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2017年6月 1日

各党・拉致議連に特定失踪者家族会から要請 【調査会NEWS2475】(29.6.1)

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 本日13時より衆議院第1議員会館にて拉致問題対策本部等の組織を持っている各党と拉致議連の代表者に対し特定失踪者家族会発足の報告と要請が行われました。参加者は前のニュースでお知らせした通りですが、各党とも代理ではなくそれぞれの対策本部等の代表者が国会開会中で衆議院は本会議も重なる中駆けつけて下さいました。

 以下は大澤会長より各代表者にお渡しした請願書です。皆様におかれましても特定失踪者家族会へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

請願書

 平素より拉致被害者救出のためのご尽力に敬意を表し、心よりお礼申し上げます。

 さて私たち特定失踪者家族は、50年も60年も前から大事な家族が突然失踪し、行方を探してきましたが全く消息はつかめず、1997年に日本政府が北朝鮮による拉致の被害を認めてから、自分たちの家族ももしかしたらその被害者ではないかと思いつつ、その証拠となるものがないままなかなか声を上げられずにいました。

 そして2002年北朝鮮国家が拉致を認め、5人の被害者が帰国されたことをきっかけに、その失踪状況に自分たちの家族との共通点が多く、ようやく「拉致をされたのではないか」と声を上げることができました。

 特定失踪者問題調査会のご協力により、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者」として「特定失踪者」と名付けていただきました。その数は調査会の名簿だけで約470名、警察の発表によれば現時点で883名に上ると言われています。

 その後目撃情報や写真の情報など様々な拉致につながる情報を寄せられましたが、拉致被害者認定は、この15年間で2名、北朝鮮籍2名の実質4名しか増えていません。

 多くの皆さまによる国内外の拉致被害者救出運動の中で、いつかは自分たちの家族も拉致被害者として救出されると願い続けてきましたが、3年前のストックホルム合意においても、拉致被害者とは別に「その他の行方不明者」という呼称になっており、氏名の公表もありませんでした。そして何の進展もないまま3年が経過し、北朝鮮は無責任な行動を繰り返すばかりです。

 このままでは拉致問題はどこかで幕引きされ、特定失踪者は置き忘れられてしまうのではないか、高齢化した家族が亡くなったら、被害者の存在そのものが忘れ去られてしまうのではないかなどの危惧が増すばかりで、この度、止むにやまれぬ家族の思いから特定失踪者(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者)家族有志の会(略称 特定失踪者家族会)を立ち上げました。現在安倍内閣総理大臣への面会も要請しております。

 拉致問題が膠着する中、なんとか風穴の一つも空けられないものかと、全国の孤立するご家族や、高齢になられたご家族の思いも共にしながら、まずは国際刑事裁判所(ICC)への提訴をはじめ、できうる限りの行動を起こしていく所存です。

 貴組織に置かれましては、日本には政府の認定被害者以外にも多数の拉致被害者がいるという現実を重視し、日本国が一丸となって拉致被害者を一刻も早く、命のあるうちに救出する行動を起こしていただけますよう、心からお願いする次第です。例えば、

(1)何十年も経った今では拉致の証拠探しは全く困難です。証拠主義にとらわれず拉致疑いが認められるものは被害者認定してくれるよう、ご支援ください。

(2)国際刑事裁判所(ICC)への提訴について、側面からの支援をお願いします。

平成29年6月1日
 特定失踪者(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者)家族有志の会
   会長 大澤 昭一  
   
<「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>

22:00〜23:00 短波6040kHz 5965kHz 7215kHzのいずれか
23:05〜23:35 短波6090kHz 7295kHz 6165kHzのいずれか
23:30〜00:30 中波1431kHz
01:00〜02:00 短波7215kHz 6090kHz 6165kHzのいずれか

<調査会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等 >
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・6月4日(日)13:30「拉致問題から本当の“人権”を考える集い」(同集い実行委員会主催)
・京都キャンパスプラザ(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939 京都駅徒歩5分 075-353-9111)
・代表荒木が参加
・問合せ 石原さん(090-9417-8363)

・7月23日(日)13:30「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民の集いinいばらき」(拉致問題対策本部・茨城県・水戸市主催)
・常陽藝文センター(水戸市三の丸1-5-18 水戸駅北口徒歩10分 029-231-6611)
・代表荒木が参加
・問合せ 茨城県人権施策推進室(029-301-3135)
※事前申込みが必要です。
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・channel AJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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・チャンネル桜【討論】どこへ行く朝鮮半島[桜H29/5/27]
・代表荒木が出演
・下記で視聴できます。
https://youtu.be/i2HCA2ay4mE

・チャンネル桜【防人の道NEXT】北朝鮮情勢と拉致問題〜日本はどうすべきか?-荒木和博氏に聞く[桜H29/5/3]
・代表荒木が出演
・下記で視聴できます。
https://youtu.be/afV83tkgALk

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版) >
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊) >
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊) >
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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発行責任者 荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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※■を半角の@に置き換えて下さい。
<カンパのご協力をよろしくお願いします>
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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