密出国したり、元総連の幹部だった人物が北朝鮮から潜入してくる工作員との接触場所として選定した場所に近い場所での失踪となっており、この失踪についても注目しているところである。

 昭和44年(1969)頃に山本郡二ツ井町で失踪したと思われる石田清さんは本籍地が山本郡藤里町で、藤里町には当時太良(たいら)鉱山があり、朝鮮人が働いていたとも言われている。更に二ツ井駅前には在日朝鮮人も多かったという情報もあり、居住者の中には帰国者の家族などで北朝鮮から土台人として利用された人がいた可能性もある。関連性については調査継続中である。

6 参考

(1) 秋田県内での工作員関連事案概要

ア 昭和27年(1947)
 秋田県の能代海岸に3人の朝鮮人が密入国し、中島で暖を取っているところを発見された。その後、能代市キリンガ原から朝鮮に向けて打電されている事実もあった。(昭和38年4月4日新聞記事)

イ 昭和38年(1963)4月1日 「第一次能代事件」
 工作員2名の水死体が秋田県能代市の浅内浜に漂着した。同月3日 水中スクーターとみられる物体が発見される。4月4日付の「北羽新報」に「男鹿海岸で魚雷を発見ー浅内と関係か」と題して南秋田郡琴浜村野石の海岸に黒い魚雷様の物体が打ち上げられているのが発見されていた。物体は「長さ2m、直径30cm位で中に機械類が入っていた…」と記載があることから魚雷ではなく、水中スクーターと思われるが、能代事件自体がその後警視庁扱いとなったため追跡報道もなく情報は開示されないままになった。
4月1日に発見された能代海岸での水死体近くにはゴムボートがあり、この水中スクーターは後述第2次能代事件のもう1体の工作員が使用したと思われる。

ウ 同年5月10日 「第2次能代事件」
 工作員1名の水死体が秋田県能代市大関浜に漂着

エ 同年5月21日 「一宮事件」関連
 「一宮事件」(昭和39年7月29日 愛知県警検挙)の吉岡一夫こと朴秀奭が秋田県山本郡八森町の海岸から密入国。事後、東京を経由して愛知県内を転々としながら自衛隊関係の情報収集や密出国地点の調査などの活動を行う。

オ 昭和42年(1967)8月5日 徐兄弟スパイ事件
 「学園浸透在日同胞留学生スパイ集団事件」(昭和50年11月22日韓国中央情報部)の徐勝が秋田県男鹿市大島の海岸から北朝鮮に向けて密出国。

カ 昭和43年(1968)8月5日 徐兄弟スパイ事件
 同上徐勝が秋田県の男鹿半島から北朝鮮に向けて密出国。

キ 昭和44年(1969)7月17日
 北朝鮮工作員Aが秋田県の海岸から北朝鮮に向けて密出国。北朝鮮で教育を受けた後、昭和45年(1970)5月13日新潟県村上市の鯨波海岸から再潜入する。

ク 昭和45年(1970)6月 「西新井事件」関連
秋田県男鹿半島の海岸から工作員「朴某(チェ・スンチョル)」が密入国。

ケ 昭和46年(1971)6月 「西新井事件」関連
 上記チェ・スンチョルが同棲中のS子さん家族とともに自身が密入国した男鹿半島の偵察に訪れる。

コ 昭和46年(1971)8月中旬(初旬?)
 尹孝同(呂興鎮)が秋田県山本郡の岩館海岸から北朝鮮に向けて工作員(35歳?)を密出国させる。

サ 昭和47年(1972)年4月 「切浜事件」関連
 「切浜事件」(昭和49年9月19日兵庫県警検挙)の北朝鮮工作員Aは、北朝鮮から派遣された工作員Bとともに秋田県下の海岸から北朝鮮に向けて密出国。約2年間北朝鮮でスパイ訓練を受ける。

シ 昭和53年(1978)6月26日
 工作員(李栄淑・仮名?)が秋田県海岸(場所不明)から密出国。(恵谷治著「対日謀略白書」)

ス 昭和56年(1981)7月5日 「男鹿脇本事件」関連
 在日朝鮮人工作員尹敏哲が北朝鮮でのスパイ訓練を受けるため秋田県男鹿市の脇本海岸から北朝鮮に向けて密出国。北朝鮮で約1ヶ月間スパイ訓練を受ける。8月5日訓練を終えて潜入案内人の工作員2名とともに秋田県男鹿市の脇本海岸から密入国したところを秋田県警によって逮捕される。潜入工作員はゴムボートで逃走した。

(2)調査会リストの公開失踪者(敬称略)

(1) 木村かほる(当時21歳)
ア 失踪時期:昭和35年(1960)年2月27日夕刻
イ 当時住所:秋田市中通6-1-63「日赤秋田看護学校」寮
ウ 最終失踪関連地点:同上

(2) 松橋恵美子(失踪当時26歳)
ア 失踪時期:平成4年(1992)1月15日
イ 当時住所:秋田県北秋田郡合川町(現北秋田市)
ウ 最終失踪関連地点:能代市能代浜(私有車発見場所)

(3) 薩摩勝博(失踪当時24歳)
ア 失踪時期:昭和48年(1973)年1月
イ 当時住所:秋田県山本郡八峰町
ウ 最終失踪関連地点:同上

(4) 石田清(失踪当時25ないし26歳)
ア 失踪時期:昭和44年(1969)
イ 当時住所:秋田県山本郡二ツ井町
ウ 最終失踪関連地点:同上

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★6月16日(木) 18:30 第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月18日(土) 15:30 「北朝鮮に拉致された日本人の救出を求めるシンポジウム」(救う会高知主催)
●高知大神宮(大橋通電停徒歩2分 088-872-2635)
●代表荒木・副代表岡田・理事上野が参加

★6月30日(木) 18:30 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市役所(岩国駅徒歩12分 0827-29-5000)
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

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●岡山市
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★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
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2016年6月 6日

「拉致は○○だ」? 【調査会NEWS2217】(28.6.6)

 昨日福岡で行われた「北朝鮮人権侵害問題啓発講演会&国民大行進in九州」、私自身は参加していないのですが、Facebookで写真を見たら演壇の後ろに大きく「拉致は○○だ」と書かれていました。一瞬なんだろうかと思ったのですが、後で救う会福岡の馬場代表の挨拶文を読んで意味が分かりました。「侵略」とするつもりが、政府がその言葉を使っていないということで後援している県市が認めなかったということです。

 また、昨年のこの集会では拉致対策本部を対北朝鮮主権回復対策本部に改変し、防衛大臣を担当大臣とすることなどを求める決議を行っていますが、今回は同様の決議をするなら大臣は参加できないと拉致問題対策本部から通告があったのだそうです。

 さて、それなら○○になにを入れれば良いのでしょうか。「拉致は残念だ」「拉致は遺憾だ」あたりなら政府もおそらく大丈夫でしょう。いっそ「拉致は面倒だ」とか「拉致は終了だ」にしたら良いのでは。

 このところ政府の拉致問題への対応は少しずつ後退しています。これはつまり国民の声が弱まっているからでしょう。その意味でも福岡の集会でそれを多くの人が認識してくれたとすればやった甲斐はあったはずですが、やはりもっと情報発信をし、声を高めていかなければなりません。

 拉致問題が風化していくことを喜んで見ている人間が平壌のみならず東京、特に永田町や霞ヶ関にもいます。「拉致は侵略だ」は彼らが最も目にしたくない言葉でしょう。彼らが祝杯を挙げるのを見たいのなら運動を止めても良いかも知れません。そうでないならがんばりましょう。

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2016年6月 5日

多大浦海岸 【調査会NEWS2216】(28.6.5) 

 1日から韓国に来ていました。今仁川空港でこれから帰国するところです。

 今回の目的の一つに昭和58年(1983)12月に釜山の海岸に北朝鮮工作員が浸入しようとして捕まった、いわゆる多大浦事件の現場を見てくることがありました。事件についてはニュース2207号に書きましたので省略しますが、あらためてその場所に行ってみると色々なことに気づきました。

 ソウルに戻ってからこのとき捕まった李相哲氏(仮名)にも会ったのですが、彼によれば前の年に浸入させた工作員を帰国させるため浸透したが、当の本人が既に韓国に捕まっており、それによって浸入を事前に韓国当局が察知していたとのことでした。捕まったことが分からないようにしていたため、通常の工作活動を続けていると北朝鮮側は認識していたということです。

 それにしてもいくら33年前とはいえ、韓国第2の都市であり、本土の最南端にある釜山の海岸にどうして浸入したのかは前から疑問でした。李氏にそれを聞くと、「前からしょっちゅう使っていたところで入りやすかったから」と言っていました。彼自身は初めてですが北朝鮮の工作機関にとっては出入りしやすい場所だったようです。あらためて入る側の立場にならないと分からないものだと実感した次第です。

 今は高層アパートが建ち並び、海岸の眼の前まで地下鉄工事が行われていました。海岸は公園として整備されており、彼が捕まったときとはまったく様子が変わっているのでしょう。公園の管理事務所にいた若い職員に聞いても事件自体を知りませんでした。

 しかしあのとき、韓国政府の命令がただ「制圧せよ」であれば李氏の命はなかったでしょう。そんな話をしたら「(生け捕りにせよという命令を出した)韓国政府のおかげで助かった」と言って笑っていました。

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2016年6月 4日

インターネット放送 【調査会NEWS2215】(28.6.4) 

 インターネット放送を通じての情報配信は独自のものとしては戦略情報研究所の「隼チャンネル」での配信を行っていますが、ご案内の通り「チャンネル桜」の「防人の道Next」などでも役員が出演しその時々の話題についてお話ししています。インターネット放送は環境さえあればいつどこでも見られるのが長所で、私たちのような資金も十分でない団体には有効な武器の一つです。

 そのような中でこのたびインターネット放送「channel AJER」で代表荒木が「救い、守り、創る」と題して拉致問題を中心にしたコーナーを持たせていただくことになりました。第一回『「特定者失踪者問題」とは?』は昨日からアップされています
のでお時間のある方はぜひご覧ください。今回は梅原克彦前仙台市長との対談です。

http://ajer.jp/video/show/bc4db11887b1c09dae153393f88e0768(会員制)

 拉致問題も時間が経過して私たちですら忘れていることが少なくありません。風化させたいと思っている人間は平壌にも東京にもいるわけで、これに限らず今後できるだけ積極的に情報の発信を行っていきたいと思います。ご協力よろしくお願い申し上げます。

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2016年6月 3日

なぜ秋田の北なのか【調査会NEWS2214】(28.6.3)

 10日の秋田での特別検証については現在最終的な調整をおこなっています。また、これに向けて特別調査班でかつての密出入国と失踪などについて洗い直しを行っているのですが、あらためて秋田における事案が北半分、つまり秋田市から男鹿半島、能代から青森県境に集中していることが明らかになっています。特定失踪者でも木村かほるさん、石田清さん、薩摩勝博さん、松橋恵美子さん全て秋田市以北の失踪です。

 この地域では昭和20年代から工作員の活動が行われています。ロケーションとしては南側も人口は少なく松林が続く海岸で、入りやすさという意味ではそう変わりません。鳥海山もあり目印になります。それでも北側に集中した理由は何なのか。

 秋田県自体は在日が少なく、帰国者を人質にして北朝鮮が日本に残った家族に工作への協力を強いる、いわゆる「土台人」は作りにくい環境にあります。地理的には確かに北朝鮮からすれば真向かいなのですが、それなら南側も使うはずで、一体北半分なのか、非常に気になります。このメールニュースの読者である警察や海保の人でも何かご存知でしたら匿名で構いませんので教えていただけないでしょうか。

 とにかく当日までに何らかの仮説は立てられるようにしたいと思っている次第です。

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●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
●代表荒木和博他役員が参加
●問合せ:調査会

★6月30日(木)  予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
●岩国市
●代表荒木が参加
●問合せ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)

★7月24日(日)「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
●岡山市
●代表荒木が参加

★11月12日(土)拉致問題講演会(群馬県主催)
●富岡市
●代表荒木が参加
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★チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」近況報告-村尾建兒氏に聞く[桜H28/5/25]
https://youtu.be/Ambaw3VsSEI

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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★荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)
●定価1800円(税別)
●問合せ 展転社(03-5314-9470)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
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●カンパのご協力をよろしくお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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2016年6月 2日

整合性 【調査会NEWS2213】(28.6.2) 

 大分前、まだ救う会の事務局長時代だったと思います。警察庁外事課と外務省北東アジア課の担当者と3人で会う機会がありました。そこで何を話したかは覚えていないのですが、自分がこう言ったことだけは記憶しています。

 警察には警察の整合性があり、外務省には外務省の整合性がある。しかし拉致というのはその外にある問題であり、それぞれの役所の整合性の中でやっていたら国家の整合性が失われる。

 このような場はその後経験がありません。二人のどちらかに何とかしたいという意識があり、このままではいけないと思い場を設定してくれたのだろうと思います。

 しかし現状はその後もほとんど変わっていません。震災の対策本部なら被災者を助け復興を進めるのが任務ですが、拉致問題対策本部事務局でやっていることは帰国者及び家族への対応と広報活動が中心で、それに民主党政権時代に情報収集が加わったものの、いずれにしても拉致被害者を「救出する」ための活動はほとんどしていません。

 これは対策本部事務局の責任ではなく、対策本部自体、もっとはっきり言えば「拉致問題は総理の専権事項」ということになっているのですから安倍総理の責任です。上の方向性が明確であれば官僚組織はそれに従って動く、そうでなければ特に拉致問題対策本部事務局のような各省庁からの寄せ集めの組織では現在の仕事より本籍地に戻ってからのことを考えて仕事をすることになります。もちろん一所懸命やってくれているスタッフもいるのですが、キャリアの皆さんの一部には心ここに在らずという人もいるようです。

 さて「国家の整合性」はどうやって維持できるのか。それは安倍総理に任せることではなく、いわんや事務局に任せることでもありません。政治の責任と言えばそれまでですが、その政治の現状は見ての通りです。省庁の整合性の隙間に落ち込んだ拉致被害者を救出するには省庁の外、最終的には民間人の努力にが必要不可欠ではないでしょうか。                        

 何か説教じみた話になりましたが、3人で話していたことをふと思い出して書いた次第です。        


▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00~23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
23:05~23:35 5935kHz,7325kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
01:00~02:00 5915kHz,6090kHz,6165kHz (300kW)のいずれか

■調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等

★6月16日(木) 18:30第2回調査会セミナー「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(調査会主催)
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★6月30日(木)  予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
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2016年6月 1日

構造 【調査会NEWS2212】(28.6.1)

 山本美保さんDNAデータ偽装事件のことを考えるといつも思うのですが、あの事件自体は警察だけでやろうとしてできることではありません。いわんや山梨県警が勝手に科警研や名古屋大にDNA鑑定を依頼するなどできるはずがありません。もっとずっと上、つまりは当時の小泉政権の官邸の指示がなければできない話です。

 しかし一旦やってしまえば、実際に動いたのは警察の人間ですから、警察としては組織を防衛するために隠蔽をしようとすることになります。一度この事件について電話で警察庁の幹部と話していて頭にきて「○○さん、分かってるんでしょ」と言ったら、相手は一瞬言葉を詰まらせ「その話はしない」と言って電話を切りました。まあ「俺たちがやろうとしたわけでもないのに何でこんなことをしなければならないのか」と思っていたのかも知れません。

 これは拉致問題全体に言えます。個別に見ればおかしいと思っていたのに、動いていなかった。それは警察のみならず海上保安庁も公安調査庁も、他の組織もそうでしょう(自衛隊は自分たちの仕事と思っていないのでそれ以前の問題です)。しかしお役所の論理、「間違いは犯さない」という前提からすれば「だからなかったことにしよう」となってしまう。その膨大な積み重ねが拉致問題ですし、同じようなことは拉致問題以外にも山ほどあるのでしょうから、それを解決するのは北朝鮮にミサイルを撃ち込むよりはるかに難しい。

 度々持ち出していますが、昭和17年(1942)のミッドウェー海戦のとき、おそらく現場で「これで良いのだろうか」と思った軍人は何人もいたと思います。情報の漏洩、作戦の方針の不明確さ、驕り、それが結局、当時物量技量において米国を圧倒し、普通に考えれば負けるはずのなかったミッドウェーで大敗北を喫することになりました。そしてそれを海軍は隠し続け戦争をしたのです。

 国家の存亡をかけた戦争の最中でもそうだったのですから、組織の悪弊はよほど注意していなければ国全体を蝕むことになります。だからこそ国民の責務として、この構造的な問題には最後まで取り組まなければならないのだと思う次第です。

▲現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです
22:00~23:00 5935kHz,5965kHz(300kW) 5985kHz(100kW)のいずれか
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●UAゼンセン会館 (JR・地下鉄市ケ谷駅下車3分 03-3288-3549)
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★6月30日(木) 予備役ブルーリボンの会講演会「なぜ北朝鮮は拉致を行ったのか」(同会主催)
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発行責任 者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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