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2016年10月12日

「夕刊フジ」で『自衛隊幻想』を紹介

夏まで産経本紙社会部で拉致問題の担当をしてきた森本記者が書いてくれました。

【編集局から】拉致被害者を取り戻せていない事実 平和なはずがない
10.12

 ずっと違和感を覚えていました。憲法9条があるから、日本は平和だと声高に主張をする人たちにです。

 死ぬことさえ簡単に許されない人たちがいます。2014年に亡くなった拉致被害者、松木薫さんの母、スナヨさんは10年以上、入院生活を続けていました。何度も生死の境をさまよったといいます。家族が「薫が帰ってくるまで頑張るんだよ」と声をかけると、持ち直したそうです。

 生きているほかの家族も状況は変わりません。さらわれた肉親に再会するため、生き続けることが北朝鮮との「戦い」なのです。これが平和といえるのでしょうか。平和だと感じるのなら、事実から目を背けていませんか。02年以来、14年も拉致被害者を取り戻せていないのです。平和なはずがありません。

 「自衛隊幻想」というタイトルの本が産経新聞出版から発売されました。著者は拉致問題に取り組む元自衛官や予備自衛官たち。「幻想」ではなく「リアル」の自衛隊像が描かれています。9条をお経のように唱える人たちにこそ、ご一読いただけたらと思います。 (報道部・森本昌彦)

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