特定失踪者家族会発足 【調査会NEWS2459】(29.5.12)
本日の調査会理事会には初めて特定失踪者ご家族に参加していただきました。ここで現状と今後について議論を行い、本日付で「特定失踪者(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者)家族有志の会」(略称:特定失踪者家族会)を結成し、国際刑事裁判所(ICC)検察官への特定失踪者に関する人権侵害について調査と責任者の処罰を申し立てることを中心に活動していくことを決定しました。理事会にはICC検察官申し立てについて協力していただいている須田洋平弁護士も参加され、概要について説明しました。
特定失踪者家族会の役員は次の通りです(敬称略)。
会長 大澤昭一(大沢孝司さんの兄)
副会長 矢島文恵(荒谷敏生さんの妹)
同 藤田隆司(川口の藤田進さんの弟)
事務局長 竹下珠路(古川了子さんの姉)
幹事 生島馨子(生島孝子さんの姉)
同 高野美幸(高野清文さんの妹)
同 板野佳子(非公開失踪者Oさんの妹)
同 森本美砂(山本美保さんの妹)
同 吉見美保(秋田美輪さんの姉)
同 水居徹(水居明さんの息子)
同 植村照光(植村留美さんの父)
同 中村クニ(中村三奈子さんの母)
※ 藤田隆司さんは理事会には欠席のため会見では発表していませんが、会議で本人が了解すれば副会長に就任していただくことが決まっており、その後本人の意思確認が取れましたので追加してあります。
理事会では以下の内容について議論し、決定しました。文書は一部変更事項(役職名等)を修正してあります。また今後の活動については5月末のストックホルム合意3周年にあたって何らかの意思表示をすること、特定失踪者家族会・調査会連名の署名用紙を作ることなど決めています。ICC検察官への申し立てについては具体的準備に入ります。調査会としては武藤政春常務理事が特定失踪者家族会の担当役員となります。
《特定失踪者の家族組織立ち上げ及び国際刑事裁判所検察官への申し立てについて》
【趣旨】
拉致問題、とりわけ特定失踪者の問題について国内外の世論を高め政府を動かすために特定失踪者家族有志の組織を結成し、国際刑事裁判所(ICC)検察官に未認定拉致被害者の人権侵害に関し申し立てを行う。
【日程】
5月12日特定失踪者問題調査会理事会において概要を決定、同日家族の組織を立ち上げる。下旬に発送する家族・関係者宛郵送ニュース「ひびき」で告知する。並行して申し立てのための準備を進める。
【提訴の趣旨】
北朝鮮は平成14年(2002)9月17日の日朝首脳会談で金正日が認めた以外の拉致を認めていないが、実際には遥かに多くの被害者が拉致されている。拉致の可能性があると思われる失踪者は特定失踪者問題調査会のリストで約470名、警察のリストではこの470名を含め870名余りに上る。うち23名は日本弁護士連合会に対して人権救済申立が行われ、日弁連はすべてについて政府に対処を求めている。さらにそのうち2名については警察が正式に拉致被害者として発表している。このような大規模な人権侵害は北朝鮮の国家的犯罪であり、被害者の救済を求めて申し立てするものである。
【運動としての位置づけ】
現実にこの申し立てを検察官が受理し、金正恩への逮捕状が出たとしてもそれが実行され、北朝鮮が政策を変更し拉致被害者が帰国できる可能性は低い(ただし、金正恩除去などによって体制が変化したときは有効になる可能性がある)。
したがって、この申し立ては情勢が急変している今日、結論を待つのではなく、申し立て自体を運動として、国内外へのアピールを行っていくことを主たる目的とする。また、日本政府は特定失踪者については広報物などでもあくまで「その他」扱いであり、政府認定者より遥かに多くの被害者がいるという重大な問題について国際的にはほとんど明らかにしていない。この申し立てはそれ自体が政府を通り越して国際的に特定失踪者の問題をアピールすることとなる。
【組織の位置づけ】
未認定拉致被害者に関わるICC検事への申し立てを主たる目的として、その意向に賛同する特定失踪者家族を役員とする。すでに高齢で、また地方在住のため行動できない家族も多いが、行動できる家族がまとまって動けない家族の分も含めた活動をすることをめざす。必要に応じICC提訴以外についても活動を行っていく。役員として会長・副会長・事務局長・幹事をおく。
【ICC提訴及び家族の組織に関する費用】
調査会がカンパを募り費用を負担する。
【関連組織の整理】
これに伴い有名無実化している組織を整理する
・しおかぜネットワーク→解散
・家族支援基金→調査会会計に繰り入れ
・調査会を支援する会→解散して残金を調査会会計に繰り入れ
以上
※理事会終了後の記者会見の動画像は下記でご覧になれます。
https://youtu.be/F_JmoZh9I1c
※記者会見のとき黒いケースに入った折りたたみ式のメガネの忘れ物がありました。お心当たりの方はご連絡下さい。
<「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>
22:00〜23:00 短波6040kHz 5965kHz 7215kHzのいずれか
23:05〜23:35 短波6090kHz 7295kHz 6165kHzのいずれか
23:30〜00:30 中波1431kHz
01:00〜02:00 短波7215kHz 6090kHz 6165kHzのいずれか
<調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等 >
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
・6月4日(日)13:30「拉致問題から本当の“人権”を考える集い」(同集い実行委員会主催)
・京都キャンパスプラザ(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939 京都駅徒歩5分 075-353-9111)
・代表荒木が参加
・問合せ 石原さん(090-9417-8363)
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・channel AJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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・チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮情勢と拉致問題〜日本はどうすべきか?-荒木和博氏に聞く[桜H29/5/3]
・代表荒木が出演
・下記で視聴できます。
https://youtu.be/afV83tkgALk
・チャンネル桜【討論】迫る戦争の危機!その時日本は[桜H29/4/29]
・代表荒木が出演
・下記で視聴できます。
https://youtu.be/BMY1Ko75R4k
※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版) >
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊) >
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊) >
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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発行責任者 荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
<カンパのご協力をよろしくお願いします>
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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