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2016年11月18日

特別検証4(鹿児島県薩摩半島西岸)概要について【調査会NEWS2335】(28.11.18)

 本日の記者会見で次のように発表しました。なお、会見の模様はYouTubeでご覧になれます。

概要

1 目的

 薩摩半島西岸の吹上浜では市川修一さん・増元るみ子さん拉致及び周辺における不審人物・不審船の目撃情報は多数寄せられており、調査会でも1万キロ現地調査の第4回(平成23年11月12日)及び地域を限定した特別現地調査(平成25年9月4日)など調査を行ってきた。

 これまであまり省みられてこなかったことだが、吹上浜を含む薩摩半島西岸でなぜ多数の証言が集まるのか、なぜこの地域が工作員の上陸に頻繁に使われたのかについてはあらためて注目する必要があると思われる。また1万キロ現地調査などの調査結果から推定するとこの地域への上陸の際久多島が中継地点として使われた可能性が高い。以上の着眼点に基づき周辺海域において検証を実施する。

2 参加予定者(○印乗船)

調査会役員:○荒木(代表)・○岡田(副代表)・○村尾(専務理事)・○武藤(常務理事)・○杉野(常務理事)・○森山(理事)
家族会:○増元照明さん(増元るみ子さんの弟・前家族会事務局長) 
特定失踪者ご家族:前山利恵子さん・○光秋さん(園田一さん・敏子さん夫妻の娘夫婦)・村岡育世さん(田中正道さんの妹)
その他:池満渉日置市議・○萩原遼「拉致と真実」発行人

3 日・時程 
(1) 実施日:平成28年(2016)11月25日(金)

(2) 時程(日程は当日の状況によって変更になる可能性がありますので予めご了承下さい)

   7:30 東横イン鹿児島中央駅西口(鹿児島市西田2-28-10)前出発
8:30 日置市江口漁港到着 ブリーフィング
9:00 出港・吹上浜及び久多島周辺の検証
船舶は江口漁協の協力により本隊1隻及び報道関係等3隻の予定
13:00 帰港 ブリーフィング後昼食 その後陸路吹上浜へ
15:00 吹上浜着・地上から検証・ブリーフィング
16:00 終了・解散

4 検証の背景

(1) 市川修一さん・増元るみ子さん拉致事件

  ア 概要
 鹿児島市の公社職員市川修一さん(当時23歳)と同じく鹿児島市の会社員増元るみ子さん(当時24歳)は、交際を始めて約3か月後の昭和53年(1978)年8月12日土曜日、仕事を終えた午後、初めて遠出のデート先を日置郡の吹上浜に決め、「夕日を見に行く」とそれぞれの家族に言い残して市川さんの私有車で出かけた後、鹿児島市郡元町に住むるみ子さんの祖母宅に立ち寄り、家族から頼まれた用事を済ませ、約25km離れた吹上浜(現日置市)に向かったまま帰宅せず、行方不明となった。

 帰宅しない2人を心配した家族が翌日吹上浜を訪れ、市川さんの私有車が駐車場に置かれているのを発見したが行方を示すものは何もなかった。翌14日警察に届け出、捜索の結果市川さんのサンダルの片方が駐車場から海岸に向かう途中の草むらから見つかったがそれ以外の情報はなかった。

 2人の失踪については昭和60年(1985)1月に産経新聞(当時「サンケイ」)が一連のアベック失踪が外国情報機関によるものと報道し、昭和63年(1988)3月には参議院予算委員会で当時の梶山静六国家公安委員長が北朝鮮による拉致と答弁し、正式に拉致と認めることとなった。

 平成9年(1997)3月、家族会の結成に伴い2人の家族も参加。その後脱北者で元北朝鮮工作員の安明進氏が「1988(昭和63)年から1991(平成3)年にかけて金正日政治軍事大学で何度も見かけた」と証言した。また元北朝鮮人民軍大尉金国石氏は市川さんと増元さんを「1990(平成2)年から1992(平成4)年にかけて軍の教育機関である馬東熙大学で見た」と証言した。

 平成14年(2002)9月に小泉首相が訪朝した際に北朝鮮は市川さんが昭和54年(1979)9月に、増元さんにが昭和56年(1981)8月にそれぞれ亡くなったと日本側に伝えたが、安明進氏と金国石氏の証言などから事実と異なることが明らかになっている。

関連情報

 (1)市川さん・増元さん拉致当時の吹上浜関連情報

  ●A氏 市川さん、増元さん拉致前日の昭和53年(1978)年8月11日金曜日夕刻、国民宿舎「吹上砂丘荘」から奥の海岸に車で出たところ、黒っぽい鉄製の船を目撃した。
車を反転させて戻ろうとしたとき、6〜7名の黒っぽい服装の集団が車に近づいて来たが、異様な雰囲気(殺気)を感じ車で避退した。何人かがドアに当たった感じがしたが突進してそのまま逃げた。

  ●B氏 市川さん、増元さん拉致当日の昭和53年(1978)年8月12日夕刻、夕日を見るために吹上浜に立ち寄った折、駐車場に停められている市川さんの車両や海岸に小型の船と伝馬船が着岸しているのを目撃するとともに同所でステテコ姿の不審な男と出会い会話したが、こちらの話す言葉をあまり理解できていないようだった。

  ●C氏 昭和53年8月12日、網を引くために吹上浜に行った際、車を置いて海岸に行く途中で茶色のゴム草履が片方放置されているのを見て何故片方だけ?と思いながら歩いて行く途中で上半身は白の半袖シャツ、下は黒の膝までピッタリしたパンツ姿の全員で鍛え上げられた肉体の7〜8人の集団と出会い、緊張しながら集団の中を通り抜けた。
海岸に出ると、沖合に茶色の船が停泊しているように見え、海岸にはエンジン付きの黒いゴムボートがあり、傍に黒い潜水服に酸素ボンベを背負った人間が一人立っていた。

  ●D氏 昭和53年8月のお盆前後、吹上浜の海岸に向かう路上に駐車し食事を摂っている最中に前方からアロハシャツのような服にスニーカータイプの靴を履いた30代と思われる3,4人のヤクザ風の男たちが歩いてきて車の横を通り過ぎて行った。足音が揃っているのが印象的で、市川さん増元さん拉致事件が発覚して情報提供の呼びかけに応じ警察には話した。

  ●E氏 昭和53年(1978)年8月某日、会社の行事で吹上浜のキャンプ場に行った夜、吹上浜で人影と沖合にサーチライトでモールス信号を目撃。そのときは自衛隊が訓練でもしているのかと思っていた。

  ●F氏 吹上浜の駐車場(市川さんの車両が駐車されていた場所と同一)に車を停め、降りて浜に行こうとしたとき、助手席側、運転席側の両方向から40歳代で刈り上げた髪型の男がそれぞれ1人ずつ棒のようなものを投げながら近づいて来たため、急いで車に戻りドアにロックをかけた。

  ●G氏 お盆のころ、吹上浜に行くと浜辺を4人くらいの男たちが腰まで水に浸かりながら船を引き揚げていた。こちらを見つけ、向かってきたので急いで車に戻った。
 
  ●H氏 時期不詳、吹上浜に二人で車で行ったところ、4〜5人の背広服姿の男たちに襲われボコボコにされた。

(2) その他情報
  ●I氏 吹上浜の南に位置する加世田市(現・南さつま市)高橋の海岸で花火大会があり、友人と二人で大会終了後に黒い車に追いかけられたため自転車で逃げ松林に逃げ込んで難を逃れた。

  ●J氏 時期不詳、夜間南さつま市坊津町付近の海上を船で走行中、突然闇の中から工作船に似た小型船が現れ灯火を点けたため激突寸前で回避した。

  ●K氏 救う会が把握した情報ではK氏(漁師)は市川さん・増元さん拉致の前日、久多島の北方約5kmの地点で一人で漁をする地元の漁船を灯火を消したまま尾けてきたため、気味が悪くなって港に逃げ帰ったという。また当時「海上で航海灯を消した船が別の光を点滅させていた。吹上浜でも点滅する光が見え、互いに合図をしているようだった」という情報や「無灯火の不審船を見た」という複数の漁師の証言があったという。

 ●馬渡海岸事件
 昭和46(1971)年10月2日、頴娃町(現南九州市)馬渡海岸に工作員が上陸した。当時の地元紙によるとゴムボート2隻に3人ずつ分乗した6人が上陸するのを海辺で漁をしていた地元住民が発見、指宿署に通報した。警察・消防団員が捜索したところ2人を発見したが残る4人は逃走したとされている。同日国籍不明 の小型船舶が馬渡海岸沖にいるのを海上保安庁のビーチクラフトが発見、巡視船が追尾したが領海外に逃走した。

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 発見された2人は朝鮮総聯の役員だったが密出・入国や他の4人との関係を否定したため事情聴取は打ち切られた。当時警察に通報した男性によれば海にいたのが4人、浜に荷物を持った2人の背広姿の男がいたという。報道と食い違うが上陸と物資の搬出の両方を行おうとした可能性がある。なおこの事件は戦後の主要な外事事件を網羅した『戦後の外事事件』(改訂版・平成19年外事事件研究会編著・東京法令出版)にも書かれていない。またこの事件の2か月後、12月30日には大崎町の自宅から自家用車で宮崎空港に向かった園田一・敏子夫妻が車ごと失踪している。

●韓光煕著『わが朝鮮総連の罪と罰』(文藝春秋)にある工作船着岸ポイント38カ所のうち鹿児島県の4カ所

出水郡野田町深田「番所の鼻」
阿久根市佐潟
日置郡吹上町(現日置市吹上町)塩屋堀「吹上浜」
※「塩屋堀」という地名は実際には日置市ではなく南さつま市(旧金峰町)にある
肝属郡佐多町「佐多岬」

5 検証地域

(1) 久多島(くたしま)
無人島 高さ29m、周囲1380m
鹿児島県日置市
吹上浜の沖合約12kmに位置する。

  ア 検証内容
    久多島および周辺海域の状況
    久多島から吹上浜方向の状況

  イ 検証方法
    目視及びドローンによる上空からの撮影
(2) 吹上浜

  ア 検証内容
海上から吹上浜の状況
    駐車場から海岸に至る経路及び周辺状況

  イ 検証方法
    目視及びドローンによる上空からの撮影

<現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>

22:00〜23:00 短波7410kHz 6145kHz 5935kHzのいずれか
23:05〜23:35 短波7325kHz 5935kHz 5910kHz(100kW)のいずれか
23:30〜24:00 中波1431kHz
01:00〜02:00 短波6180kHz 6110kHz 6085kHzのいずれか

<調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等 >
※事前申込み・会費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月10日(土)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録」(政府拉致問題対策本部事務局・特定失踪者問題調査会主催)
・イイノホール(千代田区内幸町2-1-1 地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結)
・専務理事村尾が参加
・問合せ 調査会

・12月11日(日)集まれ、山陰特定失踪者の集会in松江(東アジアネットワーク主催)
・松江ニューアーバンホテル(松江市西茶町40-1 一畑電車松江しんじ湖温泉駅徒歩7分0852-23-0003)
・代表荒木が参加
・問合せ 石原代表(090-9417-8363)

・12月18日(日)13:30「拉致被害者全員の帰国実現を訴える!12.18山口県民集会」(集会実行委員会主催)
・山口県立図書館(山口駅徒歩20分 083-924-2111)
・代表荒木が参加
・問合せ 渡邊さん(090-3300-9686)

・12月22日(木)18:30「予備役ブルーリボンの会シンポジウム」(同会主催)
・堺市産業振興センター(大阪府堺市北区長曽根町183 中百舌鳥駅から300メートル)
・代表荒木が参加
・問合せ info@yobieki-br.jp

・平成29年

・1月14日(土)17:30「予備役ブルーリボンの会シンポジウム」(同会主催)
・TKPガーデンシティ天神(地下鉄空港線天神駅1番出口すぐ 092-720-8003)
・代表荒木が参加
・問合せ info@yobieki-br.jp 

・1月15日(日)13:30「拉致問題を考える国民の集い」(政府拉致問題対策本部・広島県・救う会広島主催)
・広島県民文化センター(広電市内線紙屋町下車徒歩3分)
・代表荒木が参加

・1月28日(土)10:30「国際講座」(拓殖大学海外事情研究所主催)
・拓殖大学文京キャンパス(丸ノ内線茗荷谷駅徒歩5分)
・代表荒木が参加
・問合せ 拓殖大学オープンカレッジ課(03-3947-7166) 

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・チャンネル桜【防人の道NEXT】靖国の宴〜国を問わない英霊の語らい-荒木和博氏に聞く[桜H28/8/24]
・代表荒木が出演
・YouTubeで視聴可能
https://youtu.be/oBSXH4yPqzw

・channel AJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版) >
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊) >
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊) >
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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発行責任者 荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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<カンパのご協力をよろしくお願いします>
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銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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